蛙の人狼日記

元るる鯖中期人狼王が書く何か

【人狼】霊能概論・進行役としての立ち回り

2020,12,13夕方:2/3ぐらい更新した。2000文字ぐらい削減

2020,12,13夜 :更新しきったよ

どうもお久しぶりです、蛙です。
今日は霊能の立ち回りについて説明するんですが、その前にちょっと小話を挟みます。

 

小話

人狼は「進行役」が肝となってくるゲームなんです。

大人数陣営vs少人数陣営のゲーム、すなわち非対称陣営戦ゲームの鉄則として「大人数サイドは協力することで、少数の強力なスキルをもった敵陣営に勝つ」ってのがあるんですよね。
例えば、人狼は「噛み」という強力なスキルを持っています。強力なスキルを持った人狼をみんなで票を合わせて吊りにいくんです。

そのための「協力」をスムーズに行うため「進行役」っていうのが必要になるんですね。みんなの意見を聞き、指定や進行を村のために行うのが霊能です(共有者なんかもこの位置にきます。)

☆でもこの仕組み上、人狼ゲームは「進行者」に対して権力が集まりやすいため、進行者ゲーにもなりやすいんですよね

言い換えれば、極論霊能や共有の「PSゲー」になってくるわけです。
すなわち、どれだけ彼らに完璧な説明をしたとしても、「合わなければ」敵陣営に采配があがることもあるってことです。まあ、人間ですから合う合わないがありますし、勝利が100、完全に勝ち切るって言うのは難しいですよね。

オチはないよ 

 

~ここから霊能概論編~

≪目次≫

 

進行役になっちゃった!初日(2日目)編

霊能を引いて、はじめにすること

カミングアウトしましょう、当たり前です。

 

敢えて言うのであれば、スライドはやめましょうね。
「占いCO→霊能スライド」といった奇策まがいの行動をして、人狼陣営をかく乱させようとするのもナシではないけど、基本的にはやらないでいい

だいたい人狼陣営が「霊能に出る」ってことをあらかじめ決めておいた場合、あなた自身が不利な立場なってしまうからです。そのような奇策まがいの行動をして、2-2になってしまった場合「3-1が見えたから、霊能を確定させないためにスライドしたんだ!」なんて因縁をつけられたら元もこうもありません
「奇策まがいの行動」には必ずリスクがあります。

村陣営は個人のスキルが弱く、数でしか人狼陣営に勝つことはできません。すなわち「協調」はできなければ狼に負けてしまう陣営です。あなたは村陣営なんですから、わざわざ協調を乱すようなことしなくていいんです

まして2-2で初日吊りされたら、元もこうもない。

 

仮指定はするべき?回避?貫通?

仮指定するべきなのかとかは民意にあわせればいいよ

まあ、ジャッチメント環境なら仮指定は脳死で出しておいていいんじゃないでしょうか。欠け配役なら出さない。
仮指定先はどこでもいいです。だって仮指定ってゲームの序盤で出すわけですから、当然情報なんて落ちてません。その中で「吊るしたい位置」なんて決めようがない

強いて言うなら「こいつ寡黙になりそう」っていう位置を避けて指定すればいいんじゃないかなと思います。「仮指定」は村の議論を活性化するための手段でしかないですから、伸びなさそうな寡黙を仮指定に入れる必要はないです。
※「寡黙吊りをしない」という意味ではありません。指定は積極的に寡黙を吊りましょう

 

本指定は「回避」と「貫通」もどっちでもいいです
↓目安としてはこんな感じ↓

貫通:吊り先が非狩人目、吊り先が寡黙、吊り先が狼だと自信がある、グレーが広いから狩人を吊るしたとしても「霊界からの護衛」を指せた方が利があると判断したとき

会費:吊り先が狩人目、吊り先が多弁、吊り先が狼である自信がない

細かいところはお好みでやってね

 

あと
仮指定の段階から回避貫通を指示しておく必要はない
仮指定先を必ずしも吊るす必要もない

この点も書いておくね。ぼくがいつもしてるのは「AとB仮指定・飛び火あり・回避貫通は指定時に決める」っていう発言

 

初日の吊り先は?

寡黙・経費位置を吊るしましょう

例外的に、村置きができるんであればいかなくてもいいですが、そんなんまあ大抵無理なんでさっさと喋れない奴には死んでもらうのをオススメします

 

村は全体の発言量が多ければ多いほど、村は本来的に白い・白くなっていくため、村有利になっていきます

だから、寡黙や経費を吊るさない意味がないんです。皆が喋れる盤面を作りましょう
「狼を吊るす」進行を強引に取るよりは(=その結果、最悪の事態になる≒寡黙や経費が残る・狩人が露呈する…という事態になるよりは)「村が負けない」「村が負けにくい」進行をとればいいです

例えどれだけ犠牲を払おうとも「最終日までに、人狼を撲滅しきることができれば村陣営の勝利」です。

☆進行者は自分一人で責任を負う必要はありません。

別に責任逃れな進行をしていいんです
「寡黙なお前が悪い」「頭がおかしいお前が悪い」といった理屈で吊るしても最悪いいでしょう。あなたにとって「村が勝てる可能性がいちばん高い進行」を取りましょう。あなたの独りよがりな思想を無理やり押し通して「どうみても経費じゃないひと」とかを初日に吊るす必要なんて一切ない。

敢えて言うなら謙虚になりましょう。「あなたは自分の推理に自信があるのか?」と自問自答して判断ください。それで自信がないときは自分以外の人の考えをトレースしてもいいんです

思考トレースして噛まれた狩人が疑ってた位置を吊るしたら「そこ吊りセンスねえよ!!!周りみろ!!!」とか言われた感想戦()で言われた記憶があります。「おまえが疑ってた位置吊ったんだが?」って言ったら「俺はそいつ疑ってない!!!!!墓場で考えを変えた!!!!!」とかバカいいだしたバカが居ましたね。周り見えてないひとって自分のことですかね。理不尽に責められる霊能って辛いね。ぴえんぴえん

 

貫通とクロス

指定後に狩人候補が複数人出てきた場合にはクロスをしましょう!

貫通なんてゴミです。
狩人候補が破綻でもしない限りクロスをしましょう。なぜなら人狼ゲームは基本的に真占いが最終日まで生き残れば勝てるゲームだからですそれだけ占い師の価値が高いんです。少なくとも、真占い師が早い段階で噛まれ死ぬリスクがある進行を、わざわざ取るメリットを僕は感じません。

 

クロス先は
「あなたが真目だと思う占い師(一択)」×「あなた自身:霊能」
で固定しましょう。「占い師のどっちかを護衛しておいてね!」なんてやめましょう

「偽目の占い師には噛まれて死ぬことによって、自白の白証明をしてもらえば十分!」というマインドでいきましょう。どうせそんな占い師決め打ち盤面になっても勝てないんですから

☆クロス翌日(占いを決め打ち日)、その次の日まで真占い師が生存していることを目指しましょう。それがクロス進行です
貫通進行なんて占い結果が少なくなって霊能自身の胃痛度合いをあげるだけですよ

 

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改めて同じこといいます。

クロス護衛とは「占い決め打ち」を前提とする進行です
当たり前ですが縄余裕がないときは占い/狩人決め打ちをしますよ。

真占い師さえ生存していればほぼほぼ勝てるから、真占い師をメッタメタに守りにいく進行。それがクロス進行です。

つまりクロス進行は
「真占い師をできるだけ長く生かす」
「占い決め打ち後に真占い師が即抜きされないようにする」
という進行です

 

このことを踏まえ、目先の利益にとらわれて、偽目の狩人候補を吊るしにいくといった愚かなことはやめるべきです
人狼の数を減らすこと」と「最終的に村陣営が勝つこと」というのは別物です

 

「クロス進行なんてして、最終的な狩人の真贋はどうすればいいの?!」って思う方もいると思いますが、最悪そんなん最終日前に占いスキルでちょちょいのちょいすればいいんです
真占い師様が何とかしてくれると信じて口を慎みましょう

 

進行役になっちゃった!3日目以降

占い師決め打ち

縄余裕が0になるまでグレーを詰めたり、クロス進行したりを繰り返して「占い師目線のグレー」をできるだけ減らしてから占い師決め打ちを行います。これが基本的な進行の考え方です

「占い決め打ち」を行う理由は、それがいちばん効率がいいからです。占い真を見極めるのが一番狼を見つける上で手っ取り早いんですよ。
→だって、全部1から自分の考察を踏んで推理して、人狼を探し出すよりも、確定情報である占い師の「占い結果」を参考にしながら、人狼を探し出すほうが「精度」も「効率」も圧倒的に良いじゃないですか。

つまりグレー軸よりも占い軸で考える方が、確定情報が増える故に、思考の手数が減って簡単ですよねってことです

 

狩人決め打ち(占い決め打ち前)

やめろ

 

効率悪い。村陣営の勝率下げてるだけ

前提として、占い師は狩人候補を占いすることによって、どっちが真でどっちが偽なのかわかりますよね。考えられる進行ルートは2つです。
・「狩人決め打ち→占い決め打ち」のパターン
「占い決め打ち(→狩人真贋は最終的に『占い』によって判断)」のパターン
この2つです

まあどっちが村勝率高いかってそりゃ後者の「先に占い決め打ちをするパターン」ですよね。だって「1/2を2回」するか「1/2を1回」するかっていう話ですもん。これに関しては確実に「先に占い決め打ち」のほうが効率がいいですよね

 

霊能結果騙り

やめろ

 

メリットがないです。

冷静に考えてみてください。
狼陣営はほんとうの霊能結果を知っているんですよ?周りの見えない村人たちよりも情報をより多く持っているんですよ?狼陣営に「村アピール」の機会を与えてるだけ。
人狼は情報を村人よりも多く持っているんですから、結果騙りをされたときに、村人たちよりもそれらしい反応をすることができて当然なわけですよ。できない狼は無能なだけです。つまり結果騙りなんてスリードの温床にしかなりません

 

進行役になっちゃった!立ち回り編

人狼の探し方のヒント

困ったら、村人たちの意見を参考に推理を重ねていきましょう

霊能者は村人よりもグレーの数が1多くなります。
当然、村陣営の中では屈指の難易度を誇る役職になります。どういうことかって言うと、村人は自分自身がグレー確白であるけど、霊能目線はそれがないですよね

そのため村人よりも推理に間違いが起こりやすくなります。ですから村人たちの意見をしっかりと読み込み、自分がそれに納得できるのかどうかを考え、それを参考にして推理を行うのは、スリードを伏せぐために大事なことです

 

基本的には黙る

欠け配役とかなら霊能であっても、ある程度喋って真アピールをしておくべきですが、欠けなし確定であるのであれば基本的に黙ってていいです

これは人狼陣営に霊能の思考を把握されないようにするためです。霊能の思考に合わせて、擦り寄りや発言調整をされたら嫌ですよね。
あと、霊能が長文ダラダラ打って思考開示をしている暇があるなら、ログを読み込んで考察の精度を高めておけよっていうのもあります

 

「黙る」とは言っても、村人たちを不安にさせたり、統率が取れなくなってしまいそうになるぐらい黙っていてはいけません。最低限のことは言っておきましょう。例えば「時間延長してください」「指定は(いついつ)行います」などと言った指示は出しておきましょう。

村陣営は協調できなければ負けます。村の統率を取ることによって少しでも狼陣営に不利な盤面を作るのも霊能の役割ですから

 

番外編2-2:霊能者がふたり?!

真目を取りましょう。偽物よりも先に死ぬな

霊能COが複数人いるとき、真であるあなた自身が霊能ローラーによって先に吊られてしまったら、対抗の人外が「嘘の霊能内訳」を霊結果として落としてきます。馬鹿じゃなければね

これによって、どういうデメリットが発生するかというと「推理の間違い」が発生しやすくなります。「相手を騙す行為」の定石として「前提」の部分を間違えさせ、そこから話を発展させて騙すといったものがあります
例えば今回のパターンでいうなら、嘘の霊能内訳を村に信用させ、2Wのライン考察を間違えさせる、といったことが考えられますね

 

改めて言うと、真霊能者なら「偽物を先に吊るすぞ!」という意気込みがだいじです。

「俺なんでどうせボロ雑巾なんだ…」「先に吊られてもいいよ…」なんていう態度は褒められたものではありませんね。村から見てもそんな人に真は見たくありません。
→あなたには「正しい霊能結果」を伝え、村に正しい推理をしてもらうという役目があります
どうせローラーされるような身であったとしても、どんどん村に対して真アピールしていきましょう

 

まとめ

霊能者はたのしいよ

ある意味では、村人は説得する立場から、説得される立場になるのが霊能です最終的な結論を自分自身で下すことのできる立場になれるのが霊能者です

そういう意味でこのゲームにおける「真の推理者」は霊能者になるのではないでしょうか?