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マネジメント理論を世のため人のために役立てるために・・・経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

転換期の世界 パンデミックの後の世界・・・変化の行方を見定める PHP新書から面白いコロナ本が出されました

2021年10月21日 | 本と雑誌

新型コロナウィルスで、すべてが変わった世界・・・。

これから一体どんな方向に進んでいくのか?

PHP新書から面白い一冊が出されました。

転換期の世界 パンデミックの後の世界

Voice編集部編  PHP新書  980円+税

 

同書は、15人の有識者が、小論文形式や対話形式などで、withコロナ、アフターの時代を展望していきます。

二部構成になっており、「第1部 転換期のビジョン」「第2部 日本の針路を考える」から構成されています。

 

「サステナビリティと成長を両立せよ」 柳井正(ユニクロ社長)

利己主義から利他主義への転換、バックミラー経営からの脱却。

 

「日本は世界一の倫理国家だ」 マルクス・ガブリエル(ボン大学教授)

企業は哲学者を採用せよ!

 

「情報処理に偏重する人類の愚」 養老孟司(東大名誉教授)

 

「現代版 直接民主主義を構築せよ」 宇野重規(東大教授)

 

「科学理解と寛容の精神を取り戻せ」 村上陽一郎

 

「変質する資本主義、変貌する会社」 岩井克人(東大名誉教授)

 

「文明の二重転換と日本の役割」 中西寛(京大教授)

日本の役割・・・経済転換から知的貢献へ

面白かったのが、谷口功一さん(都立大教授)の「夜の街の憲法論」。

街のスナックと憲法22条の営業の自由をオーバーラップさせながら、真面目に面白く解説していきます。

英国もパブが営業自粛となり、街場の庶民の行動変容したことを指摘しています。

 

また、数学者の村山斉さんの「役に立たない学問が国を救う」も、説得力のあるエッセイでした。

 

読書の秋、なかなか楽しめるお薦めの一冊です。


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