能率技師のメモ帳 中小企業診断士&社会保険労務士のワクワク広島ライフ

マネジメント理論を世のため人のために役立てるために・・・経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

不正につける薬 会社とあなたを救う5つの掟 日経ビジネス誌の特集 強欲・資本主義・・・「今だけ」「金だけ」「自分だけ」

2022年06月18日 | 本と雑誌

東芝、三菱UFJ、第一生命、経産省、三菱電機・・・。

エリートが集まる大組織で不祥事。

もうここまで来たら驚くこともなくなりました。

この国の国際競争力の低下、疫病に戦争、円安やインフレ・・・自信をなくした国、会社には「悪」がはびこります。

「不正のトライアングル」という不正が発生するメカニズム論が有名です。

「機会」「動機」「正当化」という条件が揃った時に不正が発生しやすいという理論です。

これを分断して、相互に牽制する仕組みが求められます。

 

日経ビジネス誌2022/6/20号の特集は「不正につける薬 会社とあなたを救う5つの掟」。

同誌、久々のコンプラ特集です。

Contents

Part1 悪の道に染まったエリートたち 止まらぬ不正の連鎖 個の暴走、組織に打撃

Part2 成果重視、企業に重圧 停滞ニッポン不正招く

Part3 悪に走る「機会」を減らせ 不正撲滅への5つの掟

不正撲滅への5つの掟

掟1 社員同士の対話促進 担当の垣根を超え意見交換 「モノ言えぬ風土」を変える

掟2 顧客の声を聞く 耳に痛い本音集めてこそ 苦情音声、役員会で共有

掟3 不正の早期発見 内部通報制度の充実 現場で不断の情報収集

掟4 組織の見える化 組織編制で縦割り打破 ワンチームに再起期す

掟5 外部の目(デジタル活用) AIが財務データ分析 不正の芽、いち早く発見

 

当たり前の話ですが、その当たり前がなかなか浸透しないんですね。

 

日本の企業は、この20年間さんざん内部統制やコンプライアンスへの取り組みをしてきたはずですが、あまり機能しているとは言えません。

現場では、書類作成や手続きだけが増えて能率を下げています・・・アングロサクソンの陰謀なんでしょうか?笑

グローバルスタンダード、アメリカンスタンダードを真似して取り込んでも上滑りしている状態なんだと思います。

強欲・資本主義・・・「今だけ」「金だけ」「自分だけ」・・・いつからこの国の道徳、規範が薄らいできたんでしょうか?

経営トップが先頭に立ち、組織を立て直していくしか再生の道はないと思います。

がんばろう!ニッポンのカイシャ


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