「わからなさ」を楽しむ数学教師の挑戦。

主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)を教師も実践!公立定時制高校の教務主任です。

【教師の読書】『パン屋ではおにぎりを売れ』ってどういうこと?

 

 考えることを学んだ。

 

https://www.amazon.co.jp/パン屋ではおにぎりを売れ-想像以上の答えが見つかる思考法-柿内尚文/dp/4761274999

 

柿内尚文さんの『パン屋ではおにぎりを売れ』から
大事だと思ったことは次の3つ。


①「思う」と「考える」は違う。

②「手段」を「目的」にしない。

③「比較」することで見えてくるものがある。

それぞれを見ていく。


①について。

 「思う」は頭に浮かんでくる、感じること。

「考える」は目的のために意識的に思考すること。

 

「思う」から「考える」にレベルアップをすることが必要。

 

そのために、ノートにメモを書いたり、

身の回りのことからヒントをもらったり、

考える癖をつけていきたい。

 

日常の積み重ねが大事になるだろう。



②について。

よく、「なんのために」を見失ってしまう。

 

目的(「なんのために」)をまず考えないと、

どんな手段も生きてこない。

 

この本でも、元麹町中学校校長の工藤先生の例が出ていた。

 

手段であったはずの、「宿題」を無くしてみるなど、

目的が明確であれば、

手段はいくらでも変えることができる。



③について。

「比較」することと、

「あ、そうか」と気づけることがある。

 

数学の授業でも

2つの考え方を示してみて

生徒に気づかせる。

 

普段の相談でも、

「●●と○○という2つの選択肢があるよ。

 どっちにする?」

と比較できる環境をつくっていきたい。

 

 

ちなみに、

パン屋でおにぎりを売ったら本当に売れるのかな・・?