英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

飛び込み営業

子供たちを学校へ送り出し、朝のルーティーンを済ませて、昼食も終わってお迎えの時間までどうやってダラダラしてやろうかと考えていた昼下がり。
誰かがドアをノックしてきました。

BRPカードは届いてるけど、オットが別件で配送待ちだって聞いてたのでそれかと思って玄関を開けてみたら、蛍光オレンジのつなぎの作業服を着たおじさんがすっごいいい笑顔で立ってました。
配送かと思いきや、手に持っているのはごっつい作業用のイヤーマフ

そんな方の来訪はまったくもって予定していなかったので、何事かと色々考えている私の内面が表情にも出ていたらしく、おじさんは慌てながらも

「近所で作業してる植木屋なんですけどね。ご近所さんにも営業で回ってて、お宅の裏庭に大きなチェリーがあるって聞いたから、もしよかったらささっと見積もりだけでもさせてもらおうと思って寄らせてもらいました!」

ああ、なるほどね。
確かに、下の子を学校に連れて行くときに二本隣の通りにある家の前に植木屋さんのトラックがあったもんね。
昼休憩の時間でついでに営業もしてるのね。
今まで何度か植木屋だのガーデナーだのが営業で来たことがありますが、どの人も名刺を置いて行くだけで、飛び込み営業でさらにその場で見積もりを出してくれるって人はこれが初めてだったもんで、うちのあの大木を剪定してもらったらいくらになるのかって興味もあって庭に回ってもらいました。

庭に入るなり「あー、はいはいはい。これだったら、剪定作業と伐採した枝の撤去、全部ひっくるめて£350だね。はい、これ僕の名刺ね。いつでも電話してね!」と捲し立てて、それ以上あれもやった方がいいとかの売り込みもせずに立ち去りました。

必要以上に売りつけようとしないその姿勢にちょっと好感…
あれ?私、騙されてる?
でも、ネットでなんとなーくの値段を以前確認した際には、小さめの木で£250〜£300って感じだったから、うちのアレだったらそれくらいが相場、っていうかちょっと安いくらいかも。

本気でやるならこの人にお願いしようと名刺を保管しつつ、チェリーがあるってわかるのはうちの近所の数軒、そしてあえて「切った方がいい木」だって紹介してきたのは裏のあの家(いわくつき、今度書く!)だろうな、などと邪推もしてしまう自分。

↓今度これもってご挨拶に行こうかしら(しない)↓

通学路の桜っぽいお花。