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子どもの目の健康を 守ろう

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うちの孫娘2人とも高校生ですが暇さえあればスマートフォンを見ています。また、新型コロナウイルス禍で休校や外出自粛もあって更に家の中でスマートフォンやテレビを見る機会が多くなっているのではと思っています。目などへの影響はないのかなあと思っています。

そんな中で子どもの目の健康について、気になる新聞記事が掲載されていましたのでご紹介します。

デジタル化、外出自粛で視力低下

スマートフォンの普及や、教育現場での情報通信技術(ICT)活用が進む中、近視や内斜視(視線が内側に寄る状態)の増加など、子どもの目の健康への懸念が年々高まっているそうです。

国が進めるデジタル化の推進も子どもの目に影響を与えているんですね。

新型コロナウイルス禍の外出自粛の影響もみられ、専門家は「子どもの目を巡る環境が転換期を迎えている。屋内で近くばかりを見続ける生活は、目の不調を招く」と警鐘を鳴らしています。

そう言われると私自身も家にいる時は、スマートフォンやPC・タブレット、それにテレビは当り前の様に長時間見続けていますね。

子どもの目の現状

文部科学省の2020年度学校保健統計調査によると、裸眼視力が1.0未満の小学生は37.52%、中学生は58.29%で過去最多になったため、文部科学省は2021年、全国の小中学生約9千人を対象に視力低下の詳細(近視や遠視など)の実態調査を行うことになりました。

国立成育医療研究センター眼科診療部長の仁科幸子さんは「コロナ以降の複数の論文によると、デジタル化や外出自粛などの生活の変化が、近視が進行しやすい6~8歳の目に特に影響している」と指摘しています。

 

仁科幸子さん

仁科幸子さん

 

氏名 にしな さちこ
仁科 幸子
Sachiko Nishina
所属・役職 小児外科系専門診療部 眼科 診療部長
卒業大学(卒業年) 慶應義塾大学医学部(1989) 
専門分野 小児眼科学、弱視斜視学

 

先生は診察でも、スマホで長時間遊ぶ子の急性内斜視や、遠くの物にピントが合わない近視が増えたと感じていると言う。

視力は6歳ごろまでに脳の視覚中枢が発達して育まれる。近視は眼軸(目の奥行)が長くなることで生じ、主に7~17歳ごろに進行。両親から受け継いだ体質も関係するが、日頃の目の使い方が進行予防の鍵となる。

目の健康への注意喚起

仁科さんが注意喚起するのは、デジタル機器との付き合い方だ。「可能な限り大きいスクリーンの端末を選び、目との距離は30センチ以上を保ってほしい。30分に1度は目を離して休憩をする。

また、目が未発達な未就学児に関しては、スマホなどを使わない方が好ましいと話す。

子どもの目を守るポイント

近くの物を見る時間が長いほど眼軸は伸び、近視は進む。

有効な予防策は、外遊びなど屋外での活動。1日2時間程度が目安という。遠くを見る時間が増え、日陰でも室内よりは格段に明るい日光を浴びることで、進行が抑えられるそうだ。

コロナ禍に伴う受診控えも深刻。全国保険医団体連合会による2020年度の学校健診後治療調査では、眼科健診で「要受診」とされたが医療機関を未受診の児童・生徒は55.4%に上り、2018年度より7.8%増えたそうだ。

「眼科専門医が直接診ないと、目の病気は分からない」と語る仁科さん。健診結果はもちろん、子どもがスマホやテレビに極端に顔を近づけたり首を曲げたりして見る行動や、光を過剰にまぶしがる反応も異常のサインという。気になることがあれば、必ず眼科を受診するよう呼び掛ける。

さらに正確な度数のレンズ、顔の形に合うフレームの眼鏡の使用も、子どもの目を守る重要なポイントだ。「発達途上の目にとって眼鏡は治療用の医療器具です」。眼科で精密検査を受けて処方箋をもらい、適切な眼鏡を作るよう強く勧める。と仁科先生は言われている。

最後に

国が進めるデジタル化の推進には、併せて子どもの目の健康教育も実施してほしいですね。

スマホやPC・タブレット、テレビなどデジタル機器を見るときは30センチ以上離してみる。これは、私達が子どもの頃、本を見るときは「目は離して見なさい!」とよく父母から言われたなあと思いました。アナログ時代もデジタル時代も物を見る時近づけて長時間見るのは目にとってよくないんだと思いました。

それと私も眼鏡(近視+乱視)を使用していますが、眼鏡が合わなくなると、行きつけの眼鏡屋さんに行ってよく見えさえすればそれを購入していましたが、次回は眼科に行って精密検査を受けてみようかと思っています。

この記事を見て孫娘たちや子ども達にも情報として伝えようと思っています。孫娘たちが結婚し、子どもを授かったときに子育ての一助になればと思っています。