コロナの影響で飛行機が欠航!ビザの延長はどうする??!!
みなさん体調にお変わりなく過ごしていますでしょうか?
今日はコロナに関する青年部の経験をまとめておきたいと思います。
差別を受けた人も
コロナが世界的に蔓延してから、「中国人は入店お断り」などの差別的な張り紙をするお店や人々の対応が連日報道されていましたが、フライブルクも決して例外ではありませんでした。
アジア顔というだけで「あの人に近づいちゃダメよ」と子どもに言う親の声が聴こえてきたり、「汚いんだからこっちへ来るな」など強烈なことを言われた人もいます。
もはやアジアよりヨーロッパの方が感染が強まっていた4月頃でも同様の差別的発言をされた人がいましたが、「あなた達の方が汚い!」と言ってやりたかったと言っていました。
でもこういう時に大事なのは、そう言う人を相手にしないことです!
応戦しても疲れてしまうだけです。
過去に経験のないことなのでみんな余裕がなくなっているのだと、こちらが冷静にならなければいけません。
日本へ送った荷物が届かない
次に交換留学生Aさんの体験からご紹介します。
Aさんはコロナに関係なく1年の留学を終えて3月末に帰国する予定でした。
コロナの影響で飛行機が欠航になる可能性があったため、帰国日は早めることにしたそうですが、荷物のことを考えるのが少し遅かったようです。。。
帰国に向けて、スーツケースでは持ち込めきれない荷物を段ボールで日本へ送ったところ、自分が日本へ着いても荷物が着かない。
それどころか、追跡機能で荷物がドイツの住所へ返送されていることが分かり仰天したそうです。
それもそのはず、3月末は日本が手紙等書類以外の国際郵便を締め出し始めたばかりの頃でした。
現在も日本宛の国際郵便は受け付けていません。
日本からドイツ宛の荷物は受け付けていますが遅延の可能性があります。
飛行機が欠航!!ビザの延長は?!
最後は私の経験です。
3月に一時帰国中だった私のドイツへの復路便はコロナの影響で欠航になりました。
これは仕方のないことなので静かに受け止める他ありませんでしたが、帰るのはいつになるだろうかという不安は今も続いています。
幸いなのは、大学が全てオンラインで進むことと、働かなくてもバイト代が100%支給してもらえることです。
今はつくづく、これだけ心強い、信頼できる国に留学していて良かったと思っています。
さてドイツへ帰れないことで生じる唯一の問題は、ビザの期限が切れてしまうことです。
私のビザの有効期限は2020年6月末でした。
飛行機が欠航したのは3月末だったので、4月の上旬はとりあえず様子を見ることにしました。
ところが緊急事態宣言が発令され、どうにも改善されそうもない。
そこで、真っ先に調べたのは在日ドイツ大使館のホームページでした。
私と同様の立場の人が多くいたのでしょう。
よくある質問欄には、ビザに関しての問い合わせは大使館ではなく管轄の外国人局へ!!と繰り返し書かれていました。
つまり、大使館でビザに関して直接できることはないということです。
そこで(ちゃんと機能しているのかもわかりませんでしたが)地元の外国人局へメールを入れました。
私を担当してくれている外国人局はとても田舎の小さな役所なので普段から2人しかいない部署です。
なのでいくら田舎とはいえ外国にルーツのある人が25%を占めるドイツですから、メールは殺到しているに違いないと思っていました。
案の定、一週間経っても返事は着ません。
とはいえこれは想定の範囲内です。ドイツだと一週間返信がないのは至って普通です。
二週間経っても着ません。
が、これも許容範囲。ドイツだと普通です。
ついに5月になっても返事がないのでメールを再送するもやはり10日間返事なしでした。
これでは埒が明かないということで友人に電話で問い合わせてもらい、やっと返事がありました。
その内容はというと、
「外国人局は担当を1人にされててんやわんやで返事どころではなかった」
とのことでした。
私のビザに関してはこのメールをもって延長手続きに入ったものとして、その証明を日本の大使館に送るのでそれを受け取ってほしいとのことでした。
この証明というのはFiktionsbescheinigungのことで、緑とピンクの紙(だったりシールだったり)です。
これはコロナに限ったことではなく、私は割としょっちゅうもらっています。
というのは、(私の管轄に限ったことかもしれませんが)難民を受け入れてから、犯罪歴の有無を調べるようになったためビザの申請が難航することが多くなったからだそうです。
私は毎年ビザの更新をしているのですが(複数年分のビザをとろうとしたが、ここではやってないと断られたため)、更新可能な有効期限の2ヵ月前に必ず行くようにしていても、半年さきまでビザが届かないことがありました。
そういう時、つまり、申請者には落ち度がないが、ビザの申請が間に合わないときに、仕事を失ったりしないようにこのFiktionsbescheinigungをもらわないといけません!
それが、今回はコロナのせいで外国で身動きが取れない私にも適用されたということです。
というわけで、同様の状況下にいらっしゃる方は、大使館ではなく、管轄の外国人局に早急にコンタクトを図ることをお勧めします!!!