2025年3月20日木曜日

出版を研究者の手に取り戻す

会社の事業として、Web教科書を販売している。

出版は、アカデミアにおける大きな問題の1つ。


論文や著書を書くという、アカデミアの一番大事な仕事である。


その一番大事な仕事が、出版社の食い物にされている。


論文を出版するのに、数万円どころか数十万円、ひどいと100万円以上のお金がかかる。その審査を研究者はタダで行う。そして、その論文を読むのに読者がお金を払うことがある。


出版社の仕事は論文の最終校正くらいだけれど、その質も酷い。大事なFigureがなくなっていたりすることもある。


こうした酷いビジネスで、研究費がよくわからないところに流れてしまっている。このため、自分で出版することを始めている。自分だけでなく、他の人の出版も行い、印税を高くしている(通常は5〜10%なのだけれど、30〜40%にしている)。


ささやかな抵抗ではあるけれど、こうしたことは誰にでもできる時代になってきた。仕事をしたら、みんながちゃんと報酬を得る。当たり前の世界にしていきたいと考えている。





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出版を著者に取り戻す。

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