占いでお馴染みの星占い。
私たちがよく見かけるのは、
西洋占星術における12星座の運勢を読み解くものです。
占星術においてその判断のよりどころとなるのが、
「星の時計」とも言える天体図「ホロスコープ」。
中心に地球があり、その周囲に12個の星座が文字盤のように並んでいます。
星座の上を、
太陽、月、水星といった10個の天体が時計の針のように回り、
その動きの一瞬を切り取ったものがホロスコープです。
天体は常に動き続けているため、
たとえ同じ誕生日だとしても、
生まれた場所や時間が違えば、
同じホロスコープができる事は無いのだとか。
ですから、
生まれた瞬間のホロスコープから、
その人の運命がわかるとされています。
星占いで使われる「12星座」の分類は、
生まれたときの太陽の位置から割り出された「太陽星座」に基づいたもの。
誕生日から簡単に知ることができるので、ポピュラーになったとも言われています。
太陽星座は、
星読みの世界では「自分らしさ」を表すそうです。
太陽星座を読み解くことで、
自分自身の最も本質的なものを理解できるのだとか。
さらに踏み込むと、
12星座を4つのグループに分類した星座の「エレメント」もあります。
この世界を構成する「火、地、風、水」と言う4元素を、
ホロスコープ上の12星座に当てはめて分類したものです。
「火」のグループは牡羊座、獅子座、射手座。
情熱的で大胆。
炎のようなエネルギッシュで前向きな姿勢を貫きますが、
1つのことに夢中になりすぎる傾向も。
「地」は牡牛座、乙女座、山羊座。
地に足のついた生活を好み、堅実でしっかり者のタイプ。
一方、独自のこだわりがあり、
決めたら動かない頑固な一面もあります。
「風」はふたご座、天秤座、水瓶座。
知識が豊富で視野が広く、話し好き。
人とのコミュニケーションが上手ですが、
論理的なためクールに見られることも。
「水」は蟹座、さそり座、魚座。
共感性が高く、豊かな感受性の持ち主。
相手の気持ちを察することが上手なものの、
人に引きずられてしまうこともありそうです。
このように、
エレメントはそれぞれの星座が大切にしている価値観や特徴を表します。
例えば
「価値観が似ていて居心地が良い」と感じる人とは同じエレメント同士だったり、
「いつも支えてもらっている」と感じる人とは実は「地」と「水」の関係だったり。
人と人との相性や関係性を占うことができるので、
身近な人やグループのエレメントを調べてみるのも面白いかもしれません。
未来を当てるだけでなく、
自らの真相を探ることも占いが果たす重要な役目だとしたら。
占星術は私たちの可能性を引き出したり、
周囲との関係をより向上させるために、
大きなヒントを与えてくれそうです。
少し立ち止まって、
自分のことを見つめ直したい時、
参考にしてみるのも一興でしょう。