皆さん、こんにちは
お元気ですか?
私はラスベガスに住んでいます。
今週はアマゾンで働く人々がラスベガスで様々な会議をしています。
AWS(Amazon Web Service)という会議で、毎年ラスベガスで行われます。
約6万人の人が集まっています。
最近、買い物の仕方が本当に変わってきましたよね。
ほとんどオンラインで買い物です。
この12月はクリスマスショッピングで忙しい時期です。
私の家がアマゾンで買った品物が、袋に入ったまま積み上げられています。
もちろん、妻の買い物です。
私はオンラインで買うものはごく稀です。
ショッピングに行くのは、日曜大工のお店と車のパーツ屋さんとウォールマートくらいです。
アメリカ人はよく買い物します。
私はアメリカ人の妻と結婚して約10年になりますが、女性だからかアメリカの文化か金銭感覚は全く違います。
極端に違うからか、あまり関与せずに勝手にやらせています。
違いを尊重し、平和で調和を見つけ出していくことで子供たちも一人一人の尊厳を感じられるのだと思います。
私が私の永遠のパートナーとしての妻にアメリカ人を選んだのは、アメリカの日本人社会に疲れていたことも一つの理由だったのかもしれません。
かといって、アメリカ社会に溶け込める私ではないのですが…
しかし、これらの経験を通して、違いを尊重する個性、規範、道徳、倫理などなどいろいろと考えさせらるようになりました。
~アメリカの結婚の尊厳法案は、結婚の危機~
この法案は、基本的に結婚の尊厳を認めることを通してLGBTQ(性的マイノリティー)の結婚を擁護する法案です。
これは最高裁が認めた中絶法にも関連しているようです。
アメリカの宗教的な価値観から、中絶を認めてきませんでした。
つまり、神から与えられて命を人間的な理由で赤子の命を絶つことは罪であるという理由からです。
前トランプ政権により、終身の業務である最高裁判事の保守が多数になりました。
確か9人の判事のうち、6対3で保守派が強になり、完全に保守的な最高裁の基準になりました。
そこで、先回の中間選挙でも中絶法案が論争の種に少しなりました。
しかし、アメリカのリベラル化はずっと続いていて、この論点に関しては保守派であれ、リベラル派であれ、それぞれの意見に投票する人々に分かれたそうです。
実際、この法案は個人の事情があるので簡単に判断されるものではありません。
個人の事情が優先されたわけです。
そして、この結婚の尊厳法案が次のターゲットです。
共和党が多くなる下院が始まる来年に入る前に、この法案は下院を通過し、大統領が署名をするのではと思います。
すでに上院では通過しました。
これが通過するば、最高裁判事の保守的な善悪の基準も緩和されていくことになっていきます。
憲法は、国民を守るための法律ですからね。
基本的に。
現在、共和党の人々もこのように言っています。
共和党の重鎮であるユタ州のロムニー氏もこの法案に賛成しています。
また、バイデン大統領もこのように言っています。
「多くのアメリカ人のために、同性愛結婚を擁護するための権利が守られた。」
アメリカも、本当にすべてがポピュリズムになっていっています。
これで結婚は本当に擁護されるのでしょうか?
アメリカの有名なエヴァンジェリスト一人のフランクリン・グラハムはこのように言っています。
「これは同性愛結婚の問題でなく、私たちの問題になり、国の問題になっていく。詐欺である。」
彼は、このように言っています。
彼は、アメリカの最も有名な牧師の一人であるビリー・グラハムの息子です。
ここで述べられる問題とは、価値観や人生観の問題です。
私も非常に同意します。
このような価値観がどんどん広まっていけば、結婚する人はさらに減り、子供を育てたいと思う人も減っていくでしょう。
性的マイノリティーの個人的な人格を否定する意見でなく、結婚とは好きなもの同士が結婚し、子供を育てながら、親も成長していくものであり、終わりのない永遠の繁栄につながるものです。
このような価値観が否定されていけば、国難が来ることは間違いありません。
それは様々な方面からくるでしょう。
少子化もその一つかもしれません。
~日本の国難の少子化、韓国はさらに世界一の出生率~
「2100年には、人口はおよそ6000万人となり、4割近くが高齢者となる」
「労働時間は増える一方で、収入は減る。政府は残された財源を老人の健康や医療ニーズに振り向け、小中学校や大学は閉鎖されるだろう」
ある記事にこのように書かれていました。
本当に深刻な問題です。
結婚したいと思える環境や子供を育てたいという環境がないのですよね。
私もずっと独身でいようかと思っていましたからよく分かります。
結婚することは、人生が変わる大きな転換期であり、コミットメント(決意)です。
私のアメリカでの環境も簡単ではありませんでした。
結婚する前も、結婚後も周りからの要求や期待などで本当に過ごしづらい環境でした。
私が結婚をしないつまりだったのも、置かれてる環境が大変だったのが大きな理由の一つでした。
若い方々もそれぞれの個人的に置かれた環境がありますから、他人が判断できるものではありません。
身近にいる人であればあるほど、その人の事情を誤解していたりします。
ですから私も日本人社会に嫌気がさしたところがあります。
しかし、私は日本が大好きですけど…
アメリカで何度も日本の少子化について聞かれたことがあります。
聖書には、「産めよ。増えよ。地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。 」とあります。
ですので、子供が増えていかない現実は、神の祝福がない証拠と考えるからです。
どう考えられますか?
アメリカも増えていっているのは黒人とヒスパニックです。
中でも肉体労働でも惜しまず働くヒスパニックはどんどん増えていっています。
これは現在の民主主義の限界と資本主義の罠であり、もう一度社会を見直す機会ですよね。
私は社会主義者でも共産主義者でもありません。
イーロン・マスク(テスラCEO)にしても、ジェフ・ベゾス(元アマゾンCEO)にしても、ビル・ゲイツ(元マイクロソフトCEO)にしてもシングルであったり、離婚したりしています。
なかなか家庭と仕事の両立をしていく環境って難しいのでしょうね。
資本主義の限界と罠です。
競争しなければいけませんからね。
家族が犠牲になります。
これは日本も韓国も同じなのでしょうね。
日本の少子化がとても心配です。
家庭と仕事に共通していることって何でしょうか?
成功、幸福、お金などなどでしょうね。
現在、本当に価値観をもう一度見直す時が来ています。
経済安全保障ですから、経済がなければ国力が失われますが、少子化も国力が失われる大きな要因です。
老子の言葉に 「禍は福の倚る所。福は禍の伏する所。」 とあります。
危機はチャンスです。
価値観を見直すことって重要です。
アメリカ人と日本人の夫婦ですが、はっきり言えることは日本人は日本人であること。
アメリカに倣っても、無理だし限界があること。
この結婚の尊厳法案みたいなものが日本で話題なるようになれば本当に危機です。
文化を大切にしていきたいものです。
個性と平等について、それぞれが正しい判断ができる文化って明治にはあったような気がします。
昭和からみんな一緒が正しいという空気になってしまいました。