皆さん、こんにちは

 

お元気ですか?

 

私はラスベガスに住んでいます。

 

アメリカには、たくさんのイスラエル人が住んでいます。

 

ラスベガスも、その一つの都市です。

 

ストリップ通りに並ぶベネチアンやパラッツォは、イスラエル人が所有しているホテルです。

 

数年前にオーナーが亡くなり、新しいオーナーになったのですが、イスラエル人コミュニティーで経済力をつけていく思想のある人々ですから、恐らく新しいオーナーもイスラエル人だと思います。

 

今度調べてみます。

 

ラスベガスは、イスラエル人の力が強く、大きなシナゴーグ(ユダヤ教会)も幾つもあるので最近起きている反イスラエル抗議デモはまだ見たことがありません。

 

以前に住んでいたロサンゼルスは、イスラム系の人々もたくさんいたのでたくさんの抗議デモが起きているのでしょう。

 

アメリカは、人種のるつぼです。

 

様々な人種と共に、様々な宗教と思想が入り混じっています。

 

ですから、私はアメリカに来て宗教や哲学に興味を持ったのでしょう。

 

いろいろ勉強してみたし、様々な宗教の矛盾点や共通点にも疑問を投げかけてみました。

 

結論としては、彼らがそれぞれの宗教を押し付けるのならば紛争は絶えないということです。

 

まず、根本的な神と関係が違うので、全く違った生活観です。

 

イスラム教は、神と人間の関係は主人と僕です。

 

キリスト教は、神と人間の関係は父と子です。

 

日本的宗教観は、神との関係は親神様です。

 

非常にシンプルの観点なのですが、これが本当に採取的な狭間を作ります。

 

ですから、紛争は絶えないし、若者たちは宗教から離れていくのでしょうね。

 

私たちは、自由や独立を求め、型にはまった宗教や思想から逃走してきた歴史が人類歴史であるとエーリッヒ・フロムが著書で残しています。

 

その著書が「自由からの闘争」です。

 

 

この考えが、様々な独創的な世界を作り上げてきました。

 

それが現在のアメリカを作り上げてきました。

 

しかし、その結果がトンデモナイことになりつつあります。

 

 

「ベービー・ブーム世代の教授たちが、反イスラエル抗議デモに参加、逮捕や暴動も省みず」と書かれています。

 

これがかなり腑に落ちました。

 

アメリカのベービーブーマーとは、1946年から1964年に生まれた人々です。

 

 

約19年間で7千6百万人も生まれています。

 

もの凄い数です。

 

現在の78歳から60歳までの人々です。

 

去年の日本の出生数は、約76万人です。

 

私はこの世代のアメリカの人々にちょっと驚かされたことがあります。

 

なんせ、私の義理の父母がこの世代ですから…

 

本当に自らの自由(やりたいこと)を諦めないんですよね…

 

これがいい面もあれば、迷惑な面もあります。

 

なかなか複雑で説明できませんが、ちょっと理解できない時があります。

 

このベビーブーマー教授たちが、さらにネット時代に育ったGEN Z世代の左翼化をさらに煽っています。

 

ここではアメリカの南部にある保守的な印象のあるテキサスの大学のことが取り上げられています。

 

約700人もの教授たちを含める人々がこの反イスラエル抗議デモに参加しています。

 

 

テキサス大学は、テキサス州にいくつもあるのですが、この大学はオースティンにある大学です。

 

全米でも最も大きな大学の一つです。

 

私は、この大学を何度も訪れたことがありました。

 

もう、15年位前になります。

 

印象としては、もの凄いリベラルな左翼的な印象を受けました。

 

そして、この記事を読んで納得しました。

 

このオースティンは、現在、テスラがカリフォルニアから移動してきたりして、人気のある都市です。

 

しかし、このようなことが起きているし、今までこの「自由からの逃走」の思想が世代を通して受け継がれてきたのだろうなぁと想像がつきます。

 

この「自由からの逃走」の著者は、ドイツからユダヤ人のホロコーストを逃れたイスラエル人のエーリッヒ・フロムです。

 

全ての全体主義や伝統を、ぶち壊して、自由を求めよう、そして、そこから作り上げられるすべての社会的な束縛をぶち壊していくのが自由であるような考えです。

 

自由が自由を束縛する環境を作り、また自由を求め続けていく逃走しているようなものであるという考えです。

 

私はこの考えに反対です。

 

なぜなら、普遍的な価値観は誰も変えられないし、それに反対する自由はないと思うからです。

 

つまり、彼らの言う伝統とは父親と母親がいて、そこに家庭が作られるということも束縛の一つであると、この思想は発展していくのです。

 

それがヒッピー・ムーブメントを生み出し、性の解放、ゲイ・ムーブメント、極左的なフェミニズムや薬物中毒などは全ての自由からの逃走の一面があることは否定できません。

 

これが反ベトナム戦争のムーブメントを作り上げました。

 

そこで、現在バイデンが恐れているのがこれがどんどんと発展していくことです。

 

1968年に、同じようなことがありました。

 

ベトナム戦争を止めようとして、民主党のジョン・F・ケネディーが暗殺され、それから民主党のジョンソン大統領になりました。

 

そのジョンソン大統領は、ベトナム戦争を止めずに多くのアメリカ兵を失いました。

 

この自由からの逃走を求めていく若者は、もちろんベトナム戦争に反対します。

 

愛国心など糞くらえだ。

 

死にたくねぇ!!

 

知的な左翼的思想を勉強した学生が、ベトナム戦争反対の暴動をします。

 

それが、この記事に書かれています。

 

 

この時の大統領選は、民主党のジョンソン大統領の副大統領だったヒューバート・ハンフリー氏と共和党のリチャード・ニクソン氏の対決になりました。

 

シカゴでテレビ中継された民主党へ抗議デモは、もの凄い国民の不満をあらわにしました。

 

それが大きな引き金になったのか、共和党のニクソン氏が当選することになりました。

 

今度の8月に民主党の多くな大会がシカゴで行われます。

 

恐らく、ここでかなりの抗議のデモがあることは必至です。

 

ジェノサイド・ジョーです。

 

 

民衆への大打撃は間違いありません。

 

今日もこんな映像がありました。

 

 

ガザ地区の南端にあるラファへ戦車が突入していきます。

 

 

そこにあったI LOVE GAZAの看板を戦車でなぎ倒していきます。

 

 

そして、その先にある旗を掲げるポールに、パレスティナの旗があったのですが、イスラエルの旗に変えました。

 

これをイスラエルの兵士が、映像で撮って世界に流すのですから、滅茶苦茶です。

 

さらに世界の左翼陣営の怒りの火に油を注ぎます。

 

この様なことが、ニューヨークでありました。

 

ファッションショーで有名なMET GALAに、多くの女優など有名人がお披露目をする場がありました。

 

そこで反イスラエル抗議デモです。

 

 

 

これから、イスラエルに投資している会社関係のイベントがあれば、ターゲットになります。

 

全米からビジネス界へと飛び火しました。

 

グーグルとアマゾンも標的になっています。

 

私個人としては、イスラエルの横暴に全く反対ですし、イスラエルの拝金主義的な思想は嫌いです。

 

しかし、左翼的な思想も大反対です。

 

普遍的な価値観を護れなければ、本当に自由や独立はないし、そこには平和もありません。

 

これは断言できます。

 

本当に、大変な時代になってきました。

 

私たちの思想の根源が何かもう一度省みることも大切かもしれません。

 

何か間違っているものがあるかも知れません。

 

特に子供を育てる親たちや責任者の人たちには…

 

次世代のために…

 

将来のために…