我々は、肉体だけではなく光体ももっています。この光体をヴィロルド氏は、ルミナス・エナジー・フィールド、「光輝くエナジー・フィールド」と呼びます。
「光輝くエナジー・フィールド」はドーナッツ型（幾何学ではトーラスとして知られる）で中央には一つの分子よりも小さい、細い中軸となるトンネルがあります。
インカの言語では、これをポポ「光輝く泡」と呼びます。臨死体験をした人達は、光へと帰還する旅路でこのトンネルを通過したことを報告しています。
人間のエナジー・フィールドは、地球の北極から出て周回し南極からまた入って行く磁気フィールドとまったく同じ形です。
人間も同様に「光輝くエナジー・フィールド」の力線、セケスが頭の中央から出て、手を伸ばした幅の光体の周りを大きく楕円形状に周回しています。私達のエナジー・フィールドは、大地の三十センチ程下まで浸透し、再度足の裏から体内に入ります。
地球の磁気フィールドは、地球本体から離れ外側へ行く程にその力は弱まっていきますが、完全にゼロになることはありません。その力は、宇宙に向かって何百キロと拡張した後徐々に弱まっていきます。その光速度は秒速およそ三十万キロで宇宙の端へと進んで行きます。
人間のエナジー・フィールドは、地球の磁気フィールドと同様に、その力が外側へ行くと急速に弱まるため、体から一、二メートル程までしか広がっていないようです。それでもやはり光速で流れ、宇宙全体の光輝くマトリックスと私達も繋がっており、これをインカではすべてに広がっているウェブという意味のテクセムヨと呼んでいます。
地球の表面には力線あるいはセケスが流れており、それは人間の身体にある経絡のようなもので地球の主なチャクラを繋げています。経絡は地球全域に流れていて、エナジーと情報を場所から場所へと伝達しています。
この力線から出来た光輝くマトリックスを介して、シャーマン達はコミュニケーションをとり合えるのだと主張します。メディスン・ピープルは、この地球の外から銀河へと広がっている宇宙の光輝くグリッドを感じたり、時には見ることが出来たりすると言います。
テクノロジー社会にいる人々の多くは、この宇宙のマトリックスと繋がっていません。私のところに来るクライアントで慢性疲労という症状を抱える人達の多くは、自然界と完全に離れてしまっている人達です。彼らは森の中を歩いたり、庭でトマトを育てたり、咲いている花の匂いを立ち止まって嗅ぐことさえもしないのです。森を歩けば、医学的に非常に複雑な症状である慢性疲労症候群が治ると言っているわけではありません。それでも、このような症状で苦しんでいる方は、ヒーリングの一環として自然界のグリッドと再度強く繋がることがとても大切です。
力線が地球という母体の中を流れるように、人間の身体の経絡はツボ（本質はとても小さなチャクラである）を繋げて皮膚の表面を流れています。この気が流れている経絡は、体内の循環系器官と同質のものです。
<経絡とツボ>
経絡は「光輝くエナジー・フィールド」の血管や動脈のようなものです。南米のメディスン・ピープルは、この経絡をリオス・デ・ルスと言い、その意味は光体の中を流れる光の川です。伝説では五千年前、鍼灸を始めた最初の鍼灸師は、体の表面にこの経絡のウェブが流れているのが見えたと云います。今日でも日本で著名な鍼灸師達の多くは盲目です。彼らの素晴らしい診断を可能にする才能は、身体を見ることが出来ないからこそ引き出されているものです。
南米の他のシャーマン達にとって人の体の表面を流れる光の川は、地球の表面を流れる大きな光輝く川の支流であり、支流は主流に流れ込んだり、主流からエナジーを受け取っているのです。
本"Shaman Healer Sage"より一部抜粋
りんごにも全ての命にこの光体、「光輝くエナジー・フィールド」があるのです。そして、その光で我々は繋がっています。貴方と私は違う存在で分裂していると思っていると争いが起きますが、一つである、繋がっている事に気づくと調和が生まれます。
地球という壮大な生き物から小さな虫、枯れ葉まで、すべての命に対する愛が芽生えます。
ムナイ キ munay ki -すべてに愛をこめて
