七海 建人(ななみ けんと)

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一級呪術師

呪術廻戦 七海 建人(ななみ けんと)

呪術高専東京校を介して活動する一級術師であり、高専生時代の五条 悟ごじょう さとる)の直接の後輩。呪布を巻きつけた鉈(なた)を主な武器とし、敵の身体に強制的に弱点を発生させる「十劃呪法」(とおかくじゅほう)を操る。

心臓を修復されて蘇生した直後の虎杖を指導したり、一般人であった吉野 順平よしの じゅんぺい)を裏で操っていた特級呪霊、真人まひと)の所在を突き止めるなどの重要な役割を果たすが、追い詰められた真人が”領域展開”を会得するなどの底力を見せたために、止めを刺せずに取り逃がす。

個人情報

等級一級
年齢享年28歳
誕生日7月3日
趣味自宅での飲酒、自炊、読書
好物パン、アヒージョ

目次

術式・技

十劃呪法(とおかくじゅほう)

攻撃対象の身体(例えば頭頂から足の裏までの全長)を十分割した時に、その比率が「7:3」になる境界線を強制的に弱点化する術式である。また、分割して弱点化できるのは全長だけでなく「腕」や「脚」などの身体部位まで指定可能であり、「柱」や「壁」といった無生物に対しても有効である。

拡張術式・瓦落瓦落(がらがら)

弱点化して切り落としたり、破壊したりした対象に呪力を流して残留させる拡張技術であり、これによって、例えば切り落とした腕や脚などを敵が再び繋げて修復するのを阻んだり、破壊した壁などの物品の欠片を散弾のように武器化する事もできる。

性格・体質・生い立ち


・家系に他の呪術師が居ない”自然発生型”の術師であり、母方の祖父はデンマーク人。

・高専生当時、クラスメイトであった灰原 雄(はいばら ゆう)を任務の失敗で亡くしており、自分のみならず、時には仲間にも命を投げ出して戦う覚悟を迫らなければならない、呪術師という職業に幻滅する。

その一方で、もう一人の先輩である夏油 傑げとう すぐる)に対しては一定のリスペクトがあった様子であり、夏油が高専を離反した際も責める気にはならなかったのか、後年になっても極力、話題に挙げないようにする心積もりが感じられる。
高専生時代の七海 呪術廻戦 灰原雄(はいばら ゆう)

程なくして高専を中退し一般企業に就職したが、ある日、行きつけのパン屋で低級呪霊に憑かれていた女性店員を救った際に深い感謝の意を伝えられ、社会の中に於ける自らの価値と役割を再認識して高専に出戻る。
呪術廻戦 サラリーマン時代の七海 七海が救ったパン屋の店員
後年、五条が虎杖と七海を引き合わせた際に、その顛末を揶揄して七海を「脱サラ呪術師」と呼んでいる。

最期

渋谷事変”の際、特級呪霊である陀艮だごん)の領域展開に捕らわれて左眼を失い、そこから逃れた直後に漏瑚じょうご)の急襲に遭い、全身に火傷を負うという重篤なダメージを受ける。

瀕死状態に陥りながらも、行方不明となった伏黒を追って渋谷駅構内を探索する途中、運悪く真人に再会してしまう。もはや、応戦する余力が残っていない事を悟った七海は、駆け付けた虎杖に「後は頼みます」と言い残し、真人の”無為転変”(むいてんぺん)によって身体をバラバラにされて死亡した。享年28歳。

武器の呪具化

真人に無為転変で殺害される直前、七海は自身の武器である”鉈”に術式をコピーして”呪具化”を施しており、日頃から七海を敬愛していた猪野に受け継がれた上で、新宿に於ける宿儺との最終決戦の際に使用された。

台詞

声優:津田 健次郎


「事実に即し己を律する それが私です」
そういう小さな絶望の積み重ねが 人を大人にするのです
「仕事に私情は持ち込まない主義なので」

公式人気投票

投票総数得票数順位
第1回163,066票11,644票第5位
第2回97,860票5,548票第5位
第3回96,704票2,541票第7位

初登場


【第3巻】第19話「幼魚と逆罰」


特級呪霊の真人が人間の変形実験を行った映画館に於いて、”呪い”が絡む事件の最初の手掛かりとなる”呪力の残穢”について虎杖に説明した。