珈琲用のスケールは買わぬ、私はあくまでも適当にやるといつかの日記に書いたのだけれど、舌の根も乾かぬうちに購入してしまった。
スケールとタイマーの機能が一緒になったもので、これがあれば、珈琲を淹れる上で重要な抽出量と抽出時間をコントロールすることが出来る。
何でも形から入る私のことだから、いつかはスケールも買うだろうとは思っていたけれど、その時は存外早くやってきた。
朝令暮改もいいところだが、何事も最初は基本に忠実にやらねばならない。
今は相当適当にやっている写真だって、始めは水平垂直がどうだとか、瞳にジャスピンがどうだとか、そう云うことを大真面目にやっていた。
そうやって経験を重ねる中で、私にとって必要なものとそうではないものが少しずつ分かってきて、今のスタイルが出来上がったのだ。
珈琲にしてみても、基本を理解出来ていないうちから適当にやってしまっては、自分のスタイルを作ることも出来ないわけで、そのためにはやはりスケールを買わなければならなかった。
先ずは豆の量、お湯の量をしっかりと管理して、自分好みの珈琲を見つけたいと思う。