同じタクシー運転手でも・・・

おはようございます。

 

SNSで、おすすめの動画にふと出て来た

今はもう引退されている

『安西さん、というタクシー運転手』

の方のお話を

自分へのリマインド、自戒の意味も込めて

書き残しておきたいと思います。

 

 

5万台以上ある東京のタクシーの中で、

ただ1台だけ、大阪や北海道、九州から

わざわざそのタクシーに乗りにやってくる・・・

 

日本国内だけでなく、ニューヨークやフランスからもやってくる・・・

そんなタクシーがあったそうです。

 

 

安西さんという方がやっていた個人タクシー

 

The Jazz Taxi

 

 

世界で1台だけの

真空管アンプ搭載のジャズタクシー

 

とにかく良い音にこだわっていて

スピーカーも特注!

 

車内で流れてくるのは、ジャズの名演奏ばかり。

 

中でも人気メニューの

 

ジャズ・クルージング

 

東京の、夜景が抜群に綺麗なスポットを

素晴らしいジャズを聴きながら

90分間クルージングするメニューで

本当に感動ものだそうです。

 

 

誕生日、プロポーズ、送別会、結婚記念日などなど

お祝いや、特別な日にこのタクシーは利用されていました。

 

 

 

あるエピソードを。

 

彼女の誕生日にこのタクシーを予約し

いざタクシーに乗り込み走り出すと・・・

 

突然、マリリン・モンローがケネディ大統領のバースデーパーティーで歌ったハッピーバースデーが流れて来ます。

 

それに合わせて、彼氏と運転手さんが

彼女のためにハッピーバースデーを歌ってくれる・・・

 

その後は、ロマンティックな音楽と

素晴らしい夜景とプレゼント。

彼女は、感動のあまり、泣いていたそうです。

 

 

 

このジャズクルーズは

予約がなかなか取れないほどの人気になっていたそうです。

 

 

タクシーが物を売っている状態というのは

 

“ A地点からB地点への移動手段 ”

 

というのが通常ですが

 

このタクシーは

 

“ A地点からA地点へ戻ってきます ”

 

物ではなく、体験を売っているんですね。

 

 

このお話の安西さんは

とっても楽しそうに、活きいきとお仕事をなさっていたそうです。

そして自然と儲かってもいたそうです。

 

同じタクシーという業種でも

「体験」を売る視点になると

こんなにすごいことが出来てしまうんですね。

 

 

私の仕事に置き換えてみて・・・

 

今の自分に何が出来るだろうと今一度考えてみたいと思わされるエピソードでした。

 

「体験を売る」

 

体験価値を提供するという視点を考える!

 

 

今日も、よい仕事するぞ〜!

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