2月にAFP資格の認定を受けてから、日本FP協会のホームページを検索し、次のステップであるCFPの資格審査試験対策を考えました。

CFP資格は、北米、アジア、ヨーロッパ、オセアニアを中心に世界25カ国・地域(2022年3月現在)で導入されている、「世界が認めるプロフェッショナルFPの証」で、FPの頂点とも言えるものです(原則として一国一組織により資格認定が行われており、日本においては日本FP協会が認定しています)。

CFP資格認定のメリットとして考えられることは、以下のとおりです。
① 信頼が深まる
お客様の信頼が厚くなった。(金融機関勤務)
「CFP®資格を持つ方に相談したい」とお客様から選んでいただけた。(FP実務家)
② 自信がつく
FPのプロとしてCFP®資格が必要なものであると、FP実務を通して実感している。(証券会社勤務)
6分野(CFP®試験の受験課目)の知識を幅広く活用できるようになった。(保険会社勤務)
③チャンスが広がる
セミナー講師や執筆の依頼が入るなど、仕事の幅が広がった。(FP実務家)
CFP®認定者検索システムに登録し、仕事の依頼が増えた。(FP実務家)

CFPの資格認定を受けるためには、3級以上のFP技能検定試験同様、以下の審査試験6課目に合格する必要があります(6課目一括でも、1課目ずつでも受験することができます)。
① 金融資産運用設計
② 不動産運用設計
③ ライフプランニング・リタイアメントプランニング
④ リスクと保険
⑤ タックスプランニング
⑥ 相続・事業継承設計

CFP資格審査試験は毎年2回、6月と11月に実施されており、1課目ずつ確実にクリア(約6割以上正解)する人もいれば、集中的に全課目チャレンジする人もいます(1課目合格ごとに継続教育単位7.5単位が自動的に付与されます)。

私は当初、1~2年計画で攻略しようとプランニングしましたが、それですと年2回の受験日に2~3課目合格しなければならない計算になります。

仕事との両立を現実的に考えると、体力・気力・能力的にギリギリできるかできないか、際どい感じがしました。

先ずは金融資産運用設計と不動産運用設計の標準テキストと過去問題集を協会HPから購入し、週末の休日にボチボチと始めてみたところ・・・。

これはマズイ、全く歯が立たない!

2級技能士やAFPレベルとは格段の差を思い知ることとなりました。。。

出題される問題の量と質の両面で、実務経験のほとんどない今の実力では到底攻略することができない難関なので、一時撤退、作戦の練り直しを余儀なくされました。

この要塞のように立ちはだかるハードルを前にして体勢を立て直し、各課目の「各個撃破作戦」に切り替えることにしました。つまり、年2回の受験日に1課目ずつ受験し、3年計画で6課目の審査試験を攻略する戦略への転換です。

限られた時間と能力を半年間1課目に集中して取り組む、キャパを超えた無理をせず着実に歩むことの方が今の境遇から考えると、かえって早道に思えたのです。

キャリコン研修で知り合ったAFP資格認定者の同志とも励まし合い、切磋琢磨しながら、難関資格認定への新たな挑戦が始まりました!