「大人」から解放された時「私」のための人生がはじまる

のこ
のこ

こちらは35歳でカフェの副店長を

している独身女性の日常や価値観、

そして恋愛を描く物語よ。

ぬこ
ぬこ

35歳ね。周囲から結婚や子供に

ついてあれこれ言われそうな

年齢だよな。

のこ
のこ

そうね。本人に結婚願望は

あるけれど婚活するほど熱心ではないの。

日々の暮らしに不満はないけれど若い従業員に

絡まれたりして、自分の年齢を意識して

しまうこともあるわ。

ぬこ
ぬこ

なるほどねえ。

そんな状況で好きになった男性は

どんな人だったんだろう?そして

その相手とどうなるのか、気になるな!!

『大人になったら、』 畑野智美 (著)中公文庫

あらすじ

誕生日を迎えて三十五歳になったメイ。

十歳下のアルバイトに「彼氏いるんですか」「何が目標なんですか」と言われヘコみつつ、二十年来の友人たちと食事をして、カフェの副店長として働くという日々の暮らしに満足している。

毎日カフェにランチを食べに来る男性客もそんな変わらぬ日々の一コマだったのだが、「五月生まれなんですか?」と彼らから声をかけられたことで、メイの日常は少しずつ変わりはじめる。

三十五歳の誕生日を迎えたけれど先はよく見えない

結婚して子供もいる友人が多くなってきた中、結婚願望がないわけではないけれど、かといって婚活に力を入れる気持ちにもなれないメイ。

副店長として働いているカフェでは、顔は良いけれども仕事ができないアルバイトの杉本君が、何かとメイに突っかかってきます。

時に図星な言葉が刺さり返答につまってしまうことも。

ある日、毎日店に来る男性客に声をかけられたことがきっかけで、その男性客である塾講師の羽鳥のことが気にかかりはじめるメイ。

八年ぶりの恋に自分自身も戸惑うメイですが…。

まとめ

仕事にも恋愛にも結果が求められる三十五歳という年齢のメイは、どれもがハッキリとしたものを持たない自分にふがいないものを感じています。

それでも、世間的な「大人」から離れ、「私」だけの道を選び歩き出すことで、彼女の人生の歯車が動き出します。

自分だけの道を見つけることは周囲からの圧力や声が邪魔をするため、難しいことでもあります。

だからこそ手に入れたものは大きな喜びに満ちたものになる。

そんなことを教えてくれる恋愛小説です。

<こんな人におすすめ>

大人の恋愛を描いた物語を読んでみたい
自分が想像していた大人になりきれない葛藤や悩みを描いた物語に興味がある
畑野智美のファン

ぬこ
ぬこ

『思ってた大人と違う』っていう

自分の思い込みに縛られてしまう

ことってあるよなあ。

のこ
のこ

その思い込みから解放された時に

自由と幸せを手に入れることが

できるのかもしれないわね。

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