カナダでATになろう

このブログはカナダでCertified Athletic Therapist として働く者による留学情報を綴ったものです。

醜すぎて笑える今のカナダのATの政治的内紛。

どうも前田です。ようやくオタワも冬です。寒い。

今回の内容はもうタイムリーというかここ半年間ずーーーーーーっとカナダのATの間で頭痛の種となっているカナダのAT団体間での政治的内紛についてお話したいと思います。訂正。「言える範囲で」言おうと思います。その上で、事前にお伝えしておくこととして、これは事実に基づく前田の主観だらけですので、そこのところは御了承ください。

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ああ醜い。

 

問題1:OATA役員 vs OATA会員

OATAとは Ontario Athletic Therapist Association の略でいわゆるオンタリオ州支部です。

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この内紛というのが、州支部役員と支部を構成する一般会員(自分もその一人)で起こっています。どうやら十年くらいこの状態らしく、その上コロナをきっかけにもっと激化したそうです。

何が内紛を起こしているかというと、全てがOATA役員が独断でいろんなことを決定し、それを事後報告し、毎回会員がブチ切れるという。どの独善的な行動のほとんどが会員のATとしての活動に深く関わる決定ばかりで、正直外様の自分も「これおかしくないか。。。」と思うことばかりです。ちょっと権力を使って会社法等の州法もコロナ特例という名でいろんなことを勝手に決めてるのが目に余ります。

しかも、毎年総会(ミーティング)を開いて役員の選出を行うのが州法で決まっているのに、華麗に3年間無視して総会を行わず、役員の保身が今もなお起きている状況です。自分の伝えたいことだけ事後報告して、ほかは完全無視を貫いている今のOATAは末期なんじゃないのかなと思ったりしてます。

まあ、若手いびりが好きなおじさんAT達が早く尻拭いでもしてくれと個人的には思います。

OATAのヤバさ

CATAの中で一番会員数が多いのですが、本当にOATAだけはすごく単独行動を取ります。全州で足並み揃えようとしてもOATAだけは単独行動取ります。そしてその彼らの最大の目標であったプロジェクトが今年の夏頃に「大失敗」といえる結果となり、末期です。

外様の自分には分かるのですが、他の州支部からOATAがどう見られているかというと「クレイジー・イッちゃってる州支部です。自分もウィニペグ大学時代にOATAやべ〜とか友達とジョーク言ったりしてましたが、まさかの自分がその一員になっていくつかのヤバめの出来事を経験するとまじでOATAちょっと頭おかしいような。。。州会員の利益よりも何か別のものを求めている気がして裏を探りたくなります。

反逆組織なるものができた!?

詳しいことは言えませんが、OATA役員に不信感を抱いているOATA会員達で構成されているそこそこ大きなグループがあります。彼らも法的措置等で色々動いており、会員として当事者でありながらも、あまりの内紛状態に醜さを覚えざるをえません。

問題2:OATA役員 vs CATA 役員

このOATAの独断行動の数々は州支部を統括するCATA (Canadian Athletic Therapist Association) の理解とコントロールの範疇を超えており、もはや両者のコミュニケーションは行われていないような感じです。OATAの独断行動に対し、CATAが抗議の連絡を入れるも、無視。そこからまた色々と政治的駆け引きが行われました。一言。「ごちゃごちゃしすぎてもうわけわからん」というのが本音です。

厄介なのは多くのCATAの役員は同時にOATAの一会員でもあるので、まあ揉める要素ありありですね。

CATAが奇策に出た!(現在進行系)

OATAのあまりにも目にあまる行動の数々をここ数年CATAは苦々しく思っていたのでしょう。その対抗策として、つい先月末にCATAは「州支部を廃止 or 州支部会員制を選択性にすること」を提案、来年1月の会員年次総会にて可否の投票を行うと発表しました。今まではCAT(C)であるためには、州支部のメンバーであることが義務であり、それに伴う会員費もかかりました。この会員費は各州支部の貴重な活動財源となっていたのです。この財源をもとに州支部はそれぞれの地域のニーズにあったある程度の独立的な活動を行ってきました。これを仮に選択制にしても、おそらく州支部は収入の柱を失うことになり、実質的な廃止にも成りかねないです。

明らかにカネと独立性を奪うOATA潰しのこの奇策は、全く関係のない他の州支部の幹部達からは大反対を受けています。もちろんOATAの幹部達も自身の保身のため大反対。いまのところCATAからのZOOM説明会を見たり、他の人達の意見を聞く限りでは否決になるっぽいなあと感じます。

個人的見解

このCATAの奇策、州支部廃止。一見OATA潰しとしては有効に見えますが、同時に自分にはCATAへの権力集中および金銭的利益の集中を図ろうとしている魂胆が見えます。従来ですと、CAT(C)は毎年CATAと州支部の両方に会員費を支払うことが義務なのですが、CATAはこれを州支部廃止後は州支部が取っていた分をCATAの会員費に追加すると発表しています。そして、州支部廃止後の州ごとの活動はCATAの委員会によって決まると。

明らかなカネと権力の中央集権化を狙ってます

OATAの暴走を抑えるという大義名分でこういうことをしようとしてるのがあからさまである以上、支持する人は限られてくるのかなと思いますね。

OATAは腐ったみかんという理論

おそらくは雪崩的に独断行動を行う州支部が現れないようにという目的があるのでしょうが、うーん。いまいち他の州の会員にメリットがない。

本当に我々がやるべきこと

それは一つです。Athletic Therapyの一般への認知度を上げて、企業の福利厚生の医療保険の基本パッケージにAthletic Therapy を入れてもらい、じゃんじゃんATがお金を稼ぐことができるようにする。これ以上でもこれ以下でもありません。そのためにはこの内紛は「牛のフン」ってやつですよ。

会員皆で団結してこの目標に向けて全てを捧げる必要があるのに。闘う相手は、PTの協会、カイロの協会、保険会社等のATの外にある巨大な壁です。なのでこんなことしてる場合ではない。CATAなんていうPT,カイロ、保険会社に比べれば規模的に子供みたいな小さな会員組織内で揉めてどうするのよ。何してんのよ?

まあつい最近資格とったばかりペーペーがそう思ってても、お偉方は気にもとめずにまたよく分からないことするんでしょうが

若者が政治に興味無い理由が分かったようなきがします。この政治はだるいわ。若者の声届く気配ないからそら興味無くなるわと。

委員会のボランティアに応募しても「経験」で落とすんだからそら無理よ。アカン。

ごめんね

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カナダのATに夢見ている方々には申し訳ありませんが、今はこんな感じです。とりあえず今の自分はここ2週間でCATAの幹部に抗議のメールを複数送っていたので、静観します。本当に自分達の世代が主力になるまでには変えたいですね。変えるだけの権限とポジションが欲しいです。もっと若い世代へのサポートや留学生へのサポートをCATAとしてしたいんですよね。世渡り上手になりたい。

以上が今回のタイムリーな内容でした。

本当は色々もっとドロドロしたものを知っていますが、概要はこんな感じです。

ではでは。