sannigoのアラ還日記

アラ還女sannigo(さんご)の穏やかな毎日を記録しています。

天浜線の『松潤ラッピング列車』が『どうして!?信康』駅(天竜二俣駅)に停まってた!

こんにちはsannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。

NHK大河ドラマ『どうする家康』の第12回「氏真」ご覧になられましたか?思い切り泣けましたよね。だって蹴鞠のプロで知られる氏真がかっこ良過ぎでしょう。

 

ということで、いよいよ、第10回のおんな城主になったお田鶴率いる『引間城』攻めからでしたしょうか、家康の遠江侵攻が始まりました。ご当地の話はさすがに身が入ります。

 

パワースポットとしてこれまで何度も『元城町東照宮(引間城跡)』をお参りし、もちろんお田鶴さんの伝承も知っていますし、『椿姫漢音』もお参りしたこともあります。が、伝承だと思っていた話が実際に家康やお田鶴がによってドラマの中で動き出すと、グッと来ますし、涙が勝手にボロボロとこぼれてしまいます。

 

あの柴田理恵さんが売っていたのはもしや「小豆餅」じゃないのかしら?だとか、また柴田さんが登場して、例の「銭取」という地名に残る、『三方ヶ原の戦い』での敗走中に餅を食い逃げした馬上の家康に追いついて、ついに銭を受け取った超アスリートの婆さんを演じてくれるのかしら?なんてことは、初見では気づきもせず泣きじゃくっていました。

 

第11回が「掛川城」でしたから、そろそろ家康にとって最大の負け戦『三方ヶ原の戦い』も近いのではないのかしら?4/9は選挙でお休みのようだけど・・・。

 

遠江には『三方ヶ原の戦い』関連のおもしろ伝承もたくさん残されているから、ドラマ中に何を潜ませてくるかもチェックしなくちゃ!やっぱり地元民は、BSPでの放送・通常放送・土曜の再放送と3回見る人が多いのかな?

 

ところで、天浜線の『松潤ラッピング列車』をご存知ですか?春休み中ですからもう乗ってしまったかな?実はこの天浜線の[二俣駅]、地元ではアニメファンや鉄道ファンが押し寄せる場所としてよく知られています。

 

先日、戦国時代の悲劇として知られる、徳川家康公の長男である信康が父親である家康の命で自害した『二俣城』や、その後お祀りされている『清瀧寺』を訪ねた際に利用した天浜線の『どうして!?信康』駅に、運良く『松潤ラッピング列車』が停まっていたのです。では、さっそく詳しく説明していきましょう。

 

天浜線松潤ラッピング電車が『どうして!?信康』駅に停まっています

 

 

天浜線の『松潤ラッピング列車』

 

天竜浜名湖鉄道は、静岡県西部で掛川市の掛川駅から浜松市天竜区の天竜二俣駅を経て湖西市の新所原駅に至る、天竜浜名湖鉄道が運営する鉄道路線です。略称は天浜線。

 

旧国鉄の特定地方交通線であった二俣線を引き継いだ路線になります。東海道旅客鉄道の東海道本線から分岐して内陸部に入り、浜名湖の北岸を巡って再び東海道本線に合流しています。

 

その天浜線では、今年の大河ドラマ『どうする家康』の放送に合わせ、主演の松潤こと嵐の松本潤をデザインしたラッピング列車が2023年1月7日から登場しているのです。

 

徳川家康を演じる松潤が青色の衣装をまとって前に踏み出す姿(東海限定のビジュアルデザイン)を、高さ約2.5mの車体いっぱいにあしらわれ、ヘッドマークや車内の広告枠には、地元の子どもたちから寄せられた家康のイラストが掲げられているそうです。

 

運行する期間は12月まで、沿線には先日放送された今川氏真が籠城した『掛川城』、本来なら徳川家康公の嫡男として二代将軍になっていたかもしれない長男信康が、父親である家康の命により自害した『二俣城』、さらに、その信康を供養するために家康公により建立された『清瀧寺』などの名所があります。

 

浜松市民の私ですが、まだ松潤でラッピングされた車両に乗車できていませんが、とりあえず停まっている車両を勝手に撮影することはできました。見て!

 

うまく撮れた天浜線の天竜二俣駅に停車中の『松潤ラッピング列車』

 

副駅名(愛称)『どうして!?信康』駅

 

その戦国時代の悲劇ともいえる家康公の長男・信康公を愛してやまない地元の天竜浜名湖鉄道の[天竜二俣駅]には、3月20日から副駅名(愛称)として『どうして!?信康』の看板がホームに誕生したのです。

 

左が待合室、右がホーム。どちらも愛称の『どうして!?信康』駅

 

左が二俣駅の外の様子、右が懐かしさえ感じるホームのようす

 

徳川家康の長男・信康ゆかりの地としてのPR作戦でもあるのですが、「悲運の信康公が眠る二俣を玄関口としてゆかりの地を訪ねて欲しい」という地元の皆さんの強い気持ちが込められた演出のようです。

 

悲運の信康公が自害した『二俣城址』から、信康公が眠る『清瀧寺』までの通りは『信康公通り』と名付けられ、いくつかのかわいい信康像が「清瀧寺への道」を案内してくれているのです。

 

左が「道案内」の全体像、右は顔をアップしてみました

 

さらに、驚くことなかれ、最近『ゆるキャラグランプリ2015』で見事グランプリを獲得した「出世大名家康くん」のぬいぐるみが人気で、よく売れているそうなんです。

 

当時は人気のくまモンや、ふなっしーなどの強敵も多い中、徳川家康の生まれ変わりとして、浜松市がありったけの策を弄したおかげでグランプリを獲得したゆるくないキャラクターの家康くんです。

 

ところが、「家康くん」に負けるものかと頑張っているのが、ご当地キャラクター「信康さん」。もちろん家康公のPRのため、松潤をイメージした紫色基調で葵の紋をあしらった『どうして!?信康』駅の除幕式には駆けつけていたようです。

 

関連記事>>

戦国時代の悲劇”21歳の若さで切腹した信康”を供養するため家康が建立した『清瀧寺』 - sannigoのアラ還日記

 

最近人気の信康さん

 

「りりしい姿だけど、家康くんとちょっと違う!いやだいぶ違う!怖い」と評判のご当地キャラ『信康さん』をご存知でしょうか?2022年6月には東京進出を果たし、あの麗しの市川染五郎さんと歌舞伎座で握手までしてもらい、そのキャッチコピーは「キモかわいい」に定着しているとか。

 

本当にお姿を一目見ていただければ、すべて納得していただけるのですが・・・。まだお会いしたことのないため、画像をアップできないのが残念です。

 

この浜松市天竜区にいる『信康くん』ですが、実は地元の皆さんも苦笑いするほどチャーミングな歌舞伎役者のようなお顔をしていらっしゃいます。

 

まるで海苔のように真っ黒できりりと締まった眉、吊り目と言ってしまってもいいのかしら?その人を睨むような目。顔の大きさは染五郎さんの3倍〜4倍はありそうだし、だけども、お口はちょこっとおちょぼ口。

 

そんなゆるキャラとはいい難い『信康くん』も、すでにバージョンアップを済ませた2代目がいらっしゃるというから驚きです。実は、この『信康くん』は手作りで浜松市天竜区の「信康の会」の皆さまが愛情を込めて世に送り出しているそうです。

 

信康は先回調べたように、家臣にも慕われ、若いながらもしっかり岡崎城を治めていたものを、定説では織田信長の命令により、実の父親である家康に21歳で切腹させられた、勇敢で人格に優れた悲劇の武将です。『信康くん』にはそんな哀愁が込められているのを感じます。

 

2015年のデビューから、さまざまなイベントにも登場しているようです。そして、いよいよ現在放送中の大河ドラマ『どうする家康』にのっかるため(笑)、先日、天竜浜名湖鉄道[二俣駅]に登場していたとのことです。これからもますます活躍することを期待しています。いつか会えますように♪

 

いろいろなラッピング列車

 

左は『花のリレー・プロジェクトラッピング列車』、右は遠鉄電車(赤電)『家康くん号』

 

実は、今回ご紹介している『天竜浜名湖鉄道』ですが、これまでもいろいろなラッピング列車を運行させてきたことは、ファンの皆さまならきっとご存知でしょう。

 

現在運行しているラッピング車両だけでも『どうする家康号』、『Re+(リ・プラス)』、『キハ20色塗装列車』、『キャタライナー』、『ヤマハPAS(パス)号』、『花のリレー・プロジェクト ラッピング列車』、『ゆるキャン△』×天浜線ラッピング列車、『ぶんぶん号』、『エヴァンゲリオン ラッピング列車』、『KATANA(カタナ)号』、『うなぴっぴごー!』、『マリメッコ列車「New スローライフトレイン」』などと、とてつもない数でしょう。

 

ちなみに、4/9までの車両運行情報は、【各種車両の運行情報】※(~4/9)までの情報を公開しました。 – 天浜線(天竜浜名湖鉄道株式会社) – 日本の原風景に出逢う旅。で確認できます。

 

関連記事>>

浜松市天竜区にある徳川氏と武田氏が攻防を繰り返した二俣城址と鳥羽山城址 - sannigoのアラ還日記

 

天竜のヤドリギ

 

左が宿り木を遠くから見たようす、右がアップしたようす

 

今回天竜二俣を「さわやかウォーキング」で歩いてみて、いたる所の高い木の上の方に、変な丸いもの(大きなマリモのようなもの)が着いていることに気づきました。ちょっと見たことがなかったので不思議で仕方なかったのです。

 

「鳥か何かの巣かしら?」だとか「カラスだよ」なんて同居人と勝手に話していましたが、調べてみたらなんと!「宿木(やどりぎ)」だそうです。富士山に登る時に見たあの「宿木」なの?って感じです。

 

ヤドリギ(宿木)は、樹木の枝に丸く球のように付着する、常緑の半寄生植物です。香木の途中に30cm~100cmくらいの緑色の球体となって寄生します。冬に公園やゲレンデなど広い場所で落葉した樹の枝にグリーンの大きなマリモのような塊を見たことはありませんか?冬の落葉樹に寄生している姿が有名ですが、常緑樹にも寄生します。

 

北遠の皆さんならきっと当たり前のことなのでしょう。同じ市内なのに驚くこともあるもんですね。

 

最後に

 

先回参加させていただいた『JRさわやかウォーキング』の際に、スタート地点であり、ゴール地点でもあった天浜線の天竜二俣駅に、3月20日に副駅名(愛称)『どうして!?信康』の看板が誕生したそうで、ちょうど翌日の「春分の日」に出かけた私はラッキー!なことに、この由緒正しき(笑)看板を撮影することに成功しました。

 

しかも、その日は祝日、『どうして!?信康』の看板を見に来ただけではない、本気で『天竜二俣駅』の見学に来られた皆さんも多く、かなりごった返していました。

 

そんな時に、そんなところに、無造作に『どうする家康号』が停まっていたら、そりゃあ、当然撮ってしまいますよね♪大河ドラマをテレビだけでなく、地元としていろんなイベントに参加できることに心から感謝です。ありがとうございます。

 

そして、今回高い木の上の方に見つけた大きなマリモ風なモノも、「宿木(やどりぎ)」だと知ることができました。ウォーキングっておもしろい!

 

最後までお読みいただきありがとうございます。では、またです。