本日からジョホール州がフェーズ4になった事を受けて
友人から依頼を受けていた留守宅の郵便物チェックに行ってきました。
と言うのも、これまでのフェーズではビジターが住宅街のゲート内に侵入する事は
デリバリー等の特殊なケースを除けば禁じられていたからです。
そのため、これまで何度かチャレンジしてみたのですが、都度ガードマンさんから追い返されていたのでした
久し振りの訪問となったこの日は、既に注意看板は撤去され、免許証の提出を交換条件にスムーズに入ることが出来たのです。
(行き先住所すら尋ねられる事もなく、それはそれで問題ながら、以前の対応との雲泥差に驚き。。)
さて、1週間程前にエアアジアX(中長距離運行会社)の債権チームからメールが届いていました。
オンライン投票の権利を有しているため
今年11月21日に開催される裁判所招集会議(CCM)に提出予定の債務再編案に目を通してくださいとの由です。
パスワードによる再編案・計127ページへのアクセスは遠慮しましたが、大まかなスキームはニュース等で報道されていました。
骨子としては、債権者に払われるべき債務のRM336.5億(約9,220億円)を0.5%に削減するというものです。
合意が成されれば、1年後に営業キャッシュフローから支払われる予定になっています。
今年2月の再建案では99.7%の債権放棄を求めていた訳ですから、若干返済額が増える見通しですが
それにしても記事が伝えるように大半の方がお怒りになるのも無理はありません。
そう考えると、状況は異なるものの、JALの一般更生債権に対する返済率が12.5%だったのは、まだマシだったと言えるのでしょうか
とは言え、2021年4〜6月の四半期決算で最終損益がRM246億(約6,530億円)と、記録的な赤字垂れ流しの状態が続いています。
国際線はコロナ禍で殆ど飛んでいませんから、売上はコロナ前の同期比で93%減
再建案が認可されなければ、お手上げだよと仰っているので、復活を望む者としては泣き寝入りは止む無しなのでしょう。。
因みに以前の債権者集会では債務額がRM641.5億になっていましたが、今回の債務額と比べると約RM305億も減っています。
株式との相殺や主要債権先の放棄に加え
以前債務確定のために裁判所へ債権保有証明書(POD)を提出しなかった分が債権放棄と見做されたという事なのでしょうか。
私の債務は、購入したものの1度も利用出来なかった1年間乗り放題パスRM499☓3人分と、取消になった短区間分だけです。
元々PODを提出していませんから、支払分は戻って来ないのが想定できますが、仮に0.5%の返済があってもRM10未満^^;
私としては、以前のように格安で近隣国へ旅行するのを望んでいますので
大復活を期待していますが、以下方向性が早期に取り止めになるのを願う次第。
一方、ニュースによればエアアジアグループとして国内の銀行団から借り入れるRM5億の融資枠について、政府保証を取り付けたと発表。
加えて、これとは別にエアアジアエックスとしても同様にRM5億の政府保証付き融資枠の申請をしているとの事。
空前の債権放棄が承認されれば、同じようにコロナ禍で苦しんでいる他の航空会社を他所にして
再び大躍進するのではないかとの予感がしています
ご覧頂き有難うございました!
マレーシアブログが盛り沢山です