3歳児の会話のレベルはどのくらいあったら大丈夫なの?

3歳頃になると会話で少しずつ意思疎通ができるようになってきて、わが子との過ごし方が変わってくる頃ではないでしょうか?

でも同じ年代の子どもたちを見ていると、「うちの子少し言葉が遅いかも?」と周りと比べてしまうこともあるかもしれませんね。

この頃に会話のレベルは個人差がある時期です。

生まれついた性格などや保育園に行っている場合や育った環境などの後天的要因で差が表れます。

しかし「3つ子の魂100まで」という言葉があります。

3歳までの会話力が苦手意識になって大人になっても影響する可能性もあります。

言葉が遅いから自閉症や発達障害かも⁉など慌てる必要はありません。

積極的に話しかけたり、周りが関わり方を変えることで新しい言葉を覚える機会を増やしていきましょう‼

3歳児は気持ちの共有ができるようになる!

3歳頃になると、単語だけの「多語分」での会話から「文章」での会話が始まります。

「食べたい」「遊びたい」などの“要求”だけでなく、「今日保育園で〇〇を食べて美味しかった」などの“気持ちの共有”ができるようになっていきます。

赤ちゃんだった頃からたくさん話しかけてもれって学んだきた言葉が一気に飛び出します。

大人から一方的だった会話も、子ども発信での会話が増えてくころです。

「今日保育園でむしをつかまえたよ」と子どもから会話が始まったら、

「おおきいむしだった?ちいさいむしだった?」だど形容詞を足して返事をするとまた新たな言葉を覚えることができます。

オリジナルのおもしろい言葉が生まれることもあるので、記念に残しておくといい思い出になりますよ。

またずっと前でも過去は全て「きのう」というのもこの頃の特徴です。

訂正する必要はありませんが、会話の中で自然に時を表す言葉を使ってあげることで身についていきます。

話も最後まで聞く力がついてくるので、疑問にはしっかり説明をつけながら。

叱るときは理由や気持ちをきちんと話ながら教えましょう。

3歳児の「なぜなぜ期」とは?

3歳頃はいろんなものに興味を持つ頃です。

好奇心から「これはなに?」「どうして?」が増えていきます。

どうしても何でも「なんで?」と聞かれるとイライラしてしまうかもしれません。

それでも答えを一言で返さずに、プラス一言でも説明をつけてあげることで、

言語の世界が広まり、その後の新たな疑問や興味に繋がります。

子どもの「なぜなぜ」には「なんでだと思う?」など疑問で返してみたり、好奇心旺盛なこの時期に図鑑で一緒に調べてみたり、体験してみることが効果的です。

「なぜなぜ期」は子どもの知的好奇心や自己肯定感を伸ばす大切な時期。

時間がないときは後でしっかり時間を作るなど、大人の丁寧な対応がとても重要です。

うちの子あまり言葉が出ないけど大丈夫?

同じ年のお友達はもういろいろおしゃべりしているけど、すごい‼

うちの子はそんなにまだおしゃべりしないけど、大丈夫かな?

個人差があるのはわかるけど、ちょっと不安…

私も自宅保育の娘と保育園に行っている同年代の子どもたちでは、

言葉や1人でできることには差が出ていて悩んでしまった時期もありました。

生活環境やその子の性格で会話力に差が出るのは仕方ありません。

ですが、その要因を理解することでもっとおしゃべりを大好きにしてあげることはできます。

もしかしたら「今忙しいから」など大人が子どもの会話のチャンスを無くしてしまっているかもしれません。

「ママはいつも話を聞いてくれない」

そう思って子どもがおしゃべりを嫌いになる可能性もあります。

大人の接し方によって子どもの会話力をもっと伸ばせるとしたら…

知りたくありませんか?

うちの子、会話があまりできない気がする…

1.なかなか子ども発信で会話をしてこない時

話を聞き出したいあまり、子どもにとって良くないタイミングで話しかけたり、

質問攻めにしていないか見直しましょう。

もしかしたら会話が億劫になっているかもしれません。

子どもがしたいタイミングで聞いてあげる、忙しい時でもしっかり時間を取って聞いてあげると「もっと話をしたい‼」という気持ちになってくれますよ。

 

2.会話にならない時

子どもの言っていることを理解できない時は、「もしかして〇〇かな?」など聞いてあげることで新しい言葉を覚えていきます。

語弊力がまだ少なく、自分の気持ちや状況に合った言葉を選べないでいるかもしれません。

幼いうちは家族だけがわかるものでもいいので、表情や声音をはっきりしながら、いろいろなジェスチャーやサインをつけながら会話していくことがお勧めです。

我が家では0歳の時から子どもに話しかける時にジェスチャーをつけていました。

まだおしゃべりはできないものの、ジェスチャーで子ども発信の会話ができるので

子どもの私もイライラせずの気持ちの共有ができています。

3歳頃はまだ正しい発音を出来なかったり、言い間違いがあるかもしれません。

その時は修正せず、大人が話すときにゆっくりはっきり聞かせてあげましょう。

言葉で自分の気持ちを伝えようという意思があるということを尊重してあげることで、「伝えること」を大好きになってくれたり、会話力が育ちます。

もっと会話力を育てるにはどうしたらいい?

3歳頃から「好き」「嫌い」の意思表示が表れます。

人に興味を持つことでコミュニケーションができるようになっていきます。

2歳までは聞くことを主体にやっていましたが、3歳で話すということができるように、大人が促してあげることが大切です。

子どもと話すときに注意したいことは、言いたそうなことを先取りしたり、会話を遮ることなく最後まで「聞いてあげる」ことです。

「話すこと」を伸ばす為には大人が「聞き上手」になりましょう。

聞き流すこともNGです。

けっこう私もバタバタしている時はやりがちだったのですが、あまり聞き流してを続けていると子どもが「話すのが面倒」と思ったり、シャイな性格になってしまうかもしれません。

子どもは大人が思っているよりも、大好きな親に対して敏感なのです。

毎日の日課としてできることは、絵本読みながら質問していくことです。

例えば、泣いている人物を指さしながら「この人はどうして泣いているのかな?」と聞きます。

考える機会を増やすことで人の気持ちを考えることができるようになっていきます。

まとめ 3歳は会話力が急成長する重要な時期!

3歳児の会話力には個人差があります。

「この子おしゃべり苦手なんだ」と決めつけずに、積極的に話しかけたり、子どもから会話できるよう促してあげることで会話力を伸ばしてあげることができます。

まだ今はあまり話さなくても、どんどん言葉がインプットされて貯まっていきます。

いつか言葉としてアウトプットできるように、たくさん声かけをしてあげましょう。

子どもの話に対して、「すごいね」など結果だけでなく、過程を質問してあげることで

会話のラリーと意図的に増やしてあげると自然に会話力が伸びるでしょう。