桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

トロッコ列車と高尾小の落語 1/2

2021年11月18日 19時06分03秒 | 活動報告

今年の旅行は過去のものとコンセプトが大きく異なり、貸し切りバスとトロ

ッコ列車を組み合わせて秋の奥出雲を楽しみ、目玉は奥出雲町立高尾

小学校の生徒さんによる落語寄席を楽しむことにある。

旅の一番の味付けは何と言っても天気、今日のような晴天に恵まれると

出掛け心をよりウキウキさせる。すこやか会館を8時半に出発、途中々で

参加者をピックアップしてから、松江自動車道をは走り木次駅からトロッ

コ列車に乗る。

の辺りは近場中の近場、外の景色を眺めて云々などということはなく、

い世間話をしている内に、木次駅に到着してしてしまうが平日なので

むこともなく予定より早く到着。バスで待つ人、レトロチックな駅待合室

で地域情報パンフに目を通す人。

『トロッコ列車は2番ホームです。線路を渡って移動して下さい』

この風景も本当にレトロ、昔懐かしく昭和を思い出せると共に、『都会で

は開かずの踏切、こんなことは経験できまい』と優越感に浸る。

暫く待つと列車がゆっくりと入線する。全席指定でトロッコ列車の座席と

2号車の座席がペアになっている。

トロッコ列車が雨に降られたり、寒かったり、気候条件によって座り場所

を自由に変えられる。ゴトン、ゴトント走り出す。

暫くすると秋の冷たい風をもろに感じて普通の座席に避難する人、その

まま窓のない列車から直接、秋の景色を見ながら風を楽しむ人、様々。

出雲坂根駅からは勾配が急なのでスイッチバッくとなり進行方向が逆に

なる。

列車が急峻な山間を頑張り切ると目的地、三井野原駅に到着する。平日

なのに駐車場はほぼ満杯になっており、コロナで自粛していた遠出のお

出かけが解禁となったように見える。駅近くの道の駅『奥出雲おろちルー

プ』に立ち寄る。

コロナで傷んだ観光事業者の支援策として県が島根版gotoを実施し、我

々もその恩恵に与る。旅行代金の割引とは別に一人当たり2000円の(当

日のみ有効)クーポンが支給される。余り使い勝手のいいものではないか

ら、道の駅か午後に行く糸原記念館に限られるようだ。大半の人は道の

駅で『えい、やっ』のやっつけ仕事で買いまくる。

昼食は横田駅近くのふくろ屋旅館でゴージャスな昼食をお世話になる。

大満足の昼食を終え、目玉となる高尾小学校に向かう。

高尾小学校は山間にある小さな学校で生徒数はわずか6人、複式学級に

より運営されている。集落の人口減少問題は学校の将来を直撃する。

高尾小学校も例外なく、廃校の陰がちらつく危機的な状況下にある。

だが、ここでは生徒さん、PTAに力強い地域の人の熱い支援に支えられ

衰退脅かされる姿は微塵もない。

 

         生徒相撲の化粧まわし(先生の作成)

             高尾小の協力支援者

生徒たちが落語を始めるきっかけは、何年か前の夏休みの学習発表会を

した際、中身は素晴らしいのに声は小さく内容の評価を下げてしまう残念

な結果になった。そこで、落語でもやって度胸をつけさせようと提案、一人

でも止めようと言ったら諦めようと思っていたら全員がやろう、となった。

それから、精進し2年前には全国紙、NHK TVなどで紹介されるようになり、

活動に弾みが付き生徒たちは人前でも堂々と話すことが出来るようになっ

た。舞台で落語のセリフが飛んでしまい沈黙が続くような場合でも先生の

出番はなく生徒たちが助け合い切り抜けることができるようになった。

出演の依頼は年間に数十回に及び、その都度日本赤十字の支援活動

も行っている。(明日につづく)

高尾小の詳細情報 『高尾小学校、落語』 <検索>で多数出てくる

    

 

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