将来のためにお金を貯蓄し、定年退職後も貯蓄したお金を取り崩さずに貯蓄を増やそうと考える方もいます。
特に若いうちから投資を行い資産を増やしていた方は、資産の取崩し方が分からず亡くなった時が一番お金を保有していると言うことになりかねません。
若いうちは、給与も上がらず、物価は上昇し、生活を送るだけでも厳しい状況でもあるにも関わらず、無理をして投資した結果、投資した資産を余らしてしまったら元も子もありません。
そのため、何を目標にして貯蓄を行うのか、どのように貯蓄した資産を使うのかを今一度考えるべきです。
特に真面目に資産運用に取り組んでいる人は、年金生活をしていても資産を取崩しもせずに資産運用をし続けてしまっては何のための資産運用なのか分かったものではありません。
資産運用も重要ですが、亡くなるまでにちょうど資産が無くなるような資産運用を心がけることも重要です。
それでは、どうすれば、老後に資産が余らないような生活を送ることができるのかを見ていきます。
詳細は、以下に記載します。
以降は目次です。
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目 次
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貯蓄は無理をしない程度に
給与も思うように上昇せず、物価だけは上昇していきます。
さらに給与が上昇したとしても税金で採取される金額も多く生活は一向に楽になりません。
しかし、テレビや新聞では、老後は2,000万円が不足すると言われており、老後不安は拭えません。
さらに老後に受給できる年金は減額され、老後破綻となる可能性も高く、若いうちから無理をして投資で運用を行っている方もいます。
しかし、無理をして投資を行っても必ず明るい未来が見えてくるとも限りません。
ある程度は、今は今と割り切り、将来のための貯蓄も無理のない範囲で行うべきです。
「バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか」にも記載がありますが、自分の収入の1割を貯蓄する習慣づけることで無理なく貯蓄することができます。
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そのため、近い未来のための貯蓄でないのであれば、無理をせずに今を楽しみながら貯蓄を行うことをおすすめします。
正直、将来は、どうなるかは分かりません。
よくわからない未来を心配していてもしようがないです。
しかし、ある程度は、現金も必要ですので投資などで貯蓄は重要です。
松井証券で取り扱う投資信託は、ノーロード(購入時手数料無料)と低コストを意識した商品でラインナップされています。投資信託を始めたいと言うのであれば、松井証券で口座開設を行ってみてはどうでしょうか?
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お金は、あるのとないのでは、ある方が良いのである程度は貯蓄する習慣は重要です。
老後の心配をしすぎない
若い方に知ってもらいたいことは、老後のお金についてはそれほど心配しなくても大丈夫です。
老後に2,000万円が必要と言う報道がありましたが、今では、2,000万円が必要ではなく2021年度では、約6.6百万円が不足と言われています。
あれだけ、テレビや新聞で騒がれましたが、2,000万円が不足していたのは、2017年度の話であり、2021年度では、それほど必要ではありません(何とかなりそうな金額)。
それでも年金を受給するまでに約6.6百万円が必要なのかと言うとそうでもありません。
この金額は、収入と支出の差額(平均)であり、要するに、年金をたくさん受給している人と少額の年金を受給している人の平均値です。
そのため、全ての高齢者が約6.6百万円を不足するものではありません。
また、高齢者でも若い方は、旅行などにも行きますが、足腰が不自由な高齢者では旅行にも行きませんので、全ての高齢者が同じ金額を不足するわけではありません。
そのため、老後に2,000万円が不足するなどと言う話で、老後に不安を持つ必要はありません。
老後に必要なお金はいくら?
それでは、老後に必要なお金はいくらなのかを考えた場合、その人の支出がどのような状況かでいくら必要なのかは変わります。
要するに、持ち家や賃貸などでも状況は変わってきます。
そのため、老後にいくら必要なのかと言えば
■収入>支出
でどのような生活が出来るかで変わってきます。
老後の生活で「収入>支出」で生活が出来るのであれば、不足する金額はありませんので、老後破綻はおきません。
逆に、支出が多ければ、資産を食いつぶすことになるので、資産が無くなれば、老後破綻を起こすことになります。
そのため、老後にいくらお金が必要なのかは「収入>支出」でどれだけの生活が出来るかになります。
収入に関しては、自分が受給できる年金額がいくらなのか、年金以外の収入はあるのかを理解する必要があります。
(年金以外収入:企業年金、確定拠出年金、iDeCo、株の配当、パートなどの収入など)
支出に関しては、今の生活でどれくらいの支出があるのかを知ることが重要です。
そのため、支出をこまめに家計簿などで管理することで、自分が支出している金額を知ることが重要です。
老後の収入と支出はどうなるのかを見極めることで、自分に必要な貯蓄額がいくらなのか(老後に不足する金額)が分かるはずです。
しかし、若い方は、具体的に受給できる年金額がいくらなのかは分かりません。
そのため、若い方は老後の心配などせず、無理をしない程度の貯蓄(収入の1割)を行い、40歳、50歳になった時に自分の年金額を確認し
■収入>支出
になるのかを確認すべきです。
自分の年金額は、誕生月に送付される「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」から「年金見込額」を算出することが可能
老後に使い切れないお金を貯蓄していても、お墓にお金は持っていけません。
老後に年金だけでは心配だと考えるのであれば、高配当銘柄を保持することで、年金以外の収入源を得ることも可能です。
しかし、投資初心者が退職金で株の売買はやめて下さい。
虎の子の退職金が増えればいいですが、減った場合のことを考えて下さい。
自分は大丈夫、あの人がこの銘柄を進めていた、銀行や証券会社から勧められたなど良くリスクもわからずに投資はやめるべきです。
老後は、資産を増やす運用をするのではなく、どうしたら資産を減らさないようにできるかを考えるべきです。
そのため、良くも理解もしていない株式投資などにリスクを払う必要はありません。
亡くなるまでに資産を使い尽くす
投資を行っている資産を増やすことばかり考えて、資産をどのように取り崩すべきかと言うことが非常に考えづらいです。
特に、まじめにコツコツと貯蓄していた方にはなおさらです。
自分の寿命がどれくらいと分かっていればいいのですが、自分の寿命は分かりませんので、このペースで資産を散り崩しても良いのかが非常に心配になります。
そのため、老後に貯蓄を切り崩せず、亡くなる時が一番のお金持ちとなってしまわないように、自分にある程度はルールを持ち、資産を取り崩すことを考えて下さい。
とにかく定年後は、毎年4%の資産を引出すなど、ある程度のルールをもって資産を切り崩していくことを考えて下さい。
夫婦の場合は、残された方のことを考えておく必要もありますが、財産などで子供にお金をたくさん残してもろくなことになりません。
たくさんのお金は、人をダメにします。
そのためにも亡くなるまでに資産をどのように使い切るかはよくよく考えて行動を取ることをおすすめします。
年金を受給するまでは、どうすれば資産を増やすかを考え、年金受給後は、どのように資産を切り崩すかを考える時期と言うことを忘れてはいけません。
老後は、自分が貯蓄をしてきたお金をどのように使って幸せに暮らすかを考えていくことが重要です。
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投資の本は数ありますが、今まで実施してきた投資をどのように終わらせるのかについて記載されている「つみたて投資の終わり方」と言う書物があります。
どのように貯蓄していた資産を取り崩していくのかが分かりやすく記載されていますので、つみたてNISAなどで投資を行っている方は、1度読んでみてはどうでしょうか。
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