季節の草花と一緒にお茶でも

理系研究職の傍ら、茶道・ガーデニング・料理など日々の暮らしを綴っています

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またいつやる気を出してくれるんだろう?

コロナ感染がまたじわじわと増えてきている。

ただでさえ憂鬱なのに、息子の態度にイライラして叱ってしまった週末でした。

可愛がり、褒めるだけが育児じゃないし。

 

息子は器用な子で、物分かりはいい方。

運動神経もそこそこ。絵も上手だし、音楽は大好きで、1分かれば5ぐらいはささっとこなせるタイプ。

しかし、そういう能力に胡坐をかき、努力しない。

幼稚園の頃からそういう態度。

幼稚園のママ達からは

「オールマイティだよね~」と羨ましがられた。

小学校受験は全勝で運よく第一希望校に入学した。

確かに当時はそれなりに頑張ったし、働くママの元、短期間でよくやったと思う。

本人は競うことが好きで、闘争心だして頑張った。

努力しないタイプなので年長夏頃から(幼児教室でのペーパーにおいて)壁にぶつかった。

その時、私が5歳の彼に諭した

私 :「努力しないとペーパーはできないのよ」

息子:「僕は練習しなくても逆上がりができた!」

私 :「じゃあ、練習しないでバイオリンは弾けるの?」

息子:「バイオリンは無理。練習しないと弾けない」

しばらく問答をしてなんとなく気がついたらしい。

彼は覚悟を決めたらしかった。

次の幼児教室の日。もの凄い気合で授業に臨んだ。

しかし、気持ちだけの覚悟だけで成果がでるわけではない。

やはり問題を解くスピードや正答率で、友達に負けた。

途中のおやつ休憩時。他の友達らは手を洗いに立ち上がったが、わが息子は立ち上がれなかった。机にうっつぷしたままだった。

先生はその様子をちらっとご覧になっていただけで何もおっしゃらなかった。先生の「頑張れ。立ち上がれ」というメッセージが私には伝わったので、後ろで見学していた私もあえて、息子に声をかけずに様子を見守った。

友達らが戻ったころ、息子は私のところに目を真っ赤にしてプリントを渡しに来た。

「帰ったら全部できるように一緒にやって」と。

私は息子のその成長が嬉しかった。笑顔で「そうだね。がんばろうね」と声をかけた。

その日から半年間、不思議と「眠い」と言わずに朝と夜、受験勉強に励んだ。(小学校受験の受験勉強ですけどね)

神がかったようだった。

息子は早生まれのため、第一希望校はもともと無理と思っていた。しかし私は「早生まれ」を言い訳にさせたくなかったので、彼には一切説明しなかった。

第一希望校の受験日。塾の先生らが旗を持って応援に駆けつけてくれた。(中学高校大学受験なみの風景だった)

握手をしてから彼は「やってやるぞ~!!」と雄叫びを上げ、校門まで猛ダッシュで走っていった。

結果、合格。

 

それ以来、また努力することを怠り、ただただ好きなことだけをやり(小学校生活は満喫)器用に過ごし、決して上位ではなく、ほどほどの成績をとって過ごしていきました。

そんな彼ももう中学生。

やはりそういう生き方に、そろそろ限界が近づいてきた。

だって英語だって文法をきちんと勉強しない。これまでの貯金でなんとか平均程度の成績はとる。しかし本人は英語にはかなり自信があったのに上位ではない成績に少しショックを受け始めてきている(あれっおかしいな?)。

数学は公式などは面白いと感じ、授業の話を私に話してくれる。でもそれだけ。演習問題を解かないため、芳しくない点数。

歴史も興味があり、先生がお話しするマニアチックな話ばかりを覚えるため、定期試験は散々な成績。

部活動は熱心。

個人で習っているバイオリンも適当にしか練習しない。練習曲を弾いているかと思うと、自分の好きな曲を耳コピーで勝手に弾いて楽しんでいる。。。きちんと練習しないからなかなか次に進まない。(→先生には呆れられてしまう)

親としては「なんだかな~」と不安を感じる。

このままでは大学受験は太刀打ちできない。

そろそろ10年ぶりにやる気を出してくれないかな~?

 

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辛夷 コブシ

土曜日は快晴でした。

今年は特に辛夷の花がたくさん咲きました。

 

先週末は息子をガンガンに叱り、その後黙々と庭で雑草取りをして気持ちを落ち着かせておりました。

日曜日夕方、息子は「ごめんなさい」と庭にいる私に謝りにきました。そして一緒に庭掃除を手伝ってくれました。

 

親は欲張りなものです。

生まれた時は「性別関係ない。五体満足で生まれてくれれば」と思っていたのに。妊娠中に性別は聞きませんでした。

次は「成績なんて関係ない。心身共に健全でいてくれれば」と思っていたのに。

そんな私が

「学業をもっと頑張って欲しい」

勝手なものですね~

 

それではまた。

ごきげんよう

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