「そら豆は地中海から西南アジアが原産でマメ科ソラマメ属の植物である。」
「種子には発芽に適した日照や温度や空気や水分などの条件があるので、事前に植物の性質を調べて育苗することが大切だ。」
「そら豆は2種類の品種を栽培している。」
「品種名はお多福、初姫である。」
初姫
「そら豆は10月中旬から11月上旬に種まきをして、11月中旬から下旬に苗を植え付け、5月中旬から6月中旬に収穫期を迎える。」
「日照条件は日当たりが良い環境が適している。」
「水やりは多湿に強くて乾燥に弱いため、土の表面が乾いたら十分に水を与える。」
「肥料は春に枝を約6~8本くらい残すように整枝した後に追肥を施して土寄せをする。」
田吾作「種子の発芽には日照や温度や空気や水分などの条件が必要で、更に発芽させる育苗床や畑の土壌環境が密接に関係してくる。」
「温度は夏野菜の場合は高温でないと発芽しないが、冬野菜の場合は低温でも発芽するので種類によって発芽適温は違っている。」
「発芽させるには深さと水はけが重要で、空気中の酸素が必要になるため、種子をまく深さと土の種類と水やり量は酸素濃度を大きく左右する。」
「水分を吸収することで生育が始まって幼根が伸び幼芽が伸び出すので、固い土壌の場合は事前によく耕しておく必要がある。」
「以前は種子の浸漬処理は種皮の固い種類を発芽させるための裏技だったが、現在は種苗会社の種子加工や管理技術が向上しているので非推奨だ。」
「そら豆は中間性種子なので、種子を約0.5~1cmの深さに植え付けて覆土する必要がある。」
田吾作「これはDAIMの種まきハウスだ。」
「種子の発芽に最適なアンダートレイ付きの育苗ポットで、付属の透明カバーを使えば風や乾燥や寒さなどからしっかり守ってくれる。」
「アンダートレイには水が溜まる構造になっているので、植物の性質に合わせて水分管理がしやすく、室内を汚さずに生育を観察することができる。」
「種まきポットは植物の根が根巻きしにくい形状になっているため、苗の植え付け後はすくすく育つようになる。」
「6.5cmのポリポットを種まきポット1枚につき9個、合計で18個ほど設置することが可能だ。」
田吾作「これはGreenSindoorの植物育成ライト 400Wだ。」
「225個のハイパワーLEDが実装されていて太陽光のように照射することができる。」
「植物の生育に必要な赤色と青色の光を含んでおり、約450~660nmのスペクトルで全ての生長過程に対応している。」
「大型でアルミニウム製の背面カバーが熱を放散するため、ファンを設置しなくても使うことができる。」
「静音設計で重量は軽く、コンセントに別売のスイッチを付ければ電源のオンとオフを切り替えられるようになる。」
「そら豆は育苗ができなかったため10月中旬に種を直まきしたが、苗の植え付け時期を目安に発芽するか見極めたいと思っている。」
「マメ科の植物だと春に種まきをした枝豆が、日照不足で全く発芽しなかったのが残念だった。」
「秋になってベランダ内に直射日光が入ってくるようにはなったが、日照不足を補うために投光器の光を照射して発芽を待っている状態だ。」
「田吾作ファームのそら豆の栽培は続く……。」