田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のバナナの生育を紹介する。」
「バナナは東南アジア原産でバショウ科バショウ属の植物である。」
「これまでバナナは何度も根腐れでお亡くなりになったため、今回から定期的に土を入れ替えて栽培することにした。」
「バナナは2種類の品種を栽培している。」
「品種名はドワーフモンキーバナナ、アケビバナナである。」
ドワーフモンキーバナナ
アケビバナナ
ドワーフモンキーバナナ
「一般的なバナナは草丈が約10mほどにもなるが、ドワーフモンキーバナナは矮性種なので約60~100cmくらいだ。」
「果実は1本の長さが約7~9cmほどで、糖度が高くて酸味は弱く柔らかい。」
ドワーフモンキーバナナの子株
「そんなドワーフモンキーバナナに子株がたくさん生えてきたが、今のところ株分けせずにそのまま栽培している。」
「種がないバナナは子株を親株から切り離して繁殖させているのだ。」
「親株は果実を付けると枯れてしまうが、同じ遺伝子を受け継いだ子株が生長していく。」
「このドワーフモンキーバナナも種がない品種で、おそらく突然変異で草丈が伸びない矮性種が生まれて、株分けによって増えていったのだろう。」
「草丈は約2~3mくらいで、一般的なバナナは10度以下では枯れてしまうが、アケビバナナは耐寒性があるためマイナス5度まで耐えることができる。」
「果実は1本の長さが約5~6cmほどで、甘味は控えめで種が入っている。」
アケビバナナの子株
「同じ矮性種とは言っても、アケビバナナは草丈が高くてスラッとした印象がある。」
「根元を見ると子株がたくさん生えていて、親株に負けずに育っているのが分かる。」
「このアケビバナナは種がある品種で、野生種の面影を残していると言えるだろう。」
「野生種のバナナは種があるが、突然変異で種がない品種が生まれて栽培されるようになったのだ。」
「バナナは熱帯植物なので秋から冬にかけて枯れてしまうイメージがあるかもしれないが、耐寒性があれば関東地方でも冬越しできるのだ。」
「田吾作ファームの場合は室内の窓際でバナナを栽培しており、直射日光が入ってくる秋から冬の時期が最も生育が良い。」
「田吾作ファームのバナナの栽培は続く……。」