田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のガーデンハックルベリーの生育を紹介する。」
「ガーデンハックルベリーはアフリカ原産でナス科ナス属の植物である。」
「南側のベランダの排水溝に、何やら見覚えがあるナス科のような植物が生えているのを見つけた。」
「ガーデンハックルベリーは1種類の品種を栽培している。」
「品種名はガーデンハックルベリーである。」
ガーデンハックルベリー
「もちろんこの場所に種まきをしたことはなく、最初は何の植物なのか分からなかった。」
「ただ植物の特徴からナス科の可能性が高いとは思っていた。」
「ハンギング用の鉢にはミニトマトの苗を植え付けているため、果実が落ちて種が勝手に発芽した可能性が最も高かった。」
「もしこの植物がミニトマトであれば黄色い花を咲かせるはずだ。」
排水溝の植物の花
「ナス科で白色の花を咲かせるのは、唐辛子やピーマンやパプリカなどがある。」
「これらの野菜はすぐ近くで栽培しているので、何かの拍子に果実が飛んで種が発芽したのではないかと思った。」
「この白色の花が結実すれば、果実の特徴から何の植物なのかが分かる。」
「ところがこの白色の花は想定外の果実を付けた。」
排水溝の植物の果実
「これはどう見ても唐辛子やピーマンやパプリカなどの果実ではない。」
「白色の花を咲かせて、ミニトマトのような緑色の果実を付けるのはガーデンハックルベリーだ。」
「確かに春まで南側のベランダではガーデンハックルベリーを栽培していた。」
「おそらくそのときに強風で果実が飛散して、秋になって種が発芽したのだろう。」
田吾作「以上が田吾作ファームで栽培中のガーデンハックルベリーの生育だ。」
「このように排水溝に生えた謎の植物の正体はガーデンハックルベリーだと判明した。」
「ガーデンハックルベリーは草勢が非常に強いため、土があれば排水溝で育っても不思議ではない。」
「ただ春にお亡くなりになったガーデンハックルベリーが排水溝で復活したのを見て、改めて植物の生命力の強さを実感した。」
「田吾作ファームのガーデンハックルベリーの栽培は続く……。」