生後4週間(修正35w5d)までの赤ちゃんの経過

 

29w5dで極低体重出生児(1387g)として生まれた男の赤ちゃんのNICUでの経過を書いています。

生後7日(1週間)の様子は→生後7日(修正30w5d)までの赤ちゃんの経過

 

本当にありがたいことに、赤ちゃんは順調に安定して成長しています。

肺にサーファクタント散布し肺の成熟を促していて、酸素補助が徐々に減ってきていて、動脈管開存症は薬で閉鎖、脳出血などは今のところありません。早産で言われていたリスクは今のところすべて回避。このまま一歩一歩成長してくれれば…。

 

生後7日(修正30w5d)までの赤ちゃんの経過の続きです。

 

生後8日=:31w10d

酸素の鼻キャップ(CPAP)が外れて、もっと軽い酸素補助に。

ぶたっ鼻が丸見えでちょっと笑える~。大きくなるにつれ普通の鼻になるそうで、とにかくそれを信じるのみです笑

 

生後10日=:31w12d

初めてのカンガルーケア! まだ保育器の中にいて体温保持が上手にできないので、カンガルーケア中寒くならないか気になっていました。でも、本人は”ほげ”顔でぽけーっと寝ていてかわいかった。何事もなく無事にカンガルーケア終了できました。

 

生後11日=:31W2d 

体重1425g

出生体重1387gから、一度1301gまで落ちた後増加、今回やっと1400gを超えました。大きくなってる♪

保育器の中で一応抱っこ。せっかくほぼ初抱っこしたのに、超ちっこいのに、どこぞの政治家?のような偉そうな態度と渋いおっちゃん顔で看護師さんも爆笑。私たちパパママは本人には失礼ながら〇階幹事長と呼んでいました笑。 でも、とにかく順調なことがありがたいです。

 

生後12日=:31W3d 

2回目のカンガルーケア。 やっぱり落ち着くのか、ぽけーっとした顔で寝てました。少しだけ目を開けてくれた瞬間をパチリ。

 

生後13日=:31W4d 

私が一足先に退院。やっと家族3人で対面!

私が退院する今日まで、私は同じ病院内なので毎日1時間NICUに面会に行けました。でも、退院したら週に2回のみ。思いをはせながら、搾乳して週2回母乳をしっかり届けますっ!酸素補助も毎日少しずつ減っていっています。

 

生後14日=:31W5d  

体重1497g

今も経管栄養だけど、1日6回で1回の母乳/ミルクが28mlに。

退院後初のNICU面会で、カンガルーケア3回目。恐らくパパ初めての母乳綿棒。

 

生後16日=:32W0d   

体重1538g

母乳/ミルク:1日6回で1回30mlに

 

生後17日=:32W1d   

退院後2回目のNICU面会。いつもの母乳綿棒。

 

生後21日=:32W5d     

面会。パパ初のカンガルーケア。 いつもと違う胸だけど、ほげ顔で寝てくれました。

 

生後22日=:32W6d     

保育器から出た!

面会日じゃないので、後で病院から聞いた話です。保育器から出るということは、自分で体温管理ができるようになったということ。えらいっ!!

 

生後25日=:33W2d    

酸素補助が外れた!

体重1656g

母乳/ミルク:1日6回で1回32mlに

酸素補助がなくなったので、経口栄養の管だけ、それに足裏に着いた血中酸素濃度を測るセンサーのみという身軽な姿に。おかげで、初めてちゃんと自由に抱っこできました!ちっこい。けど暖かかった。初自由抱っこやら母乳綿棒やら中味の多い面会日。

 

生後28日=:35W5d    

体重1788g

母乳/ミルク:1日6回で1回35mlに

初おむつ替えbyパパ。一番小さい5Sサイズ?のおむつです。看護師さんに教えてもらいながらのおむつ交換。私は未だにお腹の傷が痛いのでビデオ撮り。もう保育器の外なので、好きな時に抱っこできるのが嬉しいです。

赤ちゃん生後1週間の様子

 

赤ちゃんがこの世界に生まれて1週間。

極低体重出生児だけれど、小さいながらも安定して少しずつ大きくなってくれています。1週間の様子をまとめてみます。

極低体重出生児の成長と、経過の参考になれば。

 

生後0日=生まれた日:29W5d

体重1387g、身長38.5cm

apgarスコア : 7/8

※1500g以下なので極低体重出生児です

帝王切開で取り出され、2か月以上も早かったけれど産声を上げてくれました。

産声は肺の成熟の一つの目安になると聞いていたので本当にほっとしました。

医師曰く、出す直前までお腹の中で元気に動いていて、自分がもう出されるなんて全く気付いていない感じだったと笑

この早産は完全に私(母親)都合だから、ごめんねという気持ちでした。

生まれたときは、真っ赤かな小さな体と真っ黒の髪の毛をちらりと見ただけ。赤ちゃんはそのままNICUへ、私は術後ICUへ行ったため、会えず。チラ見しただけでした。

 

生後1日=29W6d

私は相変わらずICUの中だったので、赤ちゃんに会いに行けず。リクエストしまくって、やっと医師から「赤ちゃんはNICUで順調です」というざっくりした情報だけをもらっただけ←大学病院ってそういうものですよね。

初乳の搾乳開始、シリンジにほんの少しだけど出てきたことにびっくり。

・黄疸の光線療法1回目

 

生後2日=30W0d

私がICUからMFICUに移動できたので、車いすでNICUの赤ちゃんに会いに(お腹がめっちゃ痛かった)。出産時以外で初対面、そして初めて写真をとれました。背中の産毛が濃くてびっくり笑

人工呼吸器で呼吸サポート中

・経管栄養でミルク&母乳

・生後24時間/72時間で大きなリスクとなる脳出血なし

・早産児によくある動脈管開存だったけれど、イブプロフェン投与で閉鎖

 ↑薬剤2つを試しても閉鎖しない場合は手術だったけれど、無事薬一つ目で閉鎖しました。よかった!

 

生後3日=30W1d

お腹の中でよく蹴っていたのが分かるくらい、保育器の中で足をバタバタ。あまりに動くと呼吸が乱れアラームがなるので手で押さえて落ち着かせる。まだ本当はお腹の中にいる時期なので、手で足などを押さえてあげると子宮の中にいるようで落ち着くそうです。

人工呼吸器が外れ、鼻キャップ(CPAP)での呼吸サポートに!

黄疸の光線療法2回目(これで最後)

 

生後4日=30W2d

出生後初めての体重測定。1301g。出生体重が1387gだったので、減ったけれどこれは生理現象ですね。

・おへそが取れていました!

初めての母乳綿棒、ちゅぱちゅぱしてくれたのが嬉しかった

 

生後5日=30W3d

・呼吸安定しているため鼻キャップの酸素補助が少しずつ減り始める

呼吸を忘れてしまうとアラームがなるので、NICUで面会中気になって仕方ありませんでした。

鼻キャップでぶたっ鼻が気になってしまうのも、早産児&NICUあるある。

 

生後6日=30W4d

・引き続き、呼吸安定しているため鼻キャップの酸素補助が少しずつ減り始める

面会の度に母乳綿棒をあげていました。赤ちゃんが順調だったので、むしろ私のお腹の傷跡と腹水が痛くて痛くて仕方なかった時期。

 

生後7日=30W5d

体重1346g。 出生時1387g→1301gに減ったのち、増加に転じました。よかった!

無事退院!

 

1月下旬から入院して出産後まで、4カ月半にも渡った管理入院

腹水との戦いにも勝利?し、やっと退院できました!

コロナ禍で面会禁止、大部屋だから談話室に行けないと電話すらできず、他の入院している人ともほとんどコミュニケーションがなかった入院期間。

出産後はICU→MFICU個室になったので、痛みで戦いながらも、パートナーと電話できたのはよかったけれど。

それでもね、4カ月半もよく耐えたな自分、と言いたい。

そして小さく生んでしまったとはいえ、まだ赤ちゃんはNICUに入院しているとはいえ、小さいながらも元気な赤ちゃんを産めたのは本当に嬉しいです。そしてパートナーはお見舞い(コロナで面会禁止で差し入れしかできないけれど)とか、電話とか、とにかく私を全力でサポートしてくれて、感謝しかない。

 

産後13日。腹水はだいぶ減って安定したとはいえ、それなりの量お持ち帰りです笑。

普通に妊婦状態で退院となりました。お腹の傷が内側から圧迫されていたいので、本当にお腹を手で押さえて(抱えて)歩く、完全に妊婦さんです笑。中に水じゃなくて、おさるの赤ちゃんでもいてくれたら良いのに。

 

初めてパートナーと揃ってNICUのお見舞い

コロナ禍で、両親のみで1家族週2回1時間ずつと決まっているNICUの面会。

入院していた私は毎日1時間ずつの面会が許可されていたけれど、パートナーは週2回のみ。しかも私と一緒に2人で赤ちゃんに会いに行くことはできなかったんです。

でも、今日私がやっと退院。二人そろって赤ちゃんに会いに行くことができました!

やっと家族3人そろった!

ちっこくてまだ1500g弱しかないけれど、早産での主なリスクは全部回避できています。

 

赤ちゃんの経過と成長は別記事で書くけれど、

母乳綿棒もちゅぱちゅぱ吸ってくれるし、もぞもぞ動いているし、まだお腹の中にいるこの時期、外に出てがんばって成長してくれている様子が本当にありがたいです。ゆっくりでいいから、着実に大きくなぁれ!

 

私が退院して、NICUのお見舞いの後、その足で焼肉定食を食べに行きました。

ずっと差し入れが禁止されていた私。大病院の妊婦に配慮していないカスカスのご飯に拒否気味で苦労したけれど、外の本物の焼肉定食は感動するくらいおいしかった!世の中はおいしいもので溢れているのね♪

 

これからは、家でゆっくり体力回復を図りながら、搾乳と週2回の母乳お届け&NICUお見舞いです。

まずは本当に退院できて、帰宅できてよかった!

 

↓母乳綿棒ちゅぱちゅぱ

腹水との戦いに勝利?

 

出産後、腹水がまた出てきて出産前とほぼ同じ状況に戻ってしまった私。

出産後7日目に、私からも依頼して、アルブミン製剤点滴と利尿剤を試してみたところ、びゃんびゃか尿が出て、腹水がみるみる減ってきました

腹水でおなかがパンパンになってたから、帝王切開の傷がとにかく痛み、トイレ行く度に痛みとの戦いでした。

 

でも、びっくりするくらい腹水が減って、お腹も傷も楽に。

 

結局3日間、この対処で腹水が減りました!

 

当初、産科の医師はあまり積極的でなかったのだけど、ネットで調べて出産後でも有効かもしれないと思い、私からもお願いして本当に良かった。

 

結局、3日間、1日にアルブミナ25%50mlを入れました。

 

難治性腹水で、今後ずっとこの痛みと張りと付き合いながら毎日生活するのかと、本当に心が落ちたのだけど、幸いなことに出産後に水分が体に戻るタイミングという一過性のものだったみたいです。

 

今後この先はどうなるか分からないけれど、腹水がこんなに大変なものと痛感。ひたすら腹水との戦いの妊娠出産期間でした。腹水は本当につらい!塩分を控えた食事、タンパク質を意識してとるなど、日常から気を付けたいです。

 

 

↓NICUにいる生後7日目の赤ちゃん。小さいけれどがんばって呼吸もし足もばたばたさせていました♪

今日は帝王切開後/産後12日

産んでから、帝王切開後から12日になりました。何とか元気です!帝王切開で抜いた腹水が出産直前と同じ量戻ってきちゃって本気で苦しいし傷に5-6キロのしかかって痛すぎてベッドから横になったまま動けず、本当に辛かったので、利尿剤とアルブミン点滴の検討を医師にお願いしました。ネット検索で見つけた論文があって、産後の難治性腹水に効いたとあったから。その後私にも効いて、今は大きいお腹と腹水2-3Lくらいありそうだけど、だいぶ動けるようになりました。

赤ちゃんはすこぶる順調!また別途詳しく書きます。今日は帝王切開から1週間の私の体について。

 

帝王切開当日

血液疾患合併で出血リスク高く、止血ができないリスクが高い、そして多量の腹水がある病院的に「とんでもないハイリスク合併妊娠」の私。

帝王切開も普通よりも厳重な体制で行われました(と言われました)。何かの参考になれば!

◼︎産科医4名(うち超重鎮1名)、麻酔科医2名、補助の医師複数、看護師数名、NICU(赤ちゃん用)3名ほど。

◼︎結局最初から最後まで部分麻酔のみ。記憶超はっきり。

◼︎腹水5.4L!!!

◼︎出血量、羊水込みで940ml(普通より少なめでラッキー)

◼︎帝王切開準備から手術室を出るまで約2時間(昼)、実際の手術時間1時間4分

麻酔

お腹切開

腹水抜く(5分強)+アルブミン輸血

子宮切開+血液凝固因子輸血+赤血球輸血

赤ちゃん誕生!思ったよりデカかった!産声も元気!

胎盤などを出す

子宮の止血に手間取るがやっと止血

血小板輸血

お腹縫合

後処置

退室

 

万が一のため、ありとあらゆる輸血オプションをスタンバイさせていました。しかも、動脈で血圧と随時採血できるようA  LINEを術中に取ろうとしたのだけど、めちゃめちゃ痛いのに3回失敗され断念…。お腹は切られてるは手首は動脈へぶっ刺して失敗されるは、恐怖でしかなかったです。結局、術中採血は普通に静脈から…。

 

赤ちゃんのことは後日書くとして、腹水はなんと5.6L。医者の予想よりも遥かに多かったです。どうりで重いしパッツンパッツンだったわけです。腹水を抜く5分くらいの間、ずっとお腹エコーで赤ちゃんの心音と動きをモニターしていました。異常が出るかと思いきや、ふつーに元気満々。重鎮医師後日談で「赤ちゃん、まさか今から外に出されるなんて何も気づいてなかったよね」と。

 

胎盤も背中側にあってするりと取れたとのこと。幸い出血量は少なめの羊水込み940ml。出血多量が1番の懸念だったから本当に良かった!

 

1番問題だったのは、子宮を縫合してもだらだらと血が流れ止血が普通より時間かかったこと。普通よりも子宮を何回も多めに縫いまくったそう。輸血をしつつとはいえ無事に止血!この止血が終わったあたりから、医師の緊迫感もなくなり、雑談しながら縫合や後処理になってました。私も部分麻酔だから意識あるし全部聞こえてるし、すごく心配だったけど結果良かったです。

 

パートナーはずっとロビーで待機していて、2時間経って退室したあたりで報告を受け、まずはほっとしたそう。「男の無力さを感じたよ」だって笑。

 

手術室から退室〜当日のICU

退室後、ベッドのまま未知の世界だったICUへ。意識あるから、運ばれながら見えるICUの慌ただしい雰囲気に興味津々笑 まだ下半身に麻酔が半分効いた状態で医療用麻薬の痛み止め点滴、アルブミン点滴、血小板輸血に繋がれて、とにかく横になっていました。下には巨大な産褥パッドや産褥ショーツをつけられ、されるがまま。熱も出てきて、徐々に痛くだるく、とにかくウトウトしながらただ真っ直ぐベッドに寝て耐えるだけ。

 

夕方、NICUで赤ちゃんに会い医師からの説明を受けた後のパートナーがICUに来てくれて、部屋で10分だけ2mの距離から面会。赤ちゃんが順調なことを教えてくれてほっ。パートナーも私の体が心配(散々今までリスクの話ばかりされて、死ぬリスク30%とも言われてたから)だったみたいで、短い面会でも私と話せて本当に嬉しかったって。私も顔見てホッとしました。夜はとにかく熱で暑いし苦しいし、体は痛いし、辛かった。そんな辛い夜中に助産師がICUに出張。胸チェックが入り、記念すべき初乳、わずか0.35ml! 朦朧とした記憶の中で、こんなポンコツ状態の自分から早くも母乳が出たことに愕きました。

 

産後1日目- ICU

赤血球輸血、お腹エコー、尿量確認、アルブミン輸血、子宮収縮確認。傷口痛いし、背中も痛いし、とにかく辛かった1日。痛いのに触られるし、ひたすら耐えました。朝には少し腹水が戻ってきて、ぺったんこだったお腹がふっくら。それで採血も増え、この日もICU滞在が決定。術中に3回失敗して取れなかった動脈ルートのA LINEを再び。2回失敗の後3回目でやっと入る。で、動脈で血圧管理と3時間ごとの採血。痛みから何から1番辛かった日。赤ちゃんの様子もわからないし、スマホ禁止だからパートナーとも連絡取れないし。1人ですごく色んなことを考えちゃいました。

腹水が増えてきたのが大きな懸念で引き続き厳重管理。

 

産後2日目- ICUから産科MFICUに移動

朝から採血しまくり。幸い、子宮の収縮も順調、血圧も上がらず、血液検査も緊急事態ではないと判断。腹水は徐々に増えてきた感じ。少し動くだけで傷口は痛いし、多分腹水の重みでも倍増。1日3回の血液検査。レントゲン検査で胸水の有無の確認。尿量と飲水量確認、経腹エコーで腹水量確認。血栓予防のヘパリンと抗生剤の点滴。ロキソニン飲みまくってひたすら耐えてました。朝にはICUから産科のMFICUに車椅子で移動。つまり、命の危機は脱したということ!よかった!

MFICUのベッドでひたすら寝っ転がり、体を休める。ただ、手術室以来会っていない赤ちゃんに、やっと会いに車椅子でNICUに。痛かったけど、赤ちゃんに会いたかった。ちゃんと元気に順調に存在してました。自分の目で確認して触れて本当にホッとした!

 

産後3日目〜7日目 産科MFICU

3-4日目:1日3回の血液検査。レントゲン検査で胸水の有無の確認。尿量と飲水量確認、経腹エコーで腹水量確認。

5日目: 経膣エコーで子宮の収縮を確認。血栓予防のヘパリンと抗生剤の点滴。子宮は超順調!産科の重鎮医師から、産科的に1番懸念していた出血多量や止血失敗関係の命の危機は脱したと言われる。良かったっ!

 

6日目: 順調に増えていた腹水が出産直前と同じ量くらい。またお腹がぱっつんぱっつん。多分腹水の重み(6キロくらい?)で傷口が痛いから、座ったり立ったりが苦痛。妊婦用腹帯を巻きまくって少しでも傷口にのしかかる腹水の重さを軽減しようと自分なりの工夫。トイレと最低限の診察室への移動でお腹を片手で抱えながら歩く。シャワーの時、腹帯の支えもないからビキビキに痛くて苦痛。1日おきにする。両手でお腹を抱えながら、NICUまで歩いていく。何とか椅子に1時間座れたけど傷口が痛む。

 

7日目: 腹水量が自分の我慢できる限界を超えたので、医師になんらかの対策を訴える。アルブミン輸血と利尿剤を使用してもらう。直後から尿が出まくり、お腹が少し萎んでいくのが分かる。少しでも楽になれば!

 

→アルブミンと利尿剤での腹水コントロールは、また後日書きます。まだまだ腹水抱えた妊婦状態だけど多少楽に。どうかせめて維持で。できれば少しずつでも減って!

 

妊娠前の普通の体ではなく、腹水抱えて動きも制限されるけど、命の危機は脱したし、何と言っても赤ちゃんをゲットできました♪ 少しずつでも体が元に戻っていきますように。

出産後8日:腹水

一応母子ともに無事です!

自分の備忘録も兼ねて詳しく書こう書こうと下書きを途中まで書いて力尽きてました。

私は無事だけど、産科関連の子宮の戻りとか全部順調だけど、帝王切開翌日から腹水が出て、毎日増える一方。今日は出産直前のお腹と同じくらいぱつぱつの腹水(6Lくらいはありそう)。お腹が重くて痛くて、帝王切開の傷跡が裂けるんじゃないか(実際には裂けないらしいけど)本当に痛苦しくて、最低限のトイレなど以外はベッドに仰向けで転がっている日々です。

 

まだ手術から来る炎症反応もあるし、産後はむくみや体に水が溜まりやすいし、ここまでの腹水は一時的なものの可能性があるので、産褥期が過ぎるまでは何もできず、ただ耐えるのみ…と言われて、正直どうしていいかわからず困っている感じです。

腹水以外は全部快調。腹水のお腹が重いし傷を圧迫するから、両手でお腹を支えて歩く毎日。

なんとかならないかな…

あとは、赤ちゃんのための搾乳の沼にハマっています笑 幸い母乳は早産+初産の割にかなり出る方らしいけど、もっと生産頑張らないとっ!

 

生後8日(修正30w6d)の赤ちゃん

赤ちゃんは超順調です!毎日飲むミルクの量が増え供給が追いつかない!人工呼吸器も生後2日で外れ、今は鼻に小さな補助のみ。よくある動脈管開存症も、薬投与で動脈管は閉じました!よく動くし泣くし、かわいらしいしゃっくりもするし、29wで生まれたけど、特に何の問題もなく、あとはゆっくりと体重を増やしていくのみ、というありがたい状況です。また今度詳しく書きます。誕生後一度減る体重だけど、数日前から上昇に転じました♪ ママはポンコツだけど、赤ちゃんはしっかり育ってくれてて本当に感謝!毎日のNICU通いが癒しの時間です。

 

とりあえず簡単に報告を。腹水との戦いに勝利して、無事に動けるようになりたいです…

29w5d 無事出産!
今日は出産の2日後。無事ICU2泊ののち、産科病棟に戻ってこれました!色々あったけれど、そしてICUの処置や今も色々あるけれど一応元気で無事です。すでに車椅子にも乗れ自力でトイレにも行けるようになりました。一番の危機と言われた出血多量か止血失敗は無事でした!

元気に産声をあげて生まれた赤ちゃん
29w5d、1387g。極低体重出生児だけど、生まれた直後かなり元気な産声を響かせて生まれてくれました!早産だけど産声が上がるというのは肺が結構成長できてた証拠。ホッとして涙が出ました。
ちらりと見せてもらったのは、真っ赤かな赤ちゃん。本当に赤いんだなと。あと、こんなに早く産んだのに髪の毛がしっかりあってびっくり。
生後2日後の今日、初めてNICUに車椅子で会いに行けました。特に何事もなく生後24時間、そして48時間を過ごし落ち着いていました。動脈管は開いたままだけど、これは近々薬で様子を見るとか。でももう人工呼吸を取ってもいいほど呼吸も安定しているそうです。29w5dまで1週間帝王切開を延ばせて良かった。

まずは、今のところ母子共に無事、元気です!の報告です。輸血やいろんな処置もあった帝王切開のことも、近々書きたいと思います。
メッセージ等々くださった皆様、まだ返信できていませんが本当にありがとうございます!

 

とうとうこの日が来ちゃいました。
今日の採血結果も安定してました!
点滴(補液用)も入り、病院支給のパジャマに着替え、最後の待機中赤ちゃんはまだお腹の中で動いてる。お腹の上から体の一部(肩?足?腕?)が触れます。
次目が覚めたら空っぽになってるんだろうな。

1日でも早く状態を安定させて、ICUから産科に戻り、NICUにいる赤ちゃんにも会いに行きたいです。

産科に

戻ればスマホも使えるので、早く良い報告が出来たらと祈っています!まな板の鯉だけど頑張る!

29w4d 帝王切開前日の嵐

まずは無事にここまで来れました!今日も採血あったけれど、ほぼ同じ値で安定。

朝からエコー(お赤ちゃんと内診)で明日のシミュレーション。胎盤の位置も帝王切開で問題なし、赤ちゃんも十分大きくなったから「普通の帝王切開」と同じく頭だけ最初に出してあとはスポッと抜く感じと。血小板も13.3あるから初っ端から血小板輸血ではなく、途中から出血量に応じて輸血していく。お腹開いてまず腹水を抜く→子宮を切って出血量を測りつつ赤ちゃんを出すという手順。

私の腕が細いから(そりゃ干からびた魚ばっかりの病院食じゃ太れないじゃん)、血圧が正しく測れているか不安でもあり、術後の採血のためにも、A LINEを取る。つまり手首の動脈に直接管を置いておく。ということで、水と栄養補給の静脈の点滴、輸血の点滴、そして動脈、となんと3つも取られる大掛かりなものに。点滴の針入れるとめちゃめちゃ痛いんだよね。動脈なんてもっと痛いらしく…何が怖いって点滴類の痛さが怖い。

 

その後も、麻酔科医、薬剤師、助産師さんからの最後の説明、夜消灯前になってのICUへの荷物確認↓やらで、昼寝する暇のないバッタバタな1日でした。

 

ICUに行くのって大変

術後の経過観察のため、最低2-3日はICU管理になるとのこと。ICUだと産科とは病棟が異なるから、持っていくものは最低限。先日は、お産関係と石鹸などの最低限の荷物と貴重品を持ってICUに、と言われ準備できてたのだけど、今日消灯前になって、お産や着替え関係一式は持っていくけれど、貴重品(お財布だけでなくパソコンやスマホ)は一切持っていけないし預けることもできないと言われました。しかも、持っていくお産関連から石鹸など一つ一つに名前シールを貼ることに。

電源切ってたとしてもスマホ持ってけないって、コロナ禍で面会もない上、誰とも連絡取れないし、赤ちゃんに会いにNICUに行っても写真だって撮れないじゃん!と何の希望もなくなる、しかも前日消灯直前の説明。

いちいち、一個一個荷物をリスト化し、名前シールを貼り、スマホ類のパートナーへの受け渡しを急遽連絡し、もうバッタバタ。

とにかく、術後は出来るだけ早くICUから出るように、まずはそれを目標に! 電気やら周りの音で寝にくいICUにいたら、余計に偏頭痛が出たりストレスが溜まりそう。

とにかく1日でも早く、ICUから産科病棟に戻って来れますように!

 

赤ちゃんにお願いしてみた

あと12時間後くらいには外に放り出されちゃう赤ちゃん。静かなところで、今のうちに肺を成長させてね、足の運動してね、外に出て呼吸とか頑張ってね、急に外に出てもビックリしすぎないでね、お母さんのことも守ってね、とお願いしてみました。

 

とにかく前例がないと繰り返されるばかりの私だけど、後々、骨髄線維症、門脈圧亢進症、腹水溜まりまくり妊娠の希望となれるよう頑張ります!

 

緊張で、果たして今日は寝れるのか?! 今回の妊娠の勝負の山場、全力で乗り越えるっ!

 

↓病院から渡されたお産セット。産褥パッドやら臍の緒の保管箱なども。

 

29w2d 低空でも無事飛行中

ここのところも無事に過ごせてます。血液検査も週3であり、その都度当日帝王切開するかの検討がされ、しないことが決定されるまで朝食が止められているけれど、何とか今日まで無事に来れた!

交渉しまくって、予定帝王切開を何とか29w5dに伸ばせた先週。

医学的見地から言って、かつ私の症例での妊娠は過去に(調べた限り)ないため、帝王切開を伸ばした1週間の間に、私が急に血を吐いて出血多量になる可能性、突然高血圧になって脳出血になる可能性、肝機能が急速に狂い取り返しがつかなくなる可能性、血小板が突如下がって術中出血が止まらなくなる可能性、赤ちゃんが急にお腹の中で死ぬ可能性があるため覚悟で、と言われてました。

だから、お腹の赤ちゃんの胎動が静かになると、少しでも頭痛の片鱗を感じると不安になりまくってたけれど、無事医療体制が若干脆弱になる週末を超え、ホッ。散々リスクを言われて脅された気分で、ちょっと怖い日々。でも、今のところ赤ちゃんも元気!私もお腹の重量感がますます増えたけれど、それ以外はいつも通り。増えたのが腹水なのか、赤ちゃん関連なのか?とにかくベッドでゆっくりしています。

 

29w2dの血液検査結果

Hgb8.5(L)→、血小板13.4(L)→、AST35(H)↓、ALT30(H)↓。

ちょっと疲れて推移は書かないけれど、ヘモグロビンと血小板は私の中では悪くない数値で維持。肝機能のASTとALTは今も緩やかに減少中なのは良かった。他にもアルブミンも総蛋白も妊娠中ずっと低い。一応高タンパクヨーグルト(ギリシャヨーグルト)とかで気持ち補ってます←病院には隠れて笑。他にも妊娠前からの異常値はあるけれど、基本変化なし。

 

1ヶ月前の危機を考えると

4月末のGW前に体調を崩し、肝機能数値が急に上がり、帝王切開する直前まで行った私。その時を考えると約1ヶ月伸ばせたわけで、本当に本当に良かったー。赤ちゃんの安全度もかなーり上がったので希望が持てました。2ヶ月強も早く外の世界に放り出しちゃうけれど、一緒に頑張れればな、赤ちゃんの生命力も信じる!

ということで、決定した3日後の予定帝王切開、それまで安静に穏やかに無事過ごしたいっ!