ここで
褐色の髪の女が登場する。ナオちゃんの役どころでもある。
褐色の髪の女は「どうしたっていうの?眠れやしない。(金髪に)
何をわめいているの?」
金髪「わたしが?わめいているのはこの雄鶏よ。」
褐色の髪の女「身持ちのいい雄鶏は、ちゃんともう寝ているわ。それに夜にけんかなんかしないものよ」
雄鶏「その通り!」
褐色の髪の女「まぜっ返さないで!」(再び金髪に)「あんたは一人で鶏小屋にいると思ってるの?」(狐に気がついて)「この紳士は誰?」
狐はセレナーデを中断し、立ち上ってお辞儀をした。それからセロを弾くために座った。
雄鶏「紳士?これは悪党だよ!」
金髪「老いぼれ魔女め!」
褐色の髪の女「誰が老いぼれだって?」
金髪「あんたよ!」
褐色の髪の女と金髪は、どうも馬が合わないらしい。
褐色の髪の女はナオちゃんの役なので、以前いくらかお芝居の勉強をしたことがあるらしく、台詞のキャッチボールは見事である。
私も負けずにナオちゃんに食らいついていく。
ここの箇所では、雄鶏の台詞が少ないので、ほっとしたがケンちゃんの立ち位置が問題であった。演出家からダメ出しが出る。
立ち位置なども、自分で考えて行っていくものである。役を演じるということは、その役柄の全ての行動に責任を取らなければならないからだ。
このように舞台稽古が続いていくのだが、ブログを読まれる方々にどのようにしたら、このお芝居の内容や演技を説明できるか、実はかなり悩んでいた。このようにして、このお芝居に沿って台詞のやり取りが続けていくつもりである。そして、特に演出家からのダメ出しがあった箇所などにも触れていきたいと思う。
是非とも続けて読んで頂きたいと思う。