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『如意輪観音様』
毎月18日は東京・護国寺の如意輪観音像の定例開帳の日です。
既に関東の仏像好きの間ではお馴染みになった護国寺の如意輪観音さまは正月1日~5日、節分(2月3日)、四万六千日(7月9,10日)および、毎月18日に開帳されています。
4年ほど前から毎月18日にも定期開帳されるようになったこともあってより身近になりました。
護国寺は徳川綱吉が母・桂昌院の願いを受けて創建した寺院で、ご本尊は桂昌院の念持仏だった天然琥珀製の六寸五分の如意輪観音像です。
こちらの如意輪観音は絶対秘仏として奥の院に安置されています。
現在、本堂の厨子に祀られている木造如意輪観音像は堀田正虎(幕府の大老・堀田正俊の子)の母・栄隆院尼が寄進されたもので、平安時代後期頃の作と見られています。
片膝を立てて座る六臂の坐像で、通常の如意輪よりもうつむき加減の思惟の表情が特徴的です。
まばゆいばかりの冠と装飾にも圧倒されます。
通常は少し離れたところからの参拝ですが、開帳法要や護摩祈祷の直後には間近でお参りできる場合もあるので、護摩が行われる時間帯を狙ってお参りするとよいかもしれません。
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