真説・弥勒浄土      

道すなわち真理の奇蹟

五戒~二、殺戒(四)

2022-05-18 20:55:28 | 五戒~活仏師尊慈訓

殺戒(四)

三十一、もし誤って人を殺してしまった羅、功徳を立ててその人に廻向しなければなりません。

殺す気のない殺人は罪が軽いですが、殺す気があって人を殺すのは罪が重いです。

三十二、素食を食べている人は、買った食べ物は(食べられないものが入っていないかどうか)はっきりと尋ねる必要があります。

もし不注意に三厭五葷の類を食べてしまったなら、帰った後、焼香して、懺悔する必要があります。

三十三、勤め先の主人や上司に肉を買ってくるように言いつけられ買わないわけにいかない時、買おうとするものが自分とは関わりないと思った場合は構いません。

三十四、誕生日に殺生をしてはいけません。

あなたの出生はそんなに偉くはありません。

かえってたくさんの生命を殺してしまっては不道理であります。

三十五、先祖が亡くなったら最も好いのは素食をして殺生をしないことです。

全家族が素食をしていない時は最も好いのは四十九日間素食にし、夫婦関係も四十九日間断つことです。

こうすれば祖先の業力を軽くすることができます。

三十六、願をかけて豚を殺すことは自らめんどうを招くことに等しく、事はまだ解決していないのにかえって先に罪を造ってしまいます。

神壇に於いていい加減に願を掛けてはいけません。

迎神、出殯の時に、布袋劇をしたりヌードのダンスをしたりして、習俗、潮流に従ってはいけません。

先祖を拝む時は香花と果物と清茶を敬意を以てお供えするだけでよいのです。

三牲酒禮はただ先祖の罪を増加させるだけです。

よくない風俗は真似する必要はありません。

三十七、享受はすなわち福を消し、苦を受けることはすなわち罪を終わらせる事です。

持斎後にも依然として体が不健康であるなら、累世の殺業がまだ終わっていないからです。

他人の事業が順調でないのを見たり、体が健康でないのを見ても、その人に業力が重いからだと言ってはいけません。

このようなことは人の菩提心を失わせます(菩提心を殺します。)これも殺戒を犯すうちに入ります。

暖かい励ましの言葉を以て応じ、やさしい言葉でなぐさめてあげることです。

三十八、殺を犯す果報

(1) 三悪道(畜生、餓鬼、地獄)に堕ちます。

(2) もし生きている間に、病気が多く短命である場合、多病の人は放生を多くする必要があります。

放生には二種類あります。

一つは外にある衆生を放つこと、二つは内にある衆生を放すこと、すなわち内心の執着を放棄することです。

生じて来る数多い思いを放棄することです。

いわゆる衆生とは、たくさんの煩悩を集めて生きているということです。

(3) 自分以外感じるもの、みな光澤が少ない。

例えば商売をすればするほど損をしたり、社会に於いて人の縁が欠けたりします。

(4) 心に常に毒を抱いていると代々にわたって絶えません。

豚を長い間殺していると豚の顔に変わります。

鶏を長い間殺していると鶏の顔に変わります。

(5) 心は恐れを抱きます。

病気の時や暗やみの道を歩いている時、常に何かびくびくしているはずです。

(6) いつも悪い夢を見ます。

(7) 衆生に憎まれます。

人に嫌われ人縁がありません。

(8) 死ぬときに恐怖があり、死に方が悪いです。

たいへん重い殺業を犯すと、臨終の際に業力が目の前に現れます。

あたかも銀行が年の暮れに元帳を計算するが如くです。

死ぬ時は恐ろしい叫び声をあげます。

三十九、戒殺の果報

(1) 無為施を修める動物に恐れの気持ちを与えません。

(2) 生きている間は病気が少なく長寿となります。

(3) 慈しみの心が増し、煩悩は減少します。

(4) 嗔心が滅し、激怒を免れます。

(5) 衆生が親しみ近づき、鬼神は守護します。…一戒を守るごとに一位の善神の守護があります。

(6) 不吉な夢は常になく、寝覚めは快適です。

(7) 未来世においては富貴は思うがままです。

(8) 怨みが解除され、広く善縁を結びます。

(9) 浄土に往来する。

続く

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