【まとめ版】植竹希望初優勝 2022KKT杯バンテリンレディス

2021年は山下美夢有さんがツアー初優勝を飾ったこの大会。
過去にはアマチュア勝みなみさんが最年少優勝を飾った試合でもあります。
今年も熊本でニューヒロイン誕生なるかに注目です。

山下美夢有 圧倒的な初勝利 バンテリンレディス2021
2年ぶり開催となった、KKT杯バンテリンレディス。初日は混戦模様。例年に比べて柔らかく重いグリーンはちょっと感じが違います。そして2日目、上位は一気に加速。今考えられるであろう、最高レベルの上位陣。その戦いを制したのは山下美夢有19歳。圧巻のトーナメントレコードでプロ初優勝です。
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2022KKT杯バンテリンレディス大会概要

大会名称:KKT杯バンテリンレディスオープン
開催コース:熊本空港カントリークラブ (6,499 Yards/Par 72)
開催期間:4月15日~4月17日
賞金総額:10,000万円
優勝賞金:1,800万円
出場人数:108人(予定)
決勝進出順位:2R終了時 50位タイまで (予定)
主催:株式会社熊本県民テレビ
特別協賛:興和株式会社
公認:一般社団法人日本女子プロゴルフ協会
大会URL:こちらです。
※1日当たり、上限5,000人の有観客開催。

2022KKT杯バンテリンレディス放送とインターネット中継予定

※ローカル及び再放送除く。

【地上波】
■日本テレビ系列28局ネット
4月17日(日) 15:00~16:25(録画)

【CS放送】
■日テレジータス
4月15日(金)  8:00~13:00(LIVE)
4月16日(土)  7:30~12:45(LIVE)
4月17日(日)  7:30~11:45(LIVE)

■日テレNEWS24
4月15日(金) 14:30〜15:30(LIVE)

【インターネット配信】
■GOLFTV・DAZN
4月15日(金) 10:15~16:15(LIVE)
4月16日(土) 10:00~16:00(LIVE)
4月17日(日)  8:40~14:40(LIVE)※表彰式終了まで

2022KKT杯バンテリンレディス ペアリングと見どころ

初日のペアリングが発表になっています。こちら
インターネット配信も定着したので、注目組。

安定の西村優菜さん、昨年、無双状態だった稲見萌寧さん、地元の有村智恵さんのペアリング。
少し残念なのが、今季圧倒的な強さを見せる西郷真央さんの欠場です。

今季6戦3勝の西郷真央が首痛で欠場
◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 事前(14日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6499yd(パー72) 2022年の開幕戦を制するなど今季6戦3勝をマークしている西郷真央が首痛のため開幕前日の14日に欠場となった。13日のプロアマ戦には出場していた。 今年に入ってプロ初勝利を遂げた西郷は、優勝以外にも2位を2...

さて、昨年は山下美夢有さんが素晴らしいスコアで優勝しました。
しかし、基本は難しいコースです。
今大会は、山崎千佳代さんと佐伯三貴さんがコースセッティング担当。
どんなセッティングになるのかも見どころだと思います。

2022KKT杯バンテリンレディス大会初日

大会初日は注目組の西村優菜さんが、劇場的なプレーを展開しました。
何か、スーパープレー集を狙ったかのようなショットが随所です。

勢いそのままに上位フィニッシュ。全体はこちらです。

鈴木愛が首位 3連続を含む7バーディー奪取|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。

植竹希望さんの思い切り良いプレーも光った初日です。

植竹希望4アンダー発進 日曜は私の日に-|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。

(天候:曇り 気温:19.8℃ 風速:4.6m/s)
《グリーン=スティンプ:10 1/2フィート コンパクション:22.5mm》

2022KKT杯バンテリンレディス大会2日目

大会2日目は、風が強く、選手のプレーに好不調が出ました。
そんな中、2日目を終わっての上位陣。全体がこちら

西村優菜さんが単独首位浮上。
しかし、前半は我慢の展開で、後半に爆発しました。
逆のパターンで、前半にスコアを伸ばしたのが植竹希望さんでしたね。

西村優菜 忍耐の2時間42分から一変|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。

(天候:晴れ 気温:16.2℃ 風速:5.2m/s)
《グリーン=スティンプ:10フィート コンパクション:22.5mm》

予選カットは、+1の43位タイまでで、ちょうど50人。
何とカット組に、稲見萌寧、山下美夢有の両選手も入ってしまいました。
アマチュアは3人出場しましたが、決勝進出は1人。
吉田鈴さんのみなので、ここで実質的なローアマは確定です。

吉田鈴(よしだりん) コーチは今野康晴 | 女子プロゴルフPlus+
プロの試合では、9戦目の参戦となるKKT杯バンテリンレディスの吉田鈴さん。この試合、初めて予選を通過し、決勝ラウンドに進みます。今回は、コーチである、今野...

2022KKT杯バンテリンレディス大会最終日

大会最終日は、長い一日になりました。
中盤から終盤にかけて、毎ホール首位が入れ替わる目まぐるしい展開。
そして、久々のプレーオフ。それも、4人による戦いは、昨年のスタンレーレディス以来です。
-8で並んだ4人は、植竹希望、西村優菜、小倉彩愛、吉田優利。
プレーオフは、6ホール、2時間にも及ぶ史上最長の熱戦となりました。

植竹希望ツアー初優勝

4人のプレーオフを制したのは、植竹希望さんでした。
ツアー初優勝は、黄金世代10人目の優勝となります。

植竹希望 ロングランでナイスウイン|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。

プレーオフの戦いも熾烈でした。
1ホール目は、西村優菜さんを除く3人が2オンを狙い、それぞれバーディー。
2ホール目は、小倉彩愛さんがバーディーを獲れず脱落し、植竹希望、吉田優利の2選手がバーディー。
3ホール目以降がマッチレースとなったのですが、心技体ともギリギリの戦いでした。

最終の上位陣。全体がこちら

(天候:晴れ 気温:18.7℃ 風速:2.5m/s)
《グリーン=スティンプ:10 1/2フィート コンパクション:23mm》

最後まで健闘光った吉田優利

吉田優利さん、最終日は22歳の誕生日でした。

首位と4打差で迎える最終日、優勝可能性はワンチャンスだったと思います。
しかし、本当に最後の最後まであきらめないプレーで集中は切れませんでした。
惜しくも優勝には届かなかったのですが、吉田強しを印象付けてくれました。
プレーオフ直後、笑顔のインタビューも、プロの鏡です。

悔しさが募る西村優菜

経験や技術からして、「勝てる」自信があったであろう西村優菜さん。
プレーオフまで持ち込まれたのが残念だと思います。

初めてのプレーオフで惜敗 西村優菜「決めきれなかった」
◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 最終日(17日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6499yd(パー72) 1打差の首位で出た西村優菜が3バーディ、3ボギー「72」とスコアを伸ばせず、通算8アンダーでホールアウト。植竹希望、吉田優利、小倉彩愛との初めてのプレーオフ(18番パー5)では1ホール目で4mのバーディパ...
ピックアップー吉田優利 小倉彩愛 西村優菜|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。

西村優菜(2位タイ:-8)

――プレーオフを終えて。
「くやしいです」
――プレーオフ(1ホール目)は。
「3人とも飛ぶので、みんな2オンを狙ってくる。3打目勝負だと思っていました。バーディーが必須だった。パッティングは100点だったのですが・・・。残念です」
――最後のバーディーパットは。
「4メートルくらいのフラットフック。思ったように打てた。ラインに乗っている感じでしたが、ちょっと強かったのか、けられてしまいました」

小倉彩愛 覚醒の試合

小倉彩愛さんについては、アマチュア時代から、同世代の主役級でした。
何せ、同世代が強すぎる。
四天王と呼ばれた、安田祐香、古江彩佳、西村優菜、そして吉田優利。

しかし、小倉さんもトップアマとして日本を代表する選手でした。
アマチュア時代の実績がこちら
上位の成績を挙げると、2017年日本女子オープン3位でローアマ。
そして、2019年日本女子アマ4位など。
もちろん、JGAナショナルチームに選抜されています。

プロテストは2回目の合格。
1度で合格せずに、一旦はゴルフをあきらめかけたところからの再出発です。

ルーキー小倉彩愛 満足感と悔しさは「半々」
◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 最終日(17日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6499yd(パー72) 首位と3打差の3位から出たルーキーの小倉彩愛が4バーディ、1ボギーの「69」で回り、通算8アンダーに伸ばして4人でのプレーオフに臨んだが、2ホール目で8mの下りのバーディパットを外して万事休す。惜しくも初...

プレースタイルは基本、クールなのですが、この大会は違った。
2日目の18番でバーディーを奪ったのですが、珍しくガッツポーズ。
気合は最終日のプレーオフまで続きました。
優勝には届かなかったものの、QTランキング12位の参戦資格。
大きくリランキングにも貢献する、素晴らしい戦いだったと思います。

ローアマは吉田鈴

吉田優利さんが惜しくもプレーオフで敗れました。
しかし、妹の吉田鈴さんは、初めてレギュラーツアーで予選を通過。
最終順位は、32位タイでローアマ獲得です。
姉妹で表彰式はならなかったものの、プロテスト合格に向け自信になったと思います。

アマ吉田鈴が初の予選通過「オーガスタの経験が生きた」 最終日は姉の誕生日
◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 2日目(16日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6499yd(パー72) アマチュアの吉田鈴(千葉黎明高卒)がレギュラーツアー参戦8試合目で初の予選通過を果たした。2週前の「オーガスタナショナル女子アマ」に出場し、日本勢ではただ一人オーガスタナショナルGCでプレーできる決勝ラウ...

この大会はコーチである、今野康晴プロがキャディーを務めました。

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