Road to Global

日本国内の英語学習のみでグローバルビジネスへ。

コロナ禍での海外出張:2021年9月ドイツ③

日本への帰国日、前日に日本の厚生労働省のWEBサイトで質問に答えておきQRコードを取得しておき、ドイツで受けたPCR検査の結果を持って空港に向かった。日本の空港とは異なり結構な人数の人がいる。

ドイツにいる間に日本の感染者数が急激に下がり始めたので、9月24日にドイツは日本をハイリスク国指定から外したが、こちらにとっては何の意味もない。また9月27日に日本は水際対策を若干変更、10月1日以降に帰国で尚且つワクチン接種証明を持っている場合、帰国後10日目以降に自主的にPCR検査を受けて陰性の結果を入国者健康確認センターに提出すれば、14日間の隔離期間を短縮できるというもの。9/30帰国なのでギリギリその要件に当てはまらないし、一般的な検査機関でPCRの結果が出るリードタイムを考えるとあまりメリットを感じない・・・。

ミュンヘン空港のチェックインカウンターでPCR検査証明やQRコードを提示し、まずは国内線でフランクフルトへ。もともとの乗り換え時間が1時間半しかなかったので、遅れなければ良いなと思っていたが、40分の遅延でフランクフルトでの乗り換え時間が50分しかないことに。コロナのためか開いている出国審査窓口の数も少なく結構並んでいる。非常に焦ったが結局は何とかなり搭乗開始時間は過ぎたものの搭乗ゲートへ到着。そこで再度PCR陰性証明が規定の様式であるかどうかを再度チェックされ、ようやく搭乗することが出来た。

日本到着も少し遅れたが、帰れれば問題ない。着陸後も検疫官の指示を待ってますとのアナウンスで機内でしばらく待ち、その後は空港の検疫会場に移動し、様々な書類チェック、唾液を採取してのPCR検査、隔離中に位置を追跡・確認するためのアプリのインストール等々があり、最終的に下記画像の書類をもらってやっと入国。着陸してから2時間半くらいかかった。

隔離用の場所として事前に自宅の近くのマンスリーアパートを15泊16日で借りていたので、羽田から車でそこまで移動。隔離生活を開始したが、これが思っていたよりも厳しい。ランダムな時間にアプリが鳴って現在地情報を送付しなければならないし、他にもランダムにAIからのビデオ通話が来るので顔と部屋の中の様子を30秒間映さなければならず、携帯が手放せない。現在地情報送付は1日2回、ビデオ通話が1日1回、健康状態報告が1日1回ということはすぐに分かってきたが、結局いつ来るのかはランダムなので(だいたいこのくらいだろうという推測はつくが)、昼間にシャワーを浴びることも出来ないくらいには行動が制限される。

正直、上記の合計4回の確認は今のところ夕方前には全て来ているので、全ての確認が終わった後は外出や外食も出来てしまうのだが、良い経験と思い、とにかくルールを遵守してレトルト食品と冷凍食品を食べながらの在宅勤務生活をしている。

日本の水際対策は緩いという意見もネット上では見かけるが、搭乗前のPCR陰性確認に加えて空港到着時の全員PCR検査や自主隔離等、ドイツに比べればはるかに厳しいし、アプリでの監視も含めて良くやっているのではないかと感じた。自主隔離が機能するかどうかは個々人のモラルによる所が大きいが、中国のように徹底的に隔離して管理するのは実施側にも実施される側にも負担が大きいので、現在の日本のやり方でも良いのではないかと思う。

ただこの14日間の隔離ルールが解除にならない限りは、もう海外出張には行かないようにしようと思う。意外と負担が大きい・・・。

f:id:road2ac:20211010132023j:plain