定年楽農

　　毎年、スイトコーンは必ずアワノメイガの被害を受けます。

　今年から稲作を委託にしたため、6月には、作業に余裕ができ、スイトコーンは、毎朝見回りました。

　今年作付けした品種は、「味来９０」という品種です。

　6月の初旬に、ほんの一部に、葉に虫が食ったようなカスリが見られ、出穂したばかりの穂にアワノメイガの幼虫を発見したので、すかさずフェニックス顆粒水和剤を散布した。その後、毎日観察し、2週間後に、再度同じような症状が見られたので、再度散布した。

　その後、穂が開き始め、ほんの一部の穂にアワノメイガが見られたので、今度は穂を抜いて処分した。

　6月下旬になり、ヒゲが茶色味を帯びてきたので、そろそろかなあと思っていたところ、1本に鳥につつかれた痕が見つかりました。明日からは鳥対策をしなくてはと思いながら翌朝、圃場に行ってみると、カラスが３羽飛び立っていくではないか。

　よく見ると、カラスは、地面から届くところのトウモロコシをつついている、全部で7本やられた。

　対策として、一本ずつ小さい網をかぶせ、地上から２０ｃｍぐらいに糸を張った。

　圃場が面している市道を保育園に行く親子が、私に毎朝「おはようございます」とあいさつしてくれています。

　7月初旬、あまりにほほえましい親子なので、スイトコーンをあげたところ、翌朝、3歳児の女の子が、切り絵をプレゼントしてくれました。大切に居間に飾っています。