エモエモ探検隊

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【梅酒好き必見】山形の銘菓「のし梅」なるもの食べてみたゾ

「のし梅」

まいど、慶應ニートでやらさせてもらってます、けむにまくおです。 

 

今年もあっという間に梅の花が咲く2月ですね。

うめぇだのうめぇくないだの一年中「うめ」に言及しているワイ。

たまにはちゃんと「うめ」と向き合ってみようかなと思っとります!

「のし梅」のパッケージ

さて、今回は玉屋総本店「のし梅」なる梅のお菓子を食べてみました。

 

のし梅とは、山形で古くから食べられている伝統菓子なんですって。

砂糖、梅、水飴、寒天を練り合わせて平たくのした(伸した)ものらしいのです。

これ山形のおみやげランキングとかに入るほどの定番お菓子みたいですね。

 

 

ちなみに、のし梅の起源はけっこう古く、文政年間(1818〜1830)頃まで遡るみたいです。山形藩主の典医*1だった「小林玄端(げんたん)」が長崎遊学中に中国人から梅醤(ばいしょう)を原料とする薬の製法を伝授され、それを山形で暑気除けの妙薬として売り出したことが始まり*2なんですって。

紅花の画像
▲紅花。江戸時代とかには「米の百倍、金の十倍」とうたわれるほどの高級品だった*3ようですよ。

なお、江戸時代の山形では「紅花」の栽培が盛んだったこともあり、紅をとる際に必要な梅の栽培も盛んだったとのこと。「山形って梅有名なん?」と思われるかもしれませんが、そういういわれがあるようなんです。

 

もし玄端が長崎に行ってなかったら、もし玄端が梅栽培盛んな山形の医者じゃなかったら、このお菓子は生まれてなかったのかもな……

そう考えると、ちょっとおかしいですよね!(嘘です。めっちゃ爆笑)

 

 

「のし梅」食べてみた

「のし梅」の中身

さて早速中身を開けてみますと、竹皮にはさまれた5枚ののし梅が入っていました。

「のし梅」の中身

玄端が笹の葉に薬をのして売ってたのを踏襲しているのだと思います。粋ですね。

黄金色の「のし梅」

出してみるとこれがまあ美しいではないですか!

西日で輝く黄金色。

200年くらい受け継がれている理由が分かるような気がします。

 

カットした「のし梅」

で、食べてみますとこれがとにかくめっちゃうめ!!(2つの意味で)

いわゆる梅味の寒天なんですが、かなり濃いめの梅感やぞ。

食べた瞬間チョーヤのあの緑の瓶が思い出されるんです。

これ食べる梅酒やんけ!と(アルコールは入ってないです)。

 

「のし梅」を食べているところ

もとは気付け薬なだけあって、たしかに元気になりそうな酸味。

甘酸っぱいもの好き、梅(酒)好きにはこれたまらないやつですね。

ここまで梅感強めなお菓子ってなかなかないと思います。

 

 

「のし梅」アレンジしてみた

そのままでも充分楽しめるのですが、アレンジしてみても面白いかもです。

「のし梅」入りフルーツポンチ

細かく刻んでフルーツポンチに入れると、かすかに爽やか和テイストをプラス。

みつ豆とかに入れても似合いそうな気がします。

 

そして意外なおいしさだったのがまさかのバタートーストのせ。

加熱するとジャムのようなゲル状に溶けるんです。

「のし梅」バタートースト

甘酸っぱ〜い梅味の中に香るバターのコクがマッチ。

梅とバターってこんなに合うのか!

さらにクリームチーズを塗っても美味。

他にはない甘酸っぱさだからこそ新しい掛け合わせが楽しめそうです。

 

 

強めの酸味で好き嫌い分かれるお菓子みたいなんですが、梅酒好きなら絶対気に入るはず。

これネットでも売っているので気になった方試してみては? ( ´ ▽ ` )ノシノシ

Amazonのものは割高なのでご注意を。

 

《商品情報》

のし梅

  • 製造者:株式会社 玉屋総本店
  • 内容量:5枚入り
  • 賞味期限(参考):2022年1月25日に購入したもので2022年5月8日まで
  • 保存方法:高温多湿を避け常温にて保存
  • 栄養成分(100g当たり):
    エネルギー 301kcalたんぱく質 0.2g、脂質 0g、炭水化物 75.0g、食塩相当量 0.01g

 

《参考》

 

 

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*1:幕府や大名に召しかかえられた医者のこと。

*2:玉屋総本店「のし梅」のパッケージ裏の説明を参照。

*3:「山寺と紅花」推進協議会「最上紅花その価値は米の百倍、金の十倍」を参照。