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「自助」と「共助」

あっという間に令和4年も師走に入った。
毎年思っていることだが、今年も終わるのが早い。
学校に通う子供が家に居ないと、季節感を感じられなくなる。
それに、コロナ禍で年間行事も少ないので尚更だ。
気温の低下と周りの景色でしか、冬を感じられない。
今朝、今期初めて車のボンネットがキラキラ凍った。
いよいよ寒くなって来た。
もしもの降雪に備えて、そろそろ冬用タイヤに交換だな。
そういえば昔はスパイクタイヤがあったよな。
粉塵被害さえなければ、あのグリップ力なら安心して運転できるのにな。

昨日の「アルコール依存症の否認」のつづき ↓

自助グループの例会の体験談では、「第一の否認」についてのことが多い。
例会での発言のほとんどが、飲み始めから断酒するまでのドロドロとした話だ。
しかし、自助グループの存在意義は、
まず酒をやめることは当然であり、次にその上に新しい人生を築くところにある。
シラフでは生きてこられなかった自分を認めることが大切なのである。

そもそもアルコール依存症にとっての「自助」とは、
酒害者が自らの抱える問題を努力して解決改善しようと言う意味である。
努力して断酒を継続し、回復していくと言うことだ。
その努力は、グループの仲間とのかかわりと言った「共助」の中で長期的に可能になるものであり、
その意味で自助グループは「自助」と「共助」両方を持つものである。

「断酒会が生きがいだ」と言って、出席回数自慢をしているサンデー毎日のベテランさんの話は、
ニュースと散歩と草むしりのはなしばかりである。
たまに酒の話をしたと思えば、「なんだ、またあの話か」と、
何度も聞いたことのある飲酒時代の武勇伝だったりする。
出席回数を増やしても、仲間に会って雑談することが主目的では、
単なる暇つぶしにしか見えない。
それでは、これから断酒をしようと勇気を出して意気込んで参加した人も、
なかなかその輪の中に入りづらい。
そのような状態では、断酒会の持つアルコールケアシステムが、
否認や自発性問題を解決できないのではないか?

そもそも、俺が断酒会に入会するきっかけとなったのは、
入院していた病院の医師からの勧めであったり、家族である妻の勧めがあったからで、
自発的に入会したわけではない。
精神病院を退院してから、何のためらいも無くすぐに断酒会に入会したので、
子供が地元の小学校から地元の中学校に入るのと同じような感覚だった。
そんな入会のしかただったので、後からいろいろな疑問が湧いて出て来た。
コロナ禍も手伝って、数年前からたまにしか例会出席はしていないが、
アルコール依存症をはじめとする精神疾患についての勉強は欠かしていない。
コロナ禍で例会が開かれなかったことが逆に、病気についての自習時間を与えてくれた。
ネット上での同じ病気の仲間も増えたし、このブログも続けられている。
答えは一つじゃないし、いろんな回復方法があっても良いと考えている。


つづく。


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