【小学校受験】 首都圏私立小学校の英語授業の週間コマ数の調査 ～千葉県、埼玉県編～

こんにちは。

今回は前回に引き続き、首都圏(千葉県、埼玉県)の私立小学校の英語教育への熱量を探るべく、週間何コマ英語の授業があるのかを調査しました。

2020年から新しい学習指導要領が施行されすべての小学校で英語の授業が行われる事になりました。
公立小学校での3,4年生は週1コマ、5,6年生は週2コマの授業が必須化されています。
これを受けて私立小学校では公立小学校の週間コマ数＋1コマを目指す動きがあるようです。
つまり、1,2年生は週1コマ、3,4年生は週2コマ、5,6年生は週3コマが目安だと。

調査結果を見ると、各私立小学校で英語授業のコマ数は一律ではなく違いが見られます。
英語授業に多くの授業コマ数を充てる事で見える、私立小学校の英語教育への熱量、特色が伺えるかと思います。

私立小学校の英語授業の週間コマ数は 【AERA English特別号】英語に強くなる小学校選び 2021 (AERAムック)内のデータも 参考にしました。

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今回は首都圏の私立小学校の英語教育への熱量を探るべく、週間何コマ英語の授業があるのかを調査しました。

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2020.11.04

首都圏私立小学校の英語授業の週間コマ数ランキング

各私立小学校の1～6年次の英語授業の週間コマ数の合計し、その合計数の多い順から表にまとめました。
（データが無い小学校は記載がありません。）

千葉県の私立小学校

暁星国際ではレギュラーコースとインターナショナルコースがあり、インターナショナルコースでは国語以外は英語での授業になります。
暁星流山も国語以外は英語での授業になります。

また、表には掲載ありませんが幕張インターナショナルスクールも国語と社会の一部を除いてすべて英語での授業になります。
ちなみに、幕張インターナショナルスクールは日本の学習指導要領を外国人が英語で授業を行う形式をとるインターナショナルスクールで、文科省に認められた、いわゆる一条校で修了(卒業)により日本の中学校の入学資格を受けられます。

昭和学院は進学力がある小学校として【日本一わかりやすい小学校受験大百科2021】の東日本難関中学校合格率ランキングにもランクインしている小学校です。
そのランキングにランクインしている小学校の中で、1～6年次週間コマ数合計18は比較的多く、他の進学校より若干英語教育に注力していらっしゃると個人的には感じます。

埼玉県の私立小学校

開智は1年生から週間5コマの英語授業があり、相当英語教育を重視しているのが伺えます。
土曜授業（低学年は隔週）で他教科の授業時間も確保しつつ、84%程度が開智学園中高一貫部に内部進学するようです。

まとめ

今回も私立小学校の英語授業の週間コマ数は、いわゆる進学力の高い私立小学校は英語授業のコマ数を比較的抑え気味である印象を受けました。

下に【日本一わかりやすい小学校受験大百科2021】の”進学力がある小学校”の東日本難関中学校合格率ランキングにランクインしている小学校の1～6年次の英語授業週コマ数合計を表にしました。

幕張インターナショナルスクール・LCA国際は特別として、それ以外の小学校の1～6年次の英語授業週コマ数合計の平均値はおよそ11.1コマです。

今回調査した、千葉県の昭和学院は18コマと他の小学校と比べるとの多いのがわかります。
ちなみに年間35週・1コマ45分と考えると、1～6年次の英語授業週コマ数合計が1コマ違うと、６年間でですが、おおよそ1575分、26.5時間の差が生じます。

4コマ違うと英語に触れる時間として100時間程度の差が生じます。
6年間トータルでの時間とはいえ、100時間も違いがあれば英語習熟に明らかな違いが見られるのではないかと個人的には感じるところです。

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2020.07.13