ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

子供たちからの愛情を感じず涙が込み上げる話

面白い経験をしたとんぼである、ごきげんよう。

 

最近は自分を愛そうとか自分から愛していこう的な話を書くことが多い。一番面白いのは、思考した結果をすぐに現実でも試せる環境にあること。

 

さて、アドラー心理学とは机上の空論なのか、はたまた現実にも適用可能なのか。

 

昨日強烈にダメージを受けた話を紹介する。

 

◆家族の紹介

日曜日の奮闘

昨日の話。

 

今の私は娘と二人暮らし。出産したばかりの妻と赤ちゃん+息子は実家で休んでる。

 

残された私と娘は、家族の邪魔をしないように二人きりで過ごす。娘と赤ちゃんが長時間過ごすのは得策ではない。徐々に慣らした方がいいじゃないか。

 

んで朝の6時から娘は起き出して蹴られたりして、その後お漏らししててんやわんや。朝ごはんあげて昼ごはんあげて、やることないので昼からお出かけ。

 

てんかん発作もあったのであまり無茶はしないでおこうと数時間ドライブして、一応は公園でも散歩をして夕方まで遊んだ。

 

家に帰って風呂に入るのだが、ちょっと娘がイライラしてた。ずっと二人きりだし、妻にも会いたかったのだろう。

 

お風呂場にて、いつも娘がケラケラ笑って喜ぶ遊びをしてみたら、めっちゃ怒ってしまって叩かれて引っ掻かれた。

 

これねぇ。こういうのがすごくダメージを受けるわけだ。

 

寝てる娘に蹴られたり、危ないことを止めた時に暴れるのは何とも思わない。衝動的なものだから仕方がないと納得できる。

 

でも娘を楽しませよう、喜ばせようとした行為に対して攻撃されると、異常なほどにムカーっとくる。裏切られたというか、恩を仇で返されるという感じ。

 

めちゃくちゃイラッとして注意して、一気に疲れが襲ってきた。

 

あー、愛情が返ってこないと愛情を与えるのはやっぱ難しいなと。この程度でここまで深く傷ついてしまうのかと、現実の厳しさを再認識する。

 

それから夕食だけでも家族が揃った方がいいと、娘と一緒に妻の実家に顔を出すことにした。息子もいるし赤ちゃんもいる、家族の時間も必要だ。

 

家を出る前にうんちをした娘に苦笑いしつつお尻を洗って……

 

妻の実家についた時、ちょうどサザエさんがやっていた。

 

はーよかったー、義母もいるから何もしなくていいんだ。本当に疲れたーしんどーと横たわり、一息つく。

 

朝6時からずっと娘につきっきりなのだ。疲労の色は隠せない。頭も痛い。

 

んで、義母が食事を色々と出してくれて、久々に家族でテーブルを囲んでの食事。うまいうまいと食べてたら、隣で飯を食ってる息子が小さな声で話しかけてきた。

 

「……ねぇパパ、俺のテレビタイムがまだなんだけど」

 

これだ。この一言に大きなダメージを食らった。

 

説明するとね、子供たちには毎日、自由に好きなYouTubeやゲームをしていい時間がそれぞれ設定されている。30分。

 

ただ息子が好きなものを見ると娘が怒るのだ。リモコンを奪ったり息子を叩いたり、とにかく怒って自由に見ることはできない。

 

だから普通は、娘がいない時間に見てもらっている。お互いのために。

 

それがどうだ。今は娘がいる。家族で飯も食ってる。今から君の30分のテレビタイムを作るためには、娘を連れて帰る以外にないのだが。

 

私は朝から娘の相手をずっとしてて、ついさっきここにきたばかりで、やっと一息ついて食事を食べ始めたばかりなのだが??娘にとっても久々の家族の時間なんだが??

 

 

「俺のテレビタイムがまだなんだけど」

 

 

……

 

 

それはつまり、テレビ見たいから早く帰れってことだよね?

 

……お前まじか??

 

やばいなこいつと思って。疲れ果てながらも家族の時間が必要だと思ってきてみたら邪魔者扱いだよ。ほんと嫌になる。

 

しかも何で娘がいない間にテレビタイムを終わらせてないんだ、我々は一日中いなかったのだ。そんなに見たいなら遊びに行かずに見ろよ。

 

残念なことに疲れ切っていて頭は回らず、早く帰ればいいんだろ??と嫌味だけ言って、さっと飯食って娘に食事介助して早々に帰宅した。1時間もいなかったよ。

 

娘の睡眠時間を長く確保したいから別にいいんだけど。いいんだけど、1日頑張ってきて最後にこれはあんまりな仕打ちじゃないか。

 

悲しすぎて帰りの車で大泣きしそうになったわ。娘がいたので我慢したけども、ひどいよ。

現実は厳しい

さて、とても面白い経験だと思いませんか?

 

自分を愛するべきだ!そうすれば家族を愛し続けられる!!と息巻いていたのに、一瞬で瓦解した。

 

怒りに心が支配されるよね。

 

こいつらを愛するために努力したくないと。

 

まぁでも冷静に考えてみれば、そこまで傷つく案件でもない。娘はいつもこんなだし、息子もこんなもんだ。別に我々を嫌っているわけではない。

 

一時的に邪魔だっただけ。大した話ではない。

 

それなのに自分が傷つけられた、ないがしろにされたと感じて出てくる怒りは相当なもん。怒りに身を任せたい。理性でごちゃごちゃ考えたくない。

 

私を愛さなかったこの子たちに、愛を与えたくない。正直言って顔も見たくない。私から歩み寄るとか吐き気がする。

 

という感じになってます。特に息子ね、ふふふ。

 

しかし私は親だ。逃げ回るわけにもいかんし、怒りをそのままぶつけるわけにもいけない。立ち向かう勇気が必要か。

 

それが嫌われる勇気ってやつなんでしょう。嫌われて深く傷つくこの痛みを受け入れる勇気が必要ってことだよね。勇気があっても別に痛みは変わらないけどね。

 

対策すれば多少は痛みを軽減できるはずなのだが、この痛みこそが自由に生きている証なのだろう。

 

めっちゃ悪夢見るくらいには精神的にきてる。とりあえず疲労が一番ダメージを増幅させているっぽいので寝るしかないね。悪夢見るけど。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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