子規庵と親子問題 2 (全2話) | 女性の精神科医による前世療法。ホリスティック・ヒーリングを用いた女性のリーダーシップ育成と治療。女性医師のための心と体のケア。

女性の精神科医による前世療法。ホリスティック・ヒーリングを用いた女性のリーダーシップ育成と治療。女性医師のための心と体のケア。

Riverside Mental Clinic in Tokyo, Japan. Led by Ai Suzuki, MD, MPH, Ph.D, a psychiatrist. Specialized in coaching on women's leadership and treatment by past life therapy and Spiritual Guidance-Based Sessions. Mind-body care for female medical doctors.

Title: Shikian and children-parents issues. Episode 2. (Total 2 episodes.)
Shikian is the former residence of Mr. Shiki Masaoka (1867 - 1902), an innovator of Haiku and Tanka in Meiji era.






皆様、こんにちは。

「子規庵と親子問題 1」の続きです。



前世で、この男性の母親は支配的な女性でした。帝国主義的な官僚の生き方をしてほしい、と母は望みました。それが、一家の安定だと思ったからです。でも、この男性の魂は、繊細な感性を発揮する道を望みました。その結果、常にひ弱で、体力のない体を持って生まれました。妹は、母親の望むような生き方をしない兄を責めました。子規と同じ30歳代で、この男性は子規と同じく結核で亡くなりました。

亡くなる時に、自分がクリエイティブな道を選んだことを、後悔しました。もし、母親の言う道を進んでいれば、何らかの形で、家庭内のトラブルや、葛藤を減らせたのではないか、そうすれば、家の中に平和があったのではないか、と思ったのです。実際は、この男性の体力では軍人にはなれなかったと思うのですが、それでも、親の期待に沿う生き方をした方がよかったのではないか、という疑問が次の世にまで残ったのです。その結果、今世で、自分の中にある繊細でクリエイティブな能力が出せなくなってしまったのです。

前世で、俳句や短歌を愛した一人の男性として、自分がどれほど言葉を愛したか、一つ一つの記憶を思い出していきました。季語を愛し、自然を愛し、たとえ結核で体が動かなくても、宇宙とつながって、自分を解放できた。それで人生は十分だった。どうして、その思いを、もっと尊重してあげなかったのだろう。自分の思う生き方をしたかった。それを貫く道が、自分にとっては俳句や短歌だったのだ。

強い感情を思い出しながら、この女性は涙が出てきました。こんなに、言葉を愛していたなんて。自分の表現、言い回し、言葉への愛情のかけ方。こんなに一つ一つの単語に、季語に思いを込めていたなんて。自分の気持ちを尊ぶことをやめなければよかった。

今世でこの女性は、論理的な思考は得意ですが、言葉で感情を表現することは苦手だと思ってきました。でも本当は、その能力を抑えてきただけだった、と気が付きました。

前世の母親と妹は、今世の母親と妹でした。二人は、母親の思うような現代の社会的な成功を求める生き方を選ばないこの女性を責めました。この女性は、家族関係のストレスのために、20歳代半ばで体調を崩し、30歳代には、死を意識するほど重い病状でした。そのような中、弱々しい体力の限界の中で、自分の思いを書き綴るようになっていきました。自分の内側から生じる言葉を、少しずつ紡ぐようになっていったのです。

この女性は、「不思議と、今世で根岸に来たことはありませんでした。やっと自分を許して、自分のありのままを受け入れる時期になったのかもしれません。」と仰いました。

セッションの後、彼女は願うようになりました。「自分の人生を、使命感を持っていきたい。決して世の中の風潮に惑わされず、本質を見たい。」

すると、スピリチュアル・ガイドは彼女に、自分の意見をもっと世の中に流布する機会を与えますよ、と言いました。

不思議なことに、このセッションを受ける前後から、彼女が行く先々で、ホトトギスが鳴くのです。なぜホトトギスが気になるのだろう。この女性は気になっていました。実は、ホトトギスはの別称は、子規。正岡子規の雅号でした。この女性は、しみじみとした表情で納得したように、「宇宙は、このセッションを用意していてくださったのですね。」と言いました。

現在この女性は、セッションを受けたタイミングで、言葉を紡ぐ仕事をしたいと望むようになり、その方向に人生を変化させつつあります。言葉を書くことを恐れず、前世で愛したことを、今世でも続けたい。そんな思いを胸に、新たな気持ちで、ときめきとともに言葉と向き合う日々です。





子規庵HPと参照ページ
https://www.shikian.or.jp/
https://www.shikian.or.jp/about_siki/
https://www.shikian.or.jp/about_sikian/











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