猫背にストレッチはどうですか? | 目黒訪問リハビリマッサージ協会

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先日、患者さんに
「猫背だから、ストレッチしてよい姿勢にしようとしているのですがどうですか?」
と聞かれました。
 
私が
「どんなストレッチしているのか見せてもらっていいですか?」
と聞くと、胸を張ったり、両手を上にあげて伸ばすようなことを行なっていました。
 
結論からすれば、
「全く効果がないわけではない。」
ということです。
 
どういうことかといいますと、そもそもなぜ猫背になるのか?ということなのです。
猫背というのは、背中が丸く、肩も前にでている状態です。
それを改善するために背中を伸ばそうと、背骨をそらそうとするのですが
肩が前にでたまま、背骨をそらしてもよい姿勢にはなりません。
 
たんなる背骨の運動であり、かえって良い姿勢をしようと背骨ばかり動かすので
背中が痛くなることがあります。
そういう方は、そのうち「背中がピキッと痛くなる」ケースが多いですね。
 
ではどうするかというと前にでている肩甲骨を後ろに戻すことが大切です。
そこでさらに、「なぜ肩甲骨が前にでているのか?」を考えることが大切です。
 
肩甲骨を前で支えている筋肉はなんでしょう?
前鋸筋という脇腹から肩甲骨につながる筋肉です。
それが使えていないとどうなるかといえば、鎖骨の下あたりや、首の筋肉の横や前あたり
の筋肉が代わりに肩甲骨を前で支えることになるのです。
 
すると、それらの筋肉の緊張が肩甲骨を前に引っ張ってしまうので、肩が丸くなってしまうということです。
なので、ちゃんと前鋸筋のトレーニングをして肩を前から支えるインナーの筋肉を鍛えてあげると
背中も自然と伸ばしやすくなります。
 
前側の緊張をとらないで後ろに伸ばしても伸ばし切りませんから、まずは前の縮んだ筋肉を
緩めてからストレッチする方が効果的ということになります。