ノッティーさんのブレイクアウトの概念

ノッティーさんの手法でのブレイクについてよく分からない人が多いと思います。通常ブレイクと言えば、何らかの抵抗線を抜けることでブレイクと見ると思いますが、ノッティーさんのブレイクは多分違います。

ノッティーさんは抵抗線が無い所でブレイクもありますし、抵抗線内でもブレイクを狙います。逆に抵抗線抜けを見送る場合も多く、ブレイクをどこで狙えばいいのか最初は全然分かりませんでした。

ノッティーさんのブレイクアウトの概念は、何らかの抵抗線を抜けたからブレイクなのではなくて、セットアップが決まったからブレイクなのです。いきなり「セットアップ」という概念が出てきましたが、このセットアップの概念はボブ・ボルマン氏の著書『FXスキャルピング』を読んでいる人には理解できる概念だと思います。逆に、ボブ・ボルマン氏の著書を読んでいない人には訳が分からないかもしれません。

例えば、抵抗線抜けのブレイクの場合は、ブルマン氏の説明によるところの「アドバンスト・レンジ・ブレイク【ARB】」の形がセットアップになります。ただし、ボルマン氏の理論通りではなく、「ブレイクの仕方」によってセットアップが決まり、次の再ブレイクでエントリーとなります。また抵抗線抜けで直接ブレイクのエントリーをする場合には、ブレイクの前にセットアップが決まっているからになります。

多分、先生は意図的に煙に巻いていると思われます。しかし先生の立場に立てばその心理は理解できます。ブレイクに限らず、あえてルールは明かさず意図的に迷わせているとさえ感じていますが、それは先生の立場に立てば当たり前であると理解しています。

私はノッティーさんのルールでトレードすることを諦めましたが、これまでに理解したことを少し書いていきたいと思います。

ちなみに、10秒足で始めたスキャルピングですが、今月の成績は「+138.5pips」となりました。損益はショボいので黒塗りですが、嘘ではありません。しかし、もうこれから自分の損益について書くのは終わりにします。ブログに書くことでトレードが保守的になるというか余所行きになるというか、体裁を気にする雰囲気を自覚したからです。何とか月間プラスを続けることが出来ているので、これから、枚数を増やしていくのが自分の課題ですが、チキンハートにはここが最大の難関です。

つづく