オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

昌磨とステファン。Absolute Skatingの記事より

こんばんは。

Absolute Skatingにステファンのインタビューが掲載されています。

 

こちらはインスタ↓ 

 

こっち向きの横顔、ビューティフォーすぎる。

そういえば、夫が、「昌磨のコーチって若い頃のアラン・ドロンに似てない?」と。

だけど、見せられた写真は、ブライアン・ジュベールにそっくりでした。

あ、話がそれました(笑)

 

Before his second show in Bellinzona, @miljota caught up with Stéphane Lambiel to talk about the evolution and meaning of his programs, highlights from the Europeans in Kaunas, his students, preparation towards the main event of the season, and... artificial intelligence!

ベリンツォーで開催されたMusic on Iceに出演していたステファンに、彼の演じるプログラムの進化と意味、リトアニアのカウナスで開かれたヨーロッパ選手権のハイライト、彼の生徒たちのこと、シーズン最大の試合である世界選手権に向けた準備、そして人工知能について話を聞いたそうです。

記事はぜひリンク先Absolute Skatingでお読みいただきたいのですが、

昌磨について語った部分を少し訳しました。意訳しているので英文併記します。

 

The strategy for Worlds is to skate beautiful programs with a good quality of elements. In his previous competitions, he has not yet collected all the points he could, so I think he has room to collect more. We will work with him in February and March, I will go to Japan, so I will see how he's doing. He has changed his boots, so we will know if he's happy with them.

世界選手権に向けた戦略は、美しいプログラムを、質の高い要素で演じることです。
昌磨のシーズンこれまでの大会では、もっと稼げるばすの要素で点の取りこぼしがあったので、まだ点を伸ばす余地があると思っています。
2月と3月に日本へ行って彼と一緒に仕事をする予定なので、昌磨がどんな状態か見ます。彼はスケート靴を変えたので、うまくフィットしているかどうかも確認できるでしょう。

 

 

昌磨がインスタライブで「ステファンが日本にいたのは僕に会いに来てたんですよ」と言っていましたが、あれが2月ですね。

 

それから、グランプリ大会と比較して、全日本選手権のときのフリーは、
後半の間延びした感がなくなっていたように感じたのですが、

グランプリシリーズからファイナル、そして全日本までの期間が非常に短くて、
大会に備えるのは簡単ではなく、非常にストレスフルだったものの、全日本の前に、昌磨と練習することができたとのこと。

 

 I was able to see a few of his practices before Nationals, and we were able to work on some details for the rhythm of the steps, adding a bit of speed to some parts of the choreography. So I was satisfied with what he did; I was really confident. There was one practice when Koshiro [Shimada] and Shoma really impressed me; I was quite happy and after that practice, I thought to myself: "Oh, they are magical! Even if they don't perform well, they are very special, and I am very proud of the work we did together."

全日本選手権の前に、少し練習を見ることができ、私たちは、振り付けの一部に少しスピードを加えたり、ステップのリズムの細部のブラッシュアップに取り組むことができました。それによって、彼の演技(練習)がとても満足するものになったし、(「これなら大丈夫だ」と)自信が持てました。

あるとき、高志郎と昌磨が、私をとても感動させた練習セッションがあって、練習の後、私はとてもしあわせな気持ちになりました。そして、こう思ったんです。「ああなんて彼らは魅惑的なんだろう!たとえ、試合でいい演技ができなかったとしても、彼らは特別な存在であり、一緒に仕事ができたことを誇りに思う」と。

 

そして、とても素敵な一文がありました。

What would you say about Shoma's goals and motivation for this season? Is he still enjoying skating? Does he still have the drive to win?今シーズンの昌磨の目標、モチベーションは何ですか。彼は、スケートを楽しんでいますか?昌磨にはまだ、優勝(勝利)への意欲がありますか?

 

に対して、「Ask him? (smiles) 彼に聞いてみて😉」と答えた後に、

NHK杯でリンクに入る前に、落ち込んでいるステファンに気づいた昌磨が、ステファンを笑顔にするためにいい演技をした😭エピソードが語られます。(みなさんご存知だと思うので省略します)

そして!

You see, success is like a birthday. Today is your birthday, and the next day it's someone else's, and you can't be jealous of someone's birthday, right? We all have our successes and we all need to be proud of them.

あのね、成功って、お誕生日のようなものだよね。今日は(あなたが勝って)あなたのお誕生日だったとして、次の日は、(他の誰かが勝って)その人のお誕生日かもしれない。人のお誕生日を妬んじゃいけない。でしょ? 誰にでもうまくいくとき(お誕生日)はあるし、みんなそれを誇りに思わなくちゃ。

 

なんて素敵な考え方。そして、私は理解しました。昌磨とステファンは、優勝するつもりで練習をし、プログラムをブラッシュアップする。だけど、試合でうまくいかなくても、優勝できなくても、自分を誇りに思えるだろうな、と。

 

世界選手権までもう2週間ないですが、

表舞台から影を潜めている昌磨が、

寒いリンクで黙々と練習している気配を感じています。

健康と怪我に気を付けて、最後の追い込み、頑張ってほしいです。

(「(美穂子先生に)頑張ってと言われなくても頑張ったと思います」という平昌オリンピックのときの言葉が聞こえてきそうですが…)