モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

やっと和賀岳(2018年10月21日)

2021年10月28日 | 和賀岳・真昼岳

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイク、更に写真を入れ替え、再アップしたものである。


和賀岳は自宅(秋田市)から直線距離で約50キロと近場にある山だが、ずっと未踏だった。

秋田側からアプローチする真木林道が2015年夏以降、豪雨災害とその復旧工事のため、
実質的に通行止めになっていたのが、主な理由だが、
再び通行できるようになったのは2017年11月だった。
今年になり、7月9日にチャレンジしているが、
この日は途中で体調が悪くなり、薬師平のあたりで撤退している(記録はこちら)。

もし体調が良くて行けたとしても、小杉山から先の登山道は刈り払い不十分で藪がひどかったようだし、
この日は午後から天候も急変した。

初心者でしかも単独行の私には、止して正解だったかもしれない。

fb友達の倉田さんから、
8月末以降、小杉山から先の登山道の刈り払いが始まるので、秋になったら歩きやすくなるでしょう。
とわざわざご連絡頂く。

2018/09/21 大仙市刈和野付近から見た和賀山塊のシルエット。 



9月21日は近くの真昼岳に偵察?登山。
10月18日はまたまた近くの女神山に行ったが、帰りに和賀岳の姿を間近に見て、いよいよ・・・
との意思を固める。

2018/10/18 岩手側、旧沢内村から眺めた和賀岳。



というわけで、10月21日、ついに登ったわけだが、
今回は秋田側、甘露水から入り、4時間10分程度(休憩時間込み)で山頂に到達した。

これだと手持ちガイドブックに載ってるコースタイムとあまり変わらない。
私の場合、写真撮影もあり、いつも通常のコースタイムの1.5倍以上はかかっているのだが、
今回は登り始めてすぐ、日本200名山をあと8峰で達成という75歳男性(群馬にお住まい)と偶々一緒になり、
その方のペースに合わせて歩いている。
また気温が低く、夏の時のようには消耗しなかったし、
時期的にも花が少なく、撮影で長く足止めになるようなこともほとんど無かった。

今回、写真は1000枚ちょっと撮っているが、私にしては珍しく速いペースで登ることが出来た。

非合法マップ


ブナ台付近のブナ林
 


薬師岳の上りは延々とブナ林の中を歩く。

高度が上がるに従い、紅葉に突入。稜線近くでは早くも落葉が始まっていた。

滝倉、避難小屋跡付近のブナ林                                                                        倉方付近のブナ林 
 


倉方を過ぎるとほどなく、右側がガレ場になった稜線に変わり、展望が開ける。

倉方の少し先のガレ場から薬師岳方面を望む。この山は薬師岳ではなく前衛だった。




タテヤマウツボグサ(残り花)                                    ガレ場から南側、真昼岳や女神山(左の三角ピーク)を望む。 



薬師岳山頂手前から突然、目の前に和賀岳が現れる。

素晴らしい眺めだが、和賀岳はまだまだ遠いお山だなと感じる。



左の形のいいのは小鷲倉で、和賀岳山頂は右奥の高み。 




やっと薬師岳山頂。

ここまで来るのに二時間と少し。和賀岳山頂までのちょうど中間くらいだろうか。

薬師岳山頂(1218m)                                                   薬師岳山頂から南西側を振り返る。
 
 

仙北平野(横手盆地)の眺め




今日は鳥海山が割とよく見えた。




紅葉真っ盛りの白岩岳を望む。
 



薬師平を過ぎると、草藪がひどくなる。
和賀岳が再び見えるようになったと思ったら、前衛の小鷲倉(1354m) だった。



小杉山から小鷲倉への稜線は南側の展望が素晴らしい。




小鷲倉への登りは見かけ通り、けっこうしんどかった。
小鷲倉から和賀岳山頂を望む。 




小鷲倉まで登っても和賀岳はまだ遠い。

しかしその先の稜線からの眺めは素晴らしいものだった。

小鷲倉から北側の眺め。




秋田駒ヶ岳



羽後朝日岳



田沢湖



新たな眺めに驚嘆しつつ、稜線を歩く。

左に羽後朝日岳、右奥に岩手山。 

   

南側の眺めが少し変わってきた。和賀川の新たな源流部が見えて来た。



和賀川源流部




山頂が間近になってきた。



山頂は思った以上に平坦だった。


しばし岩手側の眺めを。

岩手山。前列の山は左から大荒沢岳、畚岳。




岩手山の前列の山々は左から
大荒沢岳、畚岳、沢尻岳、根菅岳。根菅岳の奥に姫神山も見える。


手前は高下岳。その奥の列は左から箱ヶ森、赤林山、南昌山、東根山など。最奥の列、右側には早池峰山、薬師岳など。


山頂で一時間近く休憩したので、そろそろ下山しよう。ルートは来た道と全く同じ。
山頂から小鷲倉方面を望む。




以上。
 


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4 コメント

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Unknown (warincafe2010)
2021-10-28 13:32:16
こんにちは✨😃❗

登山されながらの写真1000枚ですか?😱😱😱
それで早いということは…いつもはもっと撮られてる!ということですね😅😅
凄いなぁ~😊😊

だからですね!どの写真もホント見いってしまいますね。
とても素敵で 綺麗です。

実際に登山して見たらもっと綺麗なんでしょうね😊😊

見てみたいですけど…初心者では登れませんよね❗

登ってみたいです❗😆😆😊😊
warincafe2010さんへ。 (モウズイカ)
2021-10-28 13:41:56
コメントありがとうございます。
この山は秋田でも二、三番目にしんどい山です。
まずは歩く距離が長い点、更に半分近くが草藪をかき分けての登山で、
クマさんとも出会いそうで、単独ではちょっと不安な山でもあります。
私ももう年齢なので今後はこういう山には
もう行かないだろうと思いますが、
思い出としてブログに残しておきました。
Unknown (warincafe2010)
2021-10-28 13:44:17
すみません🙏🙏🙇🙇
コメント2つも書いてしまって

とても素敵な季節なんですね❗
紅葉とか 黄色に色づいた山とかとても綺麗でした。
ありがとうございます🙇🙇

あとですね。滝の記事のところで読んだのですが…やっぱり熊とか遭遇するのですね。
どんな感じなのか❓️🤔想像つかないですが気をつけてくださいね😊😊
本当にありがとうございました🙇🙇😊😊
warincafe2010さんへ。 (モウズイカ)
2021-10-28 14:40:36
かまわないですよ。
クマさんとの遭遇は↓の記事ですね。
https://blog.goo.ne.jp/mouura2/e/084253ad24289b21141a2d3e6740d064
秋田や岩手など東北はクマさんが多いですよ。
5年前頃は山菜取り(主に笹竹の子取り)の皆さんが食われたりとかで限定的でしたが、
最近は普通の登山者や下界、都市部で散歩している方や新聞配達の方が襲われたりと
油断ならない様相です。
そのため、私はめいっぱい鈴やいろんな音を鳴らして歩くので、
一部の登山者からは五月蠅いと怒られることもあります。
人の少ない山には、登山者が比較的多い日曜などに行くようにしてます。
それでも出会ったら・・・もうしょうがないです。
車を運転していて逆走車に合うのと同じようなものです。
そういう運命だったんだと観念します。

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