モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

2023年5月3日、鞍掛山で見た花たち

2023年05月27日 | 岩手山と姫神山

(本頁は「2023年5月3日、姫神山で見た花たち」の続きである。)

鞍掛山は小さなお山だが、花の種類は豊富だった。
特にスミレの仲間が多く、今日だけで七種類も有った。

たぶんタチツボスミレ。




エイザンスミレは秋田には無いとされる種類なので、見ることが出来て嬉しかった。




エイザンスミレ



エイザンスミレ
 

                                         アケボノスミレ


ミヤマスミレ。肉眼では紅紫色に見えたタイプだが、写真だと何故か青みが強調されてしまう。




オオタチツボスミレ?



ナガハシスミレ



スミレサイシン



この日見たスミレ類以外の植物、旧ユリ科の面々。


ミヤマエンレイソウ
 

                                            エンレイソウ

マイヅルソウ(生育中)


カタクリやショウジョウバカマは終了寸前。

 

                                          ショウジョウバカマ


シラネアオイは以前来た時はもっと多かったように記憶しているが、
今回、咲いていたのは一個だけ。これはまだ少し早かったからだろう。

シラネアオイ
 

                                             キクザキイチゲ


キクザキイチゲ
 

                                            ヒトリシズカ


ヤブレガサ(生育中)
 

                                           オオバショウマ(生育中)


ラストの二種類は秋田県ではほとんど見かけない植物だ。

なお下山後の5月5日、
その日に封切した映画、『銀河鉄道の父』を観に行き、思わず涙してしまった。

宮沢賢治も鞍掛山のことを詩にうたっていた。
以下、引用。

「くらかけの雪
たよりになるのは
くらかけつづきの雪ばかり
野はらもはやしも
ぽしゃぽしゃしたり黝(くす)んだりして
すこしもあてにならないので
ほんたうにそんな酵母(かうぼ)のふうの
朧(おぼ)ろなふぶきですけれども
ほのかなのぞみを送るのは
くらかけ山の雪ばかり
 (ひとつの古風(こふう)な信仰です)
― 誌集 春と修羅 より ―」

最後に下山途中に眺めた相沢牧野。
こういう景色は秋田ではほとんど見られない。イーハトーブの国ならではの眺めだと思う。




以上。


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