「乗りもの酔い」
私は乗りものがあまり得意ではありません。乗りもの物酔いしやすい体質なのです…
あれは辛いですね… 安心して乗れるのは新幹線くらいです。
乗りもの酔いは、「動揺病」とも呼ばれるそうで、内耳(三半規管)からの情報と、目や身体からの情報を受けた脳が混乱することにより起こる反応のようです。
- 「自動車」
- 「バス(小学生時代)」
- 「バス(修学旅行)」
- 「船(フェリー)」
- 「鉄道(振り子式気動車)」
- 「飛行機」
- 「コーヒーカップ」
- 「酔い止めの薬の効果」
- 「食べ物と乗りもの酔い」
- 「臭いと乗りもの酔い」
- 「バスで酔わない方法」
- 「酔いやすい乗り物」
- 「50を過ぎて」
「自動車」
わが家に自動車が来たのは、私が幼稚園だったか小学校低学年の時だったか、トヨタのパブリカという車でした。この車は2ドア車で、助手席に乗る時、後ろの席でも近場では特に問題は無かったのですが、親の実家への帰省の際は、後席に座り、何時間もかけて車で帰るので、よく車酔いしました…
横になっていた方が楽だったようで、前の席との隙間を埋める台を父親が作り、兄と二人、後席に横になっていたのを覚えています。当時は未だ高速道路網も発達していなかったので、長崎の実家まで5時間以上かけて帰省していました。
「バス(小学生時代)」
小学校の頃、子供会行事だったか何かで、少年自然の家にバスで行った事があります。自然の家は山間にある事が多く、バスも山間のクネクネ道を走ります。車高の高いバスでクネクネ道を走られると… ダメでしたね、戻してしまいました…
その後、一番前の席に座らせてもらいましたが、少年自然の家につくまでは気分が悪かったのを覚えています。
行きはよいよい帰りは? ではありませんが、行ったら帰る必要があります… またバスに乗らなければなりません。一番前の席に座り… 恐らくこの時だったように思うのですが、バスの行先を目で注視しておくと、酔いにくいというのが分かったように思います。
「バス(修学旅行)」
中学校の修学旅行は奈良―京都でした。新幹線で関西まで移動し、現地移動はバスです。バスは市街地を走ることが多く、途中までは問題ありませんでした。
旅行のおやつとして、何故かレーズンがありました。バスの中でレーズンを食べた後、気分が悪くなったのを覚えています。車酔い状態です。修学旅行のバスなので、ちょこちょこと目的地に止まるので、下りて回復することが出来ましたが… それ以来、レーズンを食べると車に酔うという事が強烈にインプットされており、40年近く経った今でも、レーズンを車で食べてはいけないということは、頭から離れません…
レーズンで気分が悪くなった後、バスを下りてから目的地を観光後に、レモンジュースを買ってバスに乗り、バスの中で飲んでいました。すると気分が悪いのが少し回復したように感じました。レモンにそんな効果があるのかどうか分かりませんが、私の中では、レモンは車酔いに効く飲み物と記憶されています。
「船(フェリー)」
福岡県宗像市の沖に大島という島があり、フェリーで30分くらいで渡れます。中学、高校のいずれか在学中に、学校行事か何かで、出かけたことがあります。
当然ながら、フェリーに乗って渡るのですが、わずか30分の船旅で、酔いました… 確か当時の船は階下の所に横になれるスペースがあり、ここで横になって耐えていた記憶があります。
もう船は効果てきめんですね! 全くダメでした。
「鉄道(振り子式気動車)」
JR四国、土讃線を走る特急 南風号は床下に振り子があり、四国の山間のくねくね線路を、それなりの速度が出せる仕様になっています。但しその分、他の一般の鉄道に比べると、揺れます! それでも大した揺れではないのですが、一度、二日酔いの状態で乗車したことがあります。さすがにこの時は酒酔いが戻ったのか? いやいや単なる乗りもの酔いで、戻してしまいました… 体調不良で乗ると、鉄道でも気分が悪く(乗りもの酔いに)なります。まあ、これは自分自身の不摂生というか、自己責任の問題でしょうが…
「飛行機」
飛行機は特に苦手です。高い所を飛ぶのがダメとか、そういうことではなく、とにかく気持ち悪い! あの独特の揺れがダメです。座席間が狭く、視界が何も無いというのもありますが、特に上昇後にエアポケット等に入って揺れるのがダメですね…
なので飛行機に乗ったら、最初から最後まで目をつぶって、眠れなくても寝るようにしています。プライベートで飛行機に乗ることはあまりありませんが、仕事で出張の場合は飛行機を利用しないわけにはいかないので、仕方なく乗っています。
趣味でカメラ撮影をしますが、飛行機を撮影するのは大好きなのですが、乗るのは大嫌いです。ちなみに飛行機で酔うのを「空酔い」とも言うようです。知りませんでした。
「コーヒーカップ」
遊園地の乗りもので、ぐるぐる周るものがあります。昔はコーヒーカップというのがありましたが、丸い乗り物で、ぐるぐる周るもの。もうこれが全くダメですね。目が回るものは即アウトです。気持ち悪いです。ジェットコースターは得意なのですが…
そう言えば、「ロックンロール」とか言う、縦にグルグル回る乗り物もありましたね、これもダメです。一発アウトです(私の場合)。
「酔い止めの薬の効果」
昔から酔い止めの薬は販売されていたように思います。幼いころ、一度服用したことがあるのですが、あまり効かなかったように記憶していました。なので、「薬は効かない」と思い込んでいました。
5~6年ほど前だったか、会社の同僚に船釣りに誘われたことが何度かあります。小さな船なので絶対に酔うだろうなあと思いましたが、せっかく誘って頂いたので、出かけました。この時に酔い止めの薬を服用したのですが、もう効果てきめんです! 全く酔いませんでした。私の記憶が間違えだったのか、薬の配合が変わって効果的になったのか分かりませんが、酔い止めの薬はよく効きます!
どの薬も恐らく処方、効果は似たようなものだと思いますが、確か服用後、効き目は5時間前後と書かれてありました。一緒に行った同僚も乗りものに強くないので、同時に服用しましたが、昼前後から風向きが変わり、少し船が揺れ出しました。その頃、私も同僚も少し気分が悪くなりましたが、これが丁度、効き目が切れる時間と符号していました。つまり、酔い止めの薬が効いていたということです。
以来、酔いそうな時には、薬を携行するようにしています。酔ってからでも効くと書かれており、お守り代わりのようなものとなりました。
「食べ物と乗りもの酔い」
私の経験では、レーズンは乗りもの酔いしやすい食べ物で、レモンジュース(確か炭酸だったような…)は乗りもの酔いを抑えると思っているのですが、ネットで食べ物との関係を調べてみました。
- 飴やチョコレート:血糖値を上昇させ脳を活性化させるため、乗りもの酔い防止には効果があると書かれています。
- 梅干しも良いと書かれています。梅干しは唾液を分泌させ、これが三半規管の昨日を正常化させるのだそうです。→ 乗りもの酔いは耳の中の三半規管のバランスが崩れ、正常に機能しなくなることにより起こるらしい。
- 炭酸水やカフェインも効果があると書かれています。両方摂取できるコーラがお勧めとも書かれてあります。
- 但し、柑橘系の飲み物は症状を悪化させると書かれてあります…(炭酸飲料であってもダメと書いてあります)。レモンは柑橘系? じゃあレモンは良くないということなのか。
- 空腹でも満腹でも、あまり良くないと書かれてあります。
「臭いと乗りもの酔い」
私は以前、タバコを吸っていましたが、タバコを喫煙後に乗りものに乗ると、酔いやすいように感じていました。でも、ネットで調べても、喫煙自体と乗りもの酔いとの関係記事は見つかりませんでした。
ただ、車の臭い、ガソリンやタバコの臭い、香水の臭い等によって乗りものに酔いやすくなるということが書かれてあります。確かにこれらの臭いは、乗りものの中で嗅ぐと、ちょっと辛いというのは良く分かります。
特に子供の場合は臭いに敏感なので、影響が大きいのだろうと想像できます。
「バスで酔わない方法」
車の運転中に自分が気分が悪くなることはありません。どんな山道でも全く平気です。これは、自分が運転していることにより、先の道路情報が分かっており、身体がその情報に対し、反応しているためだと思います。
バスで酔わないためには、まずは一番前に座る事、これは絶対条件です。一番前に座ることにより、運転手さんと同じ景色を見ることが出来ます。
あとはバスが動いている間、ひたすら道路の行先を自分が運転しているように見ていることです。これにより次のバスの挙動に対し、身体が勝手に反応するので、かなり酔いにくくなります。実は今でも、山道を走るバスに乗る時には、一番前に座って、ひたすら行先を見ています。
「酔いやすい乗り物」
- 船の大きさ:大きな船の方が揺れにくいので酔いにくく、小さい方が揺れて酔いやすくなります。
- 船の速さ:同じ船でも、水中翼船(ジェットフォイル)は時速80km以上で航行し、水面から浮いているので、揺れが少なく(振動はあるが)、酔いにくくなります。逆に止まっている船は、もろに波の影響を受けるので、むちゃくちゃ酔いやすくなります(釣り船)。
- 船の航路:瀬戸内海航路の船は、波も穏やかなのであまり揺れず、酔いにくいです。これが日本海航路、太平洋航路になると波も高く、瀬戸内海航路とは雲泥の差となります…
- 飛行機:飛行機も船と同じく、大きな飛行機の方が揺れが少ないです(ボーイング777等)。機体の小さなプロペラ機の方が酔いやすいです。また飛行機は離陸後に高度を上げて行きますが、水平飛行から降下飛行になると、エンジン推力を下げているためか、揺れが大きくなるようです。
- バス:バスの場合は、どこを走るか? で変わります。というか、市街地を走っている分にはそれほど揺れませんが、山道、クネクネ道を走るバスは最悪ですね…
- 乗用車:背の高いミニバンやワンボックスカーの方が重心が高くなる≒路面の揺れの身体への影響が大きくなるので、酔いやすいですね。背の低いセダンの方が快適です。私は今でもミニバンの後席には、あまり乗りたくない…
「50を過ぎて」
飛行機の苦手意識は一生続くと思います。コロナの影響で、もう2年ほど出張もなく飛行機にも乗っていませんが、これはある意味、出張が無くてラッキーかなと思っています。
先日、萩市の沖の離島、見島に行く機会があり、高速船に乗りました。この日は波の状態も穏やかで、船の中では寝れたので、ある意味快適な船旅でしたが、まあそれでも揺れるのは揺れたかな。あとで調べたら、この船は波の影響でよく欠航するようで、揺れるので有名な船でした。そういう先入観もなくて乗ったのが逆に良かったのだと思います。
若いころに比べて、少しは乗り物に酔いにくくなっているように思いました。
まあ酔いやすい乗りものに乗るときは、酔い止めの薬があれば、何とかなるとは思っています。
!