4/13 オーケンバンドライブ、銀座シグナスは盛況!!

4/13 オーケンバンドライブ、銀座シグナスは盛況!!


メンバー:宮本博敏b、長谷川根key、
吉原寛治gt、菊地康正as.ts,fl、
トミー前田ds ゲスト歌手:遠藤義徳

いや、驚いたのはその集客力。みんなの
生徒さん、知り合い、友達で40人以上は
いたのでは?

今までの小さな箱でも何度もギグを重ね
てきたが、今までからは想像できなか
った賑わいにとても驚く。

気がついたことがまだまだあった。
多くのお客様、グルーヴする気持ちの
よいリズムセクションで、演奏すると、
自分の演奏もインスピレーションがバン
バン湧いて、演奏もグレードアップ
するのだ。

このバンドで演奏するたびに、発見が
あり自分が成長してゆくのを感じる。

70年代、80年代の、ファンク、フュー
ジョンの名曲の数々は、ブルースに根
ざしているものが多い。

ジャズ屋の陥りやすい落とし穴は、
理論やテクニックに走ると、

音楽の基本の気持ちのよいグルーヴ、
そして黒人音楽の基本のブルースを
忘れたり、かけ離れて行ってしまう
こと。

このバンドは、その二つの原点に
戻らせてくれる貴重な機会であるの
を感じるのだ。

お客様からも口々に、皆さんの演奏
が素晴らしかった、サックスもかっこ
いいけど、フルートであんな高い
音も出て云々。

もし、僕の演奏も、ギターの、寛
ちゃん、ピアノの根ちゃんの演奏が
良かったのなら、それはヒロさんと、
トミーのサポートが素晴らしいからで、
さらに、お客様のパワーの素晴らしさ
とのエネルギー交換のお陰だろう。

また、遠藤君の歌唱と衣装と、ステー
マナー、トークが良かった。エンター
テイナーに徹している。

久野バンドでも、オールデイーズ、
ディスコミュージック、JPOP、ビー
トルズなどと、色々なジャンル、
いろいろな時代の音楽を体験できる
のをとても貴重に感じているし、
ルーツはやはり黒人音楽。

テュークエリントンが、言っていた
が、音楽には2種類有って、

1.カッコいい音楽と、2.そうでも
ない音楽だと言うことだ。

オーケンバンドは、間違いなく前者
なので、これから、自分もバンドも
どう発展してゆくのがが、とても楽
しみになってくる。 

グルーヴの楽しさが解ると、例え
ソロが終わって空白の時も、その
グルーブを体で表現し、ステップを
踏んだり、横に揺らしたりするのは
自分にとっては自然なこと。

だが、やはりステージ経験の少ない
人、自分が、単なる音を出す人で
あり、ステージで、バーフォーマン
スをする人なのだと言う自覚のない
人には難しいだろう。

銀座シグナスは、残念ながら閉店だ
が、次回オーケンバンドは、また
銀座シグナス、5/8(水)である。

4月10日(水)ライブ&セッションに参加

4月10日(水)ライブ&セッションに参加

横浜白楽Blues Ette Super Funkies
苅部真由(organ)、塩崎浩二(guitar)、
瀬戸尚幸(bass)、平山サンペイ惠勇
(drums)

先日亀戸で、苅部、塩崎組とは一緒
にやったばかりだが、今回は旧友の
ドラマー平山サンペイが出ている
ので久々にお手合わせをしてもら
おうといそいそと出かけたのは
白楽ブルースエット。

サンペイちゃんとは同い年なので、
お互い良く生き残ってきたなぁと。

この年になると、癌で亡くなったり、
すでに転業した仲間も多い。

1部は、どうもコンテンポラリーな
曲が多く、僕も大好きな Weather
report のナンバー、Havonaや、
ギタリストのジョンスコフィールド
の曲など。

サンペイのドラムは素晴らしい
テクニシャンなのだが、この小さな
箱では音が大きすぎるので、ほか
のメンバーがうまくバランスを取
ってあげないと厳しい場面も。

苅部さんや塩崎君がこのような
曲にどうアプローチするのかが、
聞けたのが嬉しい。

自分も、改めてこういう先進的
でかっこいい曲に挑戦してみたい
と思う。

ビーバップやスタンダード的な
アプローチではないやり方が必要
になる。

ベースの瀬戸君は、やはり素晴ら
しいテクニシャンのエレべ奏者。

ドラムとベースは、バンドの心臓
部。遠慮せずに、サンペイのビート
に同期するだけではなく、時には
引っ張り、時には楔を打つような
アクセントを出しても良い。

バンド全体を見渡してコントロール
するのを目指すことだ。

例えば、Weather reportのピーター
アースキンはどちらかというと
ビッグバンドのホーンセクション
を鼓舞しながら、常にスイングを
キープしているようなタイプ、

そしてジャコパストリアスの素晴
らしいビート感は、曲によって場面
によって、引っ張ったり、乗せたり
自在な立場でバンドをコントロール
していた。

さて第二部のセッションには、
アマチュアのドラマーが数名参加
していて、みな一定のレベル以上
の好プレイ。

呼ばれて参加したのは、一般的な
ジャズナンバー以下の曲を。

●It’s alright with me,
(サラボーン、フランクシナトラで
知られるスタンダード、師匠松本
英彦の18番)

●Voyage,(ケニーバロン、スタン
・ゲッツも良く取り上げていた)

●Recodame.(英語の Remember me
をポルトガル語にしたもの、やはり
サックス奏者ジョーヘンダーソン
の代表曲)

●Samba de Orphe(カーニバルの
朝という映画に使われたアントニオ
カルロスの有名曲)

マスター須山さんの歌伴ではベサメ
ムーチョでピアノを弾かせてもらった
が、蓋をしていたのであまり聞こえ
なかったか?(笑)

久しぶりにサンペイちゃんと話すと、
ビニーカリュータやチック、カリズマ
ほかジャズの最先端の音楽を聴いて勉強
していて、常に成長を目指すその志の
高さに改めて好感。

一緒にやっていて全く違和感はなく、
ソロをよく聞いて、新しいリズムの
アイデァをバンドに吹き込む一線級
のドラマーであることを再確認した。

またいい形で共演してみたい奏者で
ある。

僕が渡米していたのは1989年の後半
だったと記憶する。示し合わせたわけ
ではなくちょうどサンペイちゃんも
アメリカに(New York)に来ていて、
よく一緒に、ブランフォードマルサリス
やマイケルブレッカーのライブを見に
行ったりした。

彼がマイルスバンドにもいたサックス
奏者サムリバースを知っていたので、
多くの知り合いを紹介してもらい、
あの有名なクラリネットとテナーの
エディダニエルズの自宅を訪問する
ことができた。たしか一緒にサックス
を吹かせてもらった記憶がある。

New Yorkはアーティストの街で、また
ジャズを生み出した場所でもあり、
エディダニエルズの自宅を訪問する
ときにプレゼントにワインを買おうと
酒屋に入ると、酒屋の主人がジャズ
ファンで、二階に膨大なレコードの
コレクションがあるという。

自分のサックスケースをぶら下げ
ていたのみて東洋人のサックス奏者
なので、見ていかないかと誘われた。

ニュージャージーへ行くバスの運転手
が、元ジェームスブラウンのツァー
メンバーでトランペット奏者だったり
と、面白い話はたくさんある。

僕は別ルートで、マンハッタンジャズ
クインテットでサックスを吹いていた
ジョージヤングにレッスンをしてもら
ったり、そのつてでアルト奏者の
ピーターイエリンと知り合い、彼の
自宅で、ボブミンツァーと一緒に
食事したことがある。

というのはピーターはボブミンツァー
ビッグバンドのリードアルト奏者で
あり、ライオネルハンプトン楽団
で一緒だった若きチックコリアを
発見したのも彼だという。

ボブミンツァーはジャコパスビッグ
バンドの活躍や、自身のビッグ
バンド、またイエロージャケッツに
参加したりした才能あるテナー奏者。

ピーターイエリンのロックサックス
の本は日本ですでに持っていて、
僕の処女作サックス教本「Play the
sax」にものちにお願いして推薦の言葉
を書いてもらったのだった。

セッションに遊びに来ただけなのに、
ちゃっかり参加者にCDを見せたら
購入してくる方がいて、CDは
やはり音楽家の名刺、必需品である。

●4/13 O・K-En Live at Ginza CYGNUS

●4/13 O・K-En Live at Ginza CYGNUS


O・K-Enバンドは、ペドロアンド
カプリシャスのメンバーが中心と
なって結成された70-80年代のフュー
ジョン、クロスオーバー時代の名曲
を演奏するバンド。

菊地自身は、日本で活動している
と、やはり儒教社会の年長者を
尊重する文化の中にあるので、
自分より年上の人間を部下と
して使うことがはばかられる
社会。

音楽界も同様で、経験を積むに
したがって、誰かに依頼される
ことは少なくなり、自分が主体
の仕事中心になっていく。

こういう依頼されてメンバーと
してやってくれという仕事
(ライブ)はとても貴重で有難い
機会なので大切に思っている。

折しも僕が20代30代の頃は、
70年代80年代で、ロックが
成熟期に入り、ジャズとロック
が混じり始めた時期で、その洗礼
を受けて育った世代。

10数年間は、いろいろなフュー
ジョン、クロスオーバーのバンド
やヒットナンバーが存在する。

思い起こすと、貸しレコード屋
に行き毎月10枚以上のLP
(アナログレコード)を借りて
きて、カセットテープに落とし、
当時乗っていた自分の車のカー
ステレオでガンガンに鳴らして
聴きながら走っていたのを思い
出す。何という時代の変わり方
なのだろう。

スタッフ、リーリトナー、
ブレッカーブラザース、
ウエザーリポート、チック
コリアエレクトリックバンド、
CTIレコード、ジョージベンソン、
アルジャロウ、シカゴ、BST,
チェイス、・・日本だと
カシオペア、スクエアなど。

O・K-Enバンドのメンバーは
みな素晴らしいが、特にリーダー
のベーシスト、HIRO 宮本の選曲と、
Tommyのドラムのグルーブ感、
ギターの寛ちゃんのベンソン張り
のプレイが素晴らしい。

フュージョン時代のサックスと
いうと、名人のアーニーワッツ、
マイケルブレッカー、あと素朴
な味わいのウィルトンフェルダー
などを参考に僕もプレイしていた
ので、その時代の音楽を楽しめる
現代には懐かしいバンドである。

詳しくはこちらです。


https://kose-sax-flute.love/blog/ctgr1/

植垣麻衣子ライブ

植垣麻衣子ライブ

一昨日、湯島(御徒町)にてプロデュ
ーサーのN氏と打ち合わせ&飲み。

医療系の講演&コンサート、居酒屋
ジャズライブなどのアイデアを出し
合う。

独特な人脈の方なので、今後の展開
が楽しみ。

日比谷で見かけた外車(アストンマーチン)
がかっこ良くてパチリ。

昨日は、生徒のNくんと、発表会反省会
&別件用事と飲みで、千葉まで出かける。

彼は、世界旅行が、趣身で多くの人が
いかない超マイナーな国の面白い体験談
が凄い。話はいくら聞いても、飽きない。

また、空手の黒帯でもあるので、空手界
のすごい人たちの、常識では考えられない
数々の話も面白い。

その凄い武道家と、どこでサックスと
つながるかは不思議だが、最近の彼の
サックスの上達は目を見張る。

テナーに魅了された武道家だ。

今日は昼はテナー生徒さんF君レッスン。
彼はピアノとサックス両方レッスンを
受けているので、相乗効果が出てきて、
ハーモニー、コードの理解がどんどん
進んでいる。

また、サックスは、フラジオが、バリ
バリ出るようになってきた。

そして今夜は、植垣麻衣子のオリジナル
グループ、ルビロポを聞きに赤坂へ。

お馴染みの彼女のオリジナル曲と、
洋楽のカバー曲の数々。

ホイットニーやマリーナショウ、アレサ
のカバーは、楽しい。ギターのたかし君
のいい声も印象に残る。

相変わらず日本人離れした歌唱力魅力的
な声は健在、大阪芸人的ステージ。

後は、個人的には、少しだけジャズ
フィーリングやスイングをインストール
すれば、さらに、グレードアップして、
人気も出るのでは無いだろうか?

バンドも健闘していいサウンドだった。
完全に客としてライブを聞くのはとても
勉強になる。

各人の技量は、もとより、アレンジの
仕方、選曲、構成、MCの内容、演奏時の
表情や見せ方、演出など、なるほどこう
やるのか?

自分だったらこうするだろうなどと、
イメージは湧き、参考になりまくり
なのである。

また、いい音楽、興奮のステージ、魅力
的な声は、人をリフレッシュ、充電する
作用も有るようだ。

来たときと帰るときは別人になって帰る。

植垣麻衣子は、やり方によっては
超メジャーになる要素のある人。
僕はいつも、彼女の大成功を祈っている。

ピアノの魅力

ピアノの魅力

桜の季節、この前の日比谷の
ベヘシュタインのビアノを弾いて
から、ピアノの魅力を改めて感じる。
手持ちのカシオのデジタルピアノ
に、クラシックの名曲のデモ演奏
機能と楽譜が付いていたのを思い
出して、再生してみた。

ショパンの子犬のワルツから、
ドビュッシーのアラベスク、亜麻
色の髪の乙女、ベートーベンの
月光ソナタまで楽譜を見ながら
聞くと、ピアノのお稽古って
これらを黙々とさらうのだなと
実感。

これらが数百年前からの天才、
偉人の皆さんが生み出した
その苦労、努力、人生に感謝
して、聞かせて味わわせて、
貰おう。

僕のピアノ練習法とのあまり
の違いに驚く。

僕は中学生の時に、妹が、
ピアノを習っていたので、
横で見ながら、バイエル50番
までを独習。

同時にクラシックギターの、
小原安正先生の東京音楽アカ
デミーで、通信講座を受講

て、あの難しいトレモロの
ロドリーゴのアルハンブラ
宮殿の思い出まではマスター
していたので、コードの概念
は付いていた。

折しもフォークブームで、
ジョーンバエズ、P.P.Mなどに
親しみ、ギターのコード弾き
はある程度出来ていた。

渡辺貞夫のジャズ&ボッサで、
Lizaという曲のコードが、
かっこ良くて、ピアノで、
真似をし、チックコリアの
ビアノソロに入っている、
Noon song,Crystal silence
のコードが、斬新で驚き、
コピー本を入手していきなり
稽古。基礎練習は無視して
いた笑。

藤井貞泰さんのブルース教本
や、バークリーのビアノ教本、
バリーハリスのピアノメソッド
も面白く、ブロックコードの
サウンドが美しく、ジャズ
ピアノのスタイルを歴史的に
考察した、ジョンミーガンの
現代のジャズピアノスタイル、
第2、3巻は、極めて秀逸だった。

スイングスタイルの、アート
テイタムらの、ストライドピアノ
から、バドパウエル、ビルエバンズ
までの現代のジャズピアノ
スタイルを系統的に学ぶことが
出来た。

これらのコードパターンを押さ
えられるようになったので、
伴奏は出来るようになり、生徒
のレッスンには大いに役に立った
のだった。

並べてみると自分も、けっこう
いい教材でピアノを学んできて
いるな?

ジョンミーガンの本は、ビル
エバンズなどの実際に使っている、
使えるコードフォームが、全部
書いてあるのでとても参考になった。

60才までにピアノトリオのできる
ピアニストにの目標はかなり遅れて
いるが(笑)、楽しんでやっていき
たい。

動画は数年前に弾いたAll of me.



今朝の朝食、うまくできたので
アップ。やはり揚げ物が好き。

3/31菊地音楽塾、春の発表会は盛況!

3/31菊地音楽塾、春の発表会は盛況!

3/31、3年ぶりの発表会は、いつもの面々
+新人とギャラリー数名で盛り上
がる。

何年も続けているメンバーの安定
の演奏ぶりと、まだ楽器を手に
して半年の方の健闘ぶりも素晴
らしい。

以前は、大森スポーツセンター
など100人規模のホールでの発表会
もたびたび行って来ているので、
再び教室を盛り上げて行きたい
ものだ。

ホストバンドの、吉田敦さん、
関口宗之さん、遊びに来てくれた
Cozy、参加者、ギャラリーの皆様
有り難う御座いました。

打ち上げも50代から80代まで和気
あいあいで、菊地の周りに集まる
ある意味凄い人ばかりの集団、
楽しかったね?

さらに詳しく。

3/27 Cozy session

3/27 Cozy session

3/27亀有jazz38の、Cozy Shiozaki
session に参加。

以前に、瀬戸カオリさんに誘わ
れて参加した、愛媛県出身者の
セッションで、太い音でスイング
するギター奏者Cozy Shiozaki
は印象に残る。

いつか共演したいと思って
いた。たまたまタイミングが
合ったので、東京の西のはずれ
蒲田から、東の最果て葛飾の亀有
まで東京横断。

僕はサックスをキャリーカート
に載せて移動するので、上野駅
から地下鉄の移動は、階段が
多く閉口させられる。

なんとかたどり着くと、漫画の
亀有派出所の両津巡査のおで
むかえが。

オルガンの苅部さんと、Cozy
とセッション参加者のドラマー
とのセッションに参加できた。

太い音で、レイドバックとジャ
ストを使い分ける本物のジャズ
屋であるCozy と、ベースとコード、
メロディーをひとりで繰り出す
苅部さんとは、もう言葉は要ら
ない、音で、充分対話できた。

音だけで深い満足感を感じさせ
るCozyのギターサウンドをもっと
多くの人たちに知ってほしい。

Alone together,I can`t get
started,I`ll remember Aprill
Invitation etc.

終演後、早速お互い色々なアイ
デアを出し合い、予定を相談し
始める。このお店での共演も確定。

帰りは、スムーズな乗り換えを試
みて日比谷で降りて、有楽町へと
向かうと、有名ピアノブランド、
ベヘシュタインのショールーム
を発見したので、数百万円なり
のグランドピアノをじっくり
試弾した。

神戸のショールームによく出入
りしていたので、このピアノの
素晴らしさは良く知っている。

ショパンやドビュッシーが愛した
ブランドとしても知られている。

スタンウエイや、ベーゼンドルファー
に並ぶ超一流ピアノのとろける
ような美しい響きは特に、mp,pp
の時に美しく、思いつく限りの
曲を弾いていると時間がたつのは
忘れるほど。

、、、、、ああ、広いリビング
ルームにグランドピアノが置い
てあり、朝起きたら、コーヒー
を飲みつつ、このベヘシュタ
インのピアノを弾いて、

新しい曲や編曲の想を練ったり、
インブロの新しいパターンを
練習したり、ピアニストとして
のライブのレパートリーをさら
ったり、、、。

自宅にあるプールで、ひと泳ぎ
した後に、自家用ジェット機で、
そうか明日はシンガポールと、
シドニー公演か?

などと、夢想は広がるの
だった。(笑)

写真はMasayo ママから頂き
ました。有り難う御座いました。

市川の夜

市川の夜

3/24の夜は、いつも出演している
市川のh.s.trashの、初心者ジャム
に参加してみた。

と言うのは、お店に一番賑わって
いる、ライブまたはセッションは?
と尋ねるとその日だという。

大阪レッスンからの戻りの翌日
だが、今回は、行きは深夜バス
だったが、帰りは新幹線にした
ので疲れはそれほどでもない。

初心者ジャムと名打っていても、
見たところ年配者が多かった
ようだ。

最近は、年配者に見えても、
自分より若い人は多いので、音楽
関係者の見た目の若さが逆に
目立つのだろう。

皆さんジャズを楽しんでいるの
が伝わってくる。

管楽器が、女性トランペット
一名と、僕だけなので、
結局、インストも、歌伴も、
良かったらと駆り出されて、
ほぼ、出突っ張りだったが、
これが楽しかった。

インストでは、

It could happen to you,
Softly,Feel like makin’
love,Stella by starlight,
Root 66.

歌伴では、Love for sale,
Georgia on mind,
Coffee Rhumba、
伊勢佐木町ブルース、
Just two of us などに
参加、

ピアノでは、What a
wonderful world,
Fly me to the moon
などに参加。

What a wonderful worldは、
Cで記憶しているが、
D♭なのでほかの参加者が辞退
したところを助け船に。

うまい下手、プロかアマ
チュアかに関係なく音楽は
楽しむもの。

ラストの全員参加のRoot 66
は、全員にソロが周り、
大いに盛り上がっていた。

スタンダードナンバーを忘れ
ないで、スタンダードナンバー
を色々な楽器で、また
歌い手に合わせて色々なキー
でやるためにも、

また、音楽を愛する日本の
アマチュアの皆さんと触れ
合う意味でも、

こういう場所に参加する事は
とても意味があると思えた。

多大な貢献をさせてもらった
お陰で参加費は免除、持参
したCDも売れて、遊びに来た
だけなのに、皆さんに喜んで
貰えた上、完全黒字で(笑)
お店を後にした。

サックス奏者限定記事

サックス奏者限定記事

といっても、一般の方も良かったら、
興味があれば、お読みください。
●新入生:久々に、私の音楽教室、
菊地音楽塾にも女生徒が入門。
オジサンが多かったわが教室の平均
年齢の引き上げに貢献。
まだ始まったばかりだが、ピアノ歴
10年サックス初心者の彼女に、
吹き方のレッスンののちに、
キリスト教ではないが、移動読みの
洗礼が行われる(笑)。

歌い手なら、知っている曲、メロディ
を、キーを上げたり下げたりは、空気
のように当たり前のことだが、楽器で
それをやるには膨大な練習が必要
なのだ。

当塾でやっている、最も効率的なやり方
=移動度読みを紹介。固定読みしか知ら
ない人には、フランス語や、英語を初めて
習うようなカルチャーショックに違
いない。だけど60代から始めても
マスターできることが証明されて
いるので、安心して取り組むのが
良いだろう。

●リードの設定新アイディア:
さて、サックスのリードは、あのパス
カルの考える葦で有名な葦(あし)
という植物。

もう50年、いや子供時代も含めると
60年以上このでデリケートで気まぐれな
植物と付き合って来ている。

どれだけデリケートかというと、気温、
気圧、湿度の影響を非常に敏感に受ける
ほか、マウスピースにつけて激しく
振動させて音を出すので、当然劣化して
ゆくのである。最近の円安の影響で、
価格も爆上がりしていて、1枚1枚
が貴重なのである。

僕の好きな太くて乾いた、瑞々しさも
あるサウンドで、しかも適度な抵抗感
があるリードの状態を作るために。

いろいろと調整を加えるのである。
気圧や湿度の調整のためには、下ろし
たての新品の時は、冷蔵庫や、昔は
浣腸器といって注射器の太いような
ガラスのピストンの付いたやつを
もちあるいて、気圧の調整をして
いた事もあった。

本当にサウンドや反応が変わるの
である。

また、家でウオームアップして
いるときと、ステージに立って
いるときで、自分の興奮度が変わる
のか、体感するリードの抵抗感が
変わるので、

薄いリード(スタジオ録音など)、
中庸のリード(自宅)、
厚い抵抗のあるリード(ライブ用)
と3種類に分けて、使い分ける。

オーボエという楽器がある。この
楽器のリードは2枚を重ね合わせ
て作る。市販品も存在するが、
ほとんどは自分で作るそうだ。

面白い話は、オーケストラのオーボエ
奏者は、一番いい音が出るベストの
リードはチューニングの時に使い、
本番は二級品を使うという話が
指揮者の岩城博之の本に書いて
あった。

オーボエは最も音程が安定している
といわれ、オーケストラでは、オー
ボエの音にチューニングするので、
同じプロに聞かれるチューニング
では最高の音を出し、本番は、
ド素人の一般大衆なので、
二級品を使うという話。

今日の発見は、劣化してへたった
リードを、マウスピースに装着する
とき、普段の正しい位置より、必要
に応じて高くセットすると抵抗が
増して、音色はさておき、程よい
抵抗感で、気持ちよく吹けること
を再発見したことだ。

今更、新発見ではなく、以前から
知っていたことだが、思い出した
感じである。

リードというものは、劣化すると、
安っぽい品のない音になってゆく
ものなのであり、管楽器奏者に
とって、音は自分の人格、人間性
を表す顔のようなものなので、
貧弱で品のない音を自分に許す
ことはできない。

劣化したリードを元に戻すこと
は不可能なのだけど、高くセット
する事で、見事に気持ち良い抵抗
感で吹けるので、練習が楽しくなる。

これからの練習が楽しみで
ワクワクしてくる。

練習は、気持ちよく、本番は、
最高のリードをつけて、お客さま
には最高のサウンドを聞かせる
のである。

動画は3/15の市川h.s.trash


https://www.facebook.com/mutsuko.kaburaki/videos/940077720671775/

配信ライブのお知らせ

配信ライブのお知らせ

配信ライブのお知らせ

★3/15(金)市川h.s.trash live 

菊地康正/納谷嘉彦デュオライブ

配信案内ページ

ライブ詳細

納谷さんは、秋田県人。長らく名古屋
で活躍されて、比較的最近東京圏で活
動している、素晴らしいジャズピアニ
ストだ。ジャズって昔は、ポピュラー
音楽全体がジャズって呼ばれていた時
代がある。

僕は昭和28年生まれだが、ラジオで
戦後のジャズブームの記憶はある。

まだロックがそれほど発展していなか
ったので、都市部のキャバレーやクラ
ブでは、ジャズ、ハワイアン、タンゴ
バンドも活躍していた気がする。

僕らが20代までは、ハコバンド、い
わゆるキャバレーやクラブで毎日演奏
して月給をもらう仕事は存在していた。

その頃は、アメリカでは、公民権運動
で、人種差別に反対するキング牧師や、
ベトナム戦争などの時代。音楽は、
マイルス、コルトレーン系の音楽が流行
っていたのと、ビートルズ、ローリング
ストーンズ、レッドツエッペリン、
などのロック系の音楽もいいよいよ
成熟してきた時代。

ジャズ一辺倒でプロ入りした僕は、まず
名ドラマーの海老沢さんから、ファンク、
ジャズロック系の音楽を研究するように
指導を受け、また6年間在籍したつのだ
ひろさん、やはりドラマーから、ファン
クの楽しさを叩き込まれた。その後、
天才ドラマー村上秀一(ポン太)さんと
の出会いがあり、30歳で初リーダー
アルバムをポン太さんに叩いてもらい
衝撃とともに、グルーブに開眼するわけ
だ。

ポン太さんとともに参加した矢沢永吉
ツァーでは、スーパーロックスターの
あり方を目の当たりにして世界観が広
がった。同時に大先輩ジャズピアニス
ト世良譲さんと、名ドラマージミー
竹内さんとも長らく共演させていただ
いた。

スイング、ファンク、ロック、ラテン
とそれぞれ日本における超一流を体験
できたのが自分の財産。アメリカの
ジャズミュージシャンがやるスタン
ダードだけではなく、現在の内外の
ポピュラー曲も、やりようによって
はジャズになってしまう、これが最近の
僕のスタンス。

蒲田でも、以下のような曲を取り上げ
たが、納谷さんは手練れのジャズピアニ
ストなので、よりジャズスタンダード
寄りの選曲も可能なので楽しみ。近郊
の方はもちろん、配信もあるので、
全国の皆さん、良かったら聞きに来て
くださいね?
★Tristeza
★Felicidade
★I am a fool to want you
★It might as well be spring
★Fallin’ love with love
★Spring wind(Kose)
★Manhattan illusions(Kose)
★Everything (MISIA)
★What’s goin’ on
★New York State of mind
★ツナミ
★After the love is gone
近郊の方はもちろん、配信もあるので、全国の皆さん、良かったら聞きに来てくださいね?

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Cape Town, South Africa