はじめに
df
とdu
という、2つのコマンドを紹介します。
ハードディスクの容量監視をする上で、重要なコマンドなので、ぜひ知っておこう。
df
コマンドはディスクの空き領域を知るコマンド、
一方で、du
コマンドはディスクの使用量を出力するコマンドとなります。
各コマンドについて、オプションと具体的な実行例を紹介します。
実行環境
M1 Mac環境です。
macOS Big Sur (バージョン11.5.2) MacBook Air (M1, 2020) チップ Apple M1 メモリ 16GB
dfコマンドの実行例
df
コマンドを実行すると、ディスクの各空き領域のサイズを計算して表示してくれます。
オプションとしては、-lh
くらいがお勧めです。l
はローカルのみ、h
はサイズに単位をつけます。
あと、df
コマンドは、副次的に、ハードディスク全体のサイズや各割り当ても知ることができます。個人的には、主にこっちの使い方が便利かもですね。
ではでは、dfの基本的な実行例は以下の通りです。
#基本的な使い方 df -lh #Filesystem Size Used Avail Capacity iused ifree %iused Mounted on #/dev/disk3s1s1 228Gi 21Gi 49Gi 30% 553781 2393071179 0% / #/dev/disk3s6 228Gi 1.0Gi 49Gi 2% 1 2393624959 0% /System/Volumes/VM #/dev/disk3s2 228Gi 404Mi 49Gi 1% 1180 2393623780 0% /System/Volumes/Preboot #/dev/disk3s4 228Gi 616Mi 49Gi 2% 211 2393624749 0% /System/Volumes/Update #/dev/disk1s2 500Mi 6.0Mi 481Mi 2% 5 5119995 0% /System/Volumes/xarts #/dev/disk1s1 500Mi 7.5Mi 481Mi 2% 36 5119964 0% /System/Volumes/iSCPreboot #/dev/disk1s3 500Mi 648Ki 481Mi 1% 37 5119963 0% /System/Volumes/Hardware #/dev/disk3s5 228Gi 154Gi 49Gi 76% 1189578 2392435382 0% /System/Volumes/Data #/dev/disk2s1 5.0Gi 1.9Gi 3.1Gi 38% 60 52428300 0% /System/Volumes/Update/SFR/mnt1 #/dev/disk3s1 228Gi 21Gi 49Gi 30% 553724 2393071236 0% /System/Volumes/Update/mnt1
duコマンドの実行例
du
コマンドは、フォルダ・ディレクトリごとにサイズを集計して出力します。
また、デフォルトなら、作業ディレクトリ、および全てのサブディレクトリの使用サイズを集計します。
実際、サブディレクトを含めて全て展開すると、
表示が冗長なので、-h -d 1
あたりのオプションを用いてます。
-h
は単位表示、-d 1
は集計するディレクトリの深さを1階層のみにする設定です。
では、duの基本的な実行例は以下の通りです。
#基本的な使い方 du -h -d 1 #少し応用事例 with grep du -h -d 1 | grep -v '[.]/[.]' # 11G ./Research # 64M ./Music #248K ./ResearchMap_skume #509M ./Pictures #1.6G ./mecab-ipadic-neologd # 25G ./Desktop # 12G ./Library # 0B ./Public #860K ./Movies # 0B ./Applications #474M ./Dropbox #519M ./Documents #365M ./Downloads #797M ./miniconda # 53G .
まとめ
dfとduコマンドの実行時の違いを解説しました。
dfとduは時々使いますが、 実際、どちらがどっちだったかよく不明になります。 とりあえず、両方とも実行します。。