理科(小4下第13回):ろうそくも表を作ってごちゃまぜにならないように知識を整理しよう

塾学習,理科(4年生)

子供の学習(理科)

日本では外に出れば電柱と電線が目に入るのが当たり前ですが、海外ではイギリスのロンドン、フランスのパリ、中国の香港やシンガポールなどで無電柱化率が100%だそうです。ロンドンとパリは実際に行ったことがあり、印象に残っていますが、アジアでも進んでいる国があるのだなと思いました。

たしか、日本でこれをやろうとすると、軽く兆単位でお金がかかってしまうということだったと記憶しています。でも、日本は「借金がたくさん」あるとか言う割に、海外の国々を助けたりクーポンを発行したりで1000億円くらいのお金はポンと出てくる(?)ので、本気出したらしっかりすすむのではないかなぁと適当に考えています。

ちなみに、日本の無電柱化率は東京23区が8%で、大阪市が6%だそうです。全然進んでないと思うのが普通なのでしょうが、ゼロではないので、むしろ、進めようとはしているのだなと思ってしまいました。。。

ということで、娘が早稲アカで理科の後期第13回の授業を受けましたので、いつもどおり応援します。

概要

早稲田アカデミーでの、理科、予習シリーズ後期第13回は「物の燃え方」でした。

ろうそくは誕生日ケーキや花火でもよく使うので身近な存在ですね。でも、その仕組みを知らない人も多そうです。というか、私もその1人でした。そんな今回の予シリ後期第13回は「物の燃え方」のポイントを3つだけ挙げるとすれば、以下でしょうか。

空気の通り道とろうそくが燃え続ける条件:空気の通り道がないと、ろうそくが燃え続けることができないのは理解しやすいと思うのですが、どういうときに空気の通り道ができると言えるのか、は、ちょっとこんがらがる子が出てくるかもしれません。特に、「つつが短いとき」と、「長くても仕切りが間に入っているとき」はきちんと空気の通り道ができて、ろうそくは燃え続けられるわけですが、「なぜ空気の通り道ができるのか?」まで、きちんと理解できるまで予シリテキストを読みこみたいですね。

燃えた後の空気の変化:酸素が使われて二酸化炭素が増え、窒素は変わらないわけですが、数字が出されたり、□とか○とかの記号で気体のつぶが表されても正確に答えるだけの理解が必要ですね。

外炎、内炎、炎心:どんな反応が起きているのか、酸素の量、明るさ、温度、木やガラス棒を入れるとどうなるか。これらの情報が文章になって説明されています。文章になっているために、それぞれの炎についてわかりやすくなっているのですが、3つの炎を対比させようとすると、少々わかりにくくなってしまいます。こういうときは、やはり表の出番ですね。文章を理解して表へ。表を理解して文章へ。これでしっかりと理解することができるはずです。

七田式の理科ソング 物理・化学」では、関連する曲として「酸化のうた」がありました。とはいっても、ロウソクを燃やすと二酸化炭素ができるというだけで、さびとか燃焼とかスチールウールとかマグネシウムは今回の単元では直接出てこないので、あまり意味がないかもしれません。でも、酸化について幅広く歌で覚えることができます。覚えるのが苦手なお子さんや、3年生で理科の通塾準備したい方にはちょうどよいかと思います。

暗記ノート(補助教材)づくり

ここからが、恒例の補助資料作りです。毎回、暗記ノートと読ぶ補助資料を作っています。暗記ノートについては、以下のページで紹介しています。

私のサポートは主に絵を用意することになります。予シリに加え、参考書として「?に答える!小学理科」、「小学高学年 自由自在 理科」を使っています。「受験理科の裏ワザテクニック(「続 受験理科の~」・「続々 受験理科の~」もある)」に該当範囲があれば、これも入れます。また、Z会の入試に出る図鑑は「Z会 入試に出る植物図鑑」「Z会 入試に出る動物図鑑」「Z会 入試に出る地球・宇宙図鑑」がありますが、今回使うのは「Z会 入試に出る動物図鑑」と「Z会 入試に出る植物図鑑」ですね。「くらべてわかるできる子図鑑 理科」も導入しています。中学受験で大活躍!という話で用意した「スーパー理科事典」は出番なしです。さらに、私自身が読んでみて気になったところなどについては、Googleで見つけた画像や注釈をコピーします。これらをうまく並べ替えて、パワーポイントにまとめて資料集を作ります。

乾燥空気の組成。第12回で探した表の再掲です。

空気、酸素、窒素、二酸化炭素の中でろうそくの炎がどうなるか。「?に答える!小学理科」がわかりやすいですね。図だけとか、文章だけとかではなく、両方がコンパクトにまとまっているのを私は好みます。そして、娘も好みます。

ものの燃え方と空気の流れ。予習シリーズもさすがのわかりやすさですが、「その条件で空気の流れがどうなり、結果として炎がどうなるか」という結果が書いてないか簡素すぎるため、参考書の方がよいですね。これは「?に答える!小学理科」よりも「小学高学年 自由自在 理科」のほうが網羅していますね。

ものが燃え続ける3つの条件。空気の出入り、燃えるもの、温度なわけですが、そこから発展して「〇〇すると炎は消える」までイラストで紹介しているため、「小学高学年 自由自在 理科」の説明がわかりやすくなっています。

外炎、内炎、炎心。一番わかりやすいのは、流石に比べるという視点に特化している「くらべてわかるできる子図鑑 理科」でした。これに「?に答える!小学理科」の木の棒、ガラス棒、ガラス管を入れたときの説明を加えると完璧です。でも、復習に一番役立つのは、やっぱり自作の表です。

パラフィン。ロウソクの成分ですね。燃えると「二酸化炭素」と「水」ができます、という説明も、その仕組まで知っていると、よりわかりやすくなるし、記憶に残りやすくなるような気がします。

燃える前と後の気体の変化。これも「?に答える!小学理科」がわかりやすくなっています。イラストと、イラストに挿入されたことばの説明が絶妙ですね。

気体検知管。いらないと思いますが、「ふーん、こんなのもあるのね」という感じで。

蒸し焼き。そのうち習うのですかね。ときどきバーベキューをしますが、木炭の作り方を初めて知りました。

組分けテストの目標偏差値ごとの学習

偏差値50を目指すには

偏差値50を目指すには、文章とつなげて理解しやすくなる、写真や絵が掲載されているものを中心に覚えると良いのではないかと思います。

今回、写真を始めとして図表が用意されているのは、重力のあるなし条件下での炎、集気びんやつつの中に入れたろうそくの燃え方、七輪、空気の成分炎に関する酸素と窒素の特徴ろうそくが燃えた前後での空気の成分変化と石灰水3種類のろうそくの炎、ですね。太字は、問題集でもよく聞かれていた印象です。

偏差値60を目指すには

問題集はきちんと解いて、わからなかった問題は単に答えを書き写して終わりではなく、解説が用意されていればしっかりと読み、予習シリーズテキストに戻って周辺部を読んで知識をつないでおくと良いと思います。

いつもどおり、問題から答えを、答えを見て問題を説明できる、つまり、双方向に答えられることを意識したいところです。また、丸暗記するのではなく、なぜそうなるか?を意識したいです。例えば、ロウソクの炎に木を入れると焦げますが、燃える炎の部分を暗記するのではなく、なぜその炎の部分で焦げるのか?ということですね。表を使った整理は効率よく復習できますが、こういった理論をわかっていることが前提でないと効果が半減かと思います。

偏差値70を目指すには

満点をとって、やっと偏差値70を出せるかどうかというところですので、必然と満点を目指すことになります。問題集で穴を埋めて安心して終わりではなく、再び予習シリーズテキストに戻って知識をつなげるとか、参考書を併用して理解を深めることが要求されると思います。

もっとも、いつもどおりですが、組分けテストで満点を目指すよりも、サピックスなどを意識して、どうすれば知識の幅を広げられるかということを考える方が良いのではないかと思いながら学習を進めたほうがよいのかなと思っています。このあたりを注意しながら娘には学習を進めてもらっています。

*主観的な評価です。ステキ成績:点数か順位か偏差値が良いか、前回と比べて上がったなど、私と妻と娘で喜んだ成績です。むむむ成績:もう少し頑張れた気がするものの、きちんと復習することで挽回できそうな成績です。たいへん成績:一通り復習する程度では挽回できなそうな、苦手認定と本格的な対応が必要な予感のする成績です。

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Posted by ぜろパパ