「先人の知恵や古来の慣習に従え」とか、あるいは「みんな違ってみんないい」とか、それもこれも、つまりは商売でしかないんだなと思う、今日此の頃です。

 

Dort wo man Bücher verbrennt, verbrennt man auch am Ende Menschen.

 

惰性でやってる? 対策本部

 

新型コロナウイルス感染症対策本部、第80回(そんなにやってるのか)が開催されたそうで。

 

色々と仰っている首相ですが、これは、その後半です。

 

 次に、今回の全体像の第2のポイントは、ワクチン、検査、飲める治療薬の普及により、予防、発見から早期治療までの流れを強化し、早期対応を可能にするとともに、重症化リスクを減らすことです。

 

 具体的には、ワクチンについては、12月から3回目の追加接種を始めます。専門家の意見も踏まえ、2回目接種からおおむね8か月以降に、18歳以上の希望する全ての方が接種を受けられるようにします。
 

 治療薬については、今後の切り札となる経口薬の年内実用化を目指します。そして、薬事承認が行われれば、速やかに合計60万回分を医療現場にお届けします。更に100万回分も確保しており、今後とも必要な量を確保し、万全を期してまいります。
 

 検査も抜本的に拡充します。健康などの理由でワクチン接種できない方が、予約無しに、無料で検査を受けられるようにするとともに、感染拡大時には、ワクチン接種者を含め、無症状者でも無料で検査を受けられるようにいたします。
 

 これとあわせ、年内には、ワクチン接種証明書をデジタル化し、活用を進めることで、通常に近い経済社会活動を取り戻していきます。

 

 最悪の事態を想定した医療体制の確保、そして、予防・発見から早期治療までの流れの強化。これらの取組によって、感染拡大が生じても、国民の命と健康を損なう事態を回避することが可能となり、感染リスクを引き下げながら経済社会活動を継続できるようになります。

 

 

 

要は、ワクチン接種推進、経口薬開発、検査無料化、等々ちゃんとやってます、と。

 

だから、というわけではないけど、“ワクチン・検査パッケージ”もね、粛々とやっていきますよ、ということでしょうか。

 

 

概要なのに、この分かりにくさ

 

今回の決定事項について、一応、こんな「全体像」が示されてます。

 

 

 

*次の感染拡大に向けた安心確保のための取組の全体像(概要)

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/kihon_r_031112_1.pdf

 

 

いやはや何とも、一般国民の、今、何が為されようとしているのか「知ろう」という意欲を全力で萎えさせるかのような資料でして。

 

これはもう「真剣に読まなくても良いですよ」てか「真剣に読んでもらったら困るんだよね」ってことかと勘繰りたくなります。

 

 

ひっそり、こっそり、差別政策

 

こういう、非常に分かりにくい資料の中に、重要なことをひっそりと忍ばせておいてそして、何か批判された時には「いやいや、ちゃんと前から示してましたよ」とか言い逃れるためアリバイ工作をしているのが、お役所の常だったりするのでして。

 

 

以下「概要」ではなく、「次の感染拡大に向けた安心確保のための取組の全体像」文書PDFの方から引きます。

 

全5項目の内、4番目「国民の仕事や生活の安定・安心を支える日常生活の回復」に掲げてあるものです。

 

(2)電子的なワクチン接種証明のスケジュール・活用方法

 

イ ワクチン接種証明書の活用方法

 

〇 ワクチン接種証明書は、デジタル化に合わせて、海外渡航用だけでなく、国内での利用が容易となり、その活用が進むものと見込まれ る。

 

〇 国内では、民間が提供するサービス等においては、接種証明の幅広い活用が想定されるところであり、また、日常生活や経済社会活動における感染リスクを引き下げるために、飲食店やイベント主催者等が、ワクチン接種証明書の画面を確認することなどにより、ワクチン接種履歴を確認できるようにする。

 

 

そりゃね、高齢者の9割、国民全体でも7割以上の人が既に接種済みの今、ワクチン接種証明書の「利用が容易」になれば、まあ、実害を被る人は少なく、反対する声も小さいのでしょう。

 

 

けど、世に言う、接種済み者優遇、みたいな表現は生暖かく真実を歪めてます。

 

今、現に、種々諸々課せられている行動制限を接種済み者に限って外す、というのは優遇でも何でもありません。医療体制を拡充してくれれば実現することです。

 

逆に、ワクチン未接種というだけの理由で行動制限を継続する、それはもう、差別的とかではなく、はっきりと明確に自由侵害、差別政策です。

 

ぐだぐだ言ってないで、ワクチン接種すればいい、という話ではありません。

 

 

ワクチン接種後でも、感染するし、させもします。

 

それは厚生労働省自身が(大抵は小さい文字で、ですが)認めていることです(なので、ここで大きくしました)。

 

 

例えば6月・・・

 

現時点では感染予防効果は明らかになっていませんので、ワクチン接種に関わらず、マスク着用などの適切な感染防止策を行う必要があります。

 

(市役所から届いた「ワクチン接種のお知らせ」に同封、予診票裏の説明書)

 

 

11月になっても・・・

 

日本で接種が行われている新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症の発症を予防する高い効果があり、また、感染や重症化を予防する効果も確認されています。時間の経過とともに感染予防効果や発症予防効果が徐々に低下する可能性はありますが、重症化予防効果は比較的高く保たれていると報告されています。

 

そう、あくまでも重症化予防がメインなのです。

 

また、ワクチンの発症予防効果は100%ではないことを踏まえると、接種後も引き続き、感染対策を継続することが重要です。

 

とも言ってますし。

 

 

 

つまり、ワクチンを接種したところで、大切な人を守ることはできないし、社会を安全にすることもできないのです。

 

あくまでも、自身の発症、重症化・死亡リスクを下げているだけです。

 

そこら辺について、マスメディアは巧妙に薄め、あるいは避け続けてます。

 

 

もちろん、高齢者、基礎疾患のある人達にとっては、コロナといえども重症化リスクが高いゆえに、ワクチン接種もしたら良いと思います。

 

ですが、もともと、ローリスクの若年層・子供には、そもそも接種する理由がありません。

 

 

繰り返します。

 

感染するさせる、に関しては、ワクチン接種済みも未接種も、全く同等です。

 

いえ、むしろ・・・

 

老若男女を問わずワクチン接種することで、いわゆる「無症状感染者」を増やしている可能性もあります。

 

発症を抑えるとは、すなわち、本来発症している程度に体内でウイルスが増殖、体外に排出しているのに、咳・くしゃみといった症状は出ない、ということです。

 

その状態で普通に出歩き人と会話してしまうわけで。

 

つまり・・・

 

ワクチンを接種すれば、自身は安心だとしても、大切な人を危うくし、社会を危険にしている、とも言えるわけです。

 

 

実際(マスメデイアのほとんどは黙殺してますが)イスラエルや英国など、ワクチン先進国の惨状は、それを裏付けていると思います。

 

(マスメディアは例によって未接種者のせいだと言ってますが)近々ではドイツも危なくなってます。

 

何なら(これもマスメデイアのほとんど触れませんが)ずっと感染者も死亡者も少なかった東南アジア諸国において、ワクチン接種を始めた途端どちらも増え始めたというのだって、同じ理由からでしょう。

 

 

こちらを御覧ください。

 

 

 

第58回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年11月9日)

資料2-4 全国の新規陽性者数等及び高齢者のワクチン接種率等

 

 

まっさらな気持ちで眺めれば、ウイルスの都合で勝手に始まり勝手に終わっているだけの波も、マスメディアの手にかかると、なぜか「ワクチンの普及が感染減に奏功していることは間違いあるまい」という話になるわけで。

 

いや、ちょっとお待ちなさい。(検査数次第という側面はあるにしろ)むしろ、ワクチン接種が進みつつある中での第5波の、その波の高さの方が気になりますよ。

 

デルタ株の感染力が強かった、だけでは、今ひとつ納得いかないんですけど。

 

 

要するに“ワクチン・検査パッケージ”は、科学的でなければ論理的でもない。矛盾だらけです。倫理的側面でも間違っています。

 

 

にも係わらず「ワクチンを打てば安心・安全」という人々の思い込み、もしくは神話を正すことなく、むしろ、それに乗っかるカタチで推し進める・・・一体、何のため? 何が目的なんですか?

 

 

今まさに、新たな差別政策が始まろうとしているのに、自分はワクチン接種済みだから関係ない、と澄ましている人々は、だったら、日頃の「保守正論」も「リベラル提言」も、所詮は方便だったのね、ということになるのではありませんか?

 

人類史上、自身は差別を受ける少数派でないから、ま、関わりないし、どっちでも良いんじゃないかな、という多数派の姿勢が、幾度も悲劇を生んできたわけで。

 

 

自分はワクチン接種済みだけれども、それでも、接種済みと未接種とを分け隔て、待遇を異にする施策には、断固反対する、と言えばこそ、日々当たり前を生きる「保守」です。

 

 

自分はワクチン打ったけれども、打たないという選択も多様性として認めるし、そのことで差別が発生するのは間違いだ、と言えないのであれば、何事にも寛容を是とする「リベラル」に値しません。

 

一応、言っておくと、接種証明には期限があって、おそらく6ヵ月。その後は追加接種を求められますからね、必ず。アナタもすぐに被差別民です。唯々諾々とブースター接種を受ければ別ですが。

 

 

そんなわけで、海外では感染予防対策を掲げて監視・管理体制を強化しようとする政府と、それに反発し自由を求める人達が激しくぶつかり合ってます。

 

ですが、そこら辺も、マスメディアはほとんど報道しません。ネットですら、大きなプラットホームではシェアできなくなってます。

 

社会の木鐸なんて完全に死語。

 

マスもネットも、官僚も専門家も、(もちろん全てではないにしても)製薬会社の片棒を担いでるだけだと、そういうつもりでいた方が良いかもしれません。

 

 

言うだけではなく、ちゃんと結果を出して

 

ちょっと熱くなり過ぎました。

 

「次の感染拡大に向けた安心確保のための取組の全体像」に戻ります。

 

(5)今後のさらなる対応

 

〇 これまでの新型コロナウイルスへの対応を徹底的に検証をしつつ、以下の取組を進める。

 

1.今後の感染症への対応として、病床や医療人材の確保等について、国や自治体が迅速に必要な要請・指示をできるようにするための法的措置を速やかに検討する。

 

2.治療薬やワクチンについて、安全性や有効性を適切に評価しつつ、より早期の実用化を可能とするための仕組み、ワクチンの接種体制の確保など、感染症有事に備える取組について、より実効性ある対策を講ずることができるよう法的措置を速やかに検討する。

 

3.また、行政のあり方も含めた司令塔機能の強化等により、危機管理の抜本的な強化を検討する。

 

*次の感染拡大に向けた安心確保のための取組の全体像

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/kihon_r_031112_2.pdf

 

 

ほほう、ではありますが、今までが今までだけに、正直、どうなんでしょう。

 

いっそ「対策は全て意味がありませんでした」とでも言ってしまえば、みんなラクになるのに、とか思ったり。

 

それは政治的に無理だとしても、せめて「新型コロナは、当初想定したほど凶悪なウイルスではなかったので、これまでの対策は順次改めていきます」くらいアナウンスする勇気は出しても良いんじゃないかな、とか。


 

 

言うも詮無い気はしますが、とりあえず・・・

 

「徹底的に検証」、うん、お願い、Please.

 

「適切に評価」、うん、お願い、S'il vous plait.

 

 

「法的措置を速やかに検討する」「抜本的な強化を検討する」・・・

 

「検討する」、お役所的には何もしないということだ、なんて意地悪を言う人もいますが、うん、お願い、Bitte.

 

 

まずは「感染」と「発症」の定義を明確に。

 

その上で「感染やむなし」(むしろ当たり前)と覚悟し、それを前提として、如何にして重症化・死亡を減らすかに集中、です。

 

“ワクチン・検査パッケージ”は言うに及ばず、手段圧力と空気で社会的に強要されている感染予防対策は、もう不要。もう結構。

 

もちろん、個人としてやりたい人はやりたい範囲内でやれば良いと思います。ワタクシも、手洗い・うがい・換気くらいはします。保守にして自由主義者(リベラルじゃありません)ですから。

 

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冒頭枠内、“Dort wo man Bücher verbrennt, verbrennt man auch am Ende Menschen.”は、ハインリッヒ・ハイネ『アルマンゾル』から。

 

ナチスドイツによる焚書からホロコーストへの流れを「予言」していたとして、かなり知られていますね。

 

「本を焚くところでは、やがて人は人間をも焼くようになる」くらいの意味です。

 

 

今のところ「本」は焚かれてませんが、動画、アカウントは、バンバン燃やされてます。さすがに、直接人間が焼かれることはないでしょうけれども、このまま3回目、4回目、あるいは子供にも、という流れが続けば、結果的に多くの人が亡くなる、という事態は有り得るかもしれません。

 

もちろん、そうならないことを願っております。

 

が、「新型」とはいえ、かなりのことが分かってきて、当初想定したものよりも格段に弱っちい(弱っちくなりつつある)ウイルスに対して、「新型」ゆえに、長期的影響は誰にも分からない、分かるはずもないワクチンを、既に多くの人々が体内に入れているわけで。

 

「新型」ワクチンの人体への長期的影響については、どれほど理屈を並べたところで「未来予測」でしかありません。それを「安全」だと言い切るのは、専門家・科学者として不誠実です。ましてや「分からない」とすることさえ「デマ」だと断じるなど、傲慢も甚だしい。

 

おっと、また熱くなってしまいました。

 

 

最後に、もう一度。

 

「保守」も「リベラル」も静か過ぎやしませんか?

 

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色々と問題も多い弁護士会ですが、(たとえ無料になるとしても検査の煩雑さは変わらないわけで)この声明は素晴らしい。

 

 なお,政府内では,抗原定性検査やPCR検査により陰性であることの検査結果証明書にワクチン接種証明書と同じ効力を与えるという方法(ワクチン・検査パッケージ)も検討されているが,検査の煩雑性やその有効期間が短いと考えられること,また,検査のたびに相当な費用負担を強いられることからすると,結果は同様であり,前記の違憲性を払拭する理由にはならない。

 

 よって,当会は,ワクチンパスポート制度により,ワクチン接種の事実上の強制やワクチン非接種者に対する差別的な取扱いが招来されることを強く懸念し,このような制度の実施に強く反対する。

 

 

 

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こちら、小さな記事ですが・・・

 

(産経新聞11/13大阪6版13面生活)

 

 

これも少数派ということで、ほぼ無視されてきたことですが、マスクも手指消毒も、本来、自己防衛のためであって、色々と我慢してまでやることではありあません。

 

それで不健康になるなんて、まったくもってナンセンス。

 

「みんなしてるから」とか「こんなご時世だから」とか、そういう理由で強要してくる多数派、人のせいにする派には、ホント困ってしまいます。

 

「大切な人のために」は、自分が静かにそう在れば良いのであって、同じことを他人に求めた途端「わたしのために」へと変質し、その輝きは失われてしまうものです。

 

 

ワタクシ、そんなこんなで、すんごいストレス抱えているはずなのに、職場のストレスチェックでは問題なし、でした。

 

 

 

あー、もうっ。

 

「心身のストレス反応」に、感染予防関連の問があればなあ、と思ったり思わなかったり。それでもやっぱり思ったり、です。