2015年秋の論評コンテスト。私は全国大会のスタッフ、(コンテスト委員長)として日本語コンテストを取りまとめることになりました。

 主宰は神奈川地区(当時のディビジョンE)。馬車道トーストマスターズのK上さんを大会委員長として、各行事の責任者がそれぞれ神奈川地区内の各クラブから選ばれていました。

 

 そこからは、連日大会の打ち合わせが開始。

 日本語コンテストは神奈川トーストマスターズクラブの受け持ちということで、A藤会長にご了解を得て、人選に臨みました。コンテスト司会には先に全国大会に出場して波に乗るI黒さん、審査委員長には大ベテランであり、全国的な知名度も有るOさん。インタビュアーとして神奈川地区のアイドル?S水さん・・・。振り返れば、よくひとつのクラブにこれだけ個性的かつパワフルなメンバードンッが集ったものです。

 

会場は新宿にある東京オリンピックセンター。大会中の導線に始まり、当日のスタッフの配置、役割毎のタイムスケジュール、もしもの時の連絡網・・・。コンテストそのもの以外でも、コンテスト出場者の出欠確認と使用する小道具の確認。大会規定の周知、大会期間中のスケジュールの調整・・・考えながらの取り組みでした。ただ、以前に開催した新人戦やパーティ運営などの経験がここで生きてきたお陰か、運営のポイントを押さえることができたので、やることは多くとも必要以上に苦しくはなかったのは、ありがたいことでした。

期間中に身体の重さを感じ、一日一食生活を始めたことも有り、体重は10kgダウン減っていきました。周りに心配されましたが、体調を崩したわけではありません。

 

さて、準備中に一番考えたのが、テストスピーカーの人選でした。

論評コンテストとは、フィードバックの優劣を競うコンテストです。大会の流れとしては、ひとつのスピーチを聴いたうえで、そのスピーチのフィードバックをコンテスト出場者が行うというもの。

大会のコンセプトは「究極VS至高」、有名なグルメマンガみたいです汗。そのコンセプトに見合う最高のテストスピーカーを用意する様にとのこと。

その条件とはスピーチがうまくて、全国のトーストマスターに人気と知名度が有って、なおかつ意表を突くことができるような人・・・。

 

無茶行ってくれるぜ!そんな人居るかい!

 

・・・

 

・・・いや、居る。

 

ひとり、条件を満たす方に心当たりが有った私は、その方に依頼をすることにしました。

 

「W邊さん、テストスピーカー、お願いして良いでしょうか」